あるまこ~

ITコンサルタント&山岳ガイド協会公認 山岳ガイド&インターネットショップ ラブジアース店長&LOC代表の徒然日記。

【ロングトレイル21km】丹沢(大倉~丹沢山~蛭ガ岳~東野)

2013年09月22日 23時55分22秒 | ロングトレイル

夏の空気が戻ってて暑かった。暑く湿った空気が入っていて、大気が不安定でしたが、どうにか雨は降りませんでした。21kmの全工程のコースタイムは9時間50分、休憩入れて8時間で走破。全体的にルートがきれいに整備され、道標も整っているので、秋の紅葉にはおすすめです。3時30分起床、4時に家を出発。渋沢から臨時のバスが出発し、大倉登山口に予定よりも早く6時50分ごろ到着。


■行程

7時00分 大倉出発
9時15分 塔の岳 到着(5分休憩)
10時05分 丹沢山 到着(15分休憩)
11時30分 蛭ガ岳 到着(5分休憩)
14時00分 東野登山口 到着(5分休憩)
14時35分 東野バス停 到着


 

■標高・ルート長

出発時刻/高度: 06:00 / 297m
到着時刻/高度: 14:35 / 403m
合計時間: 8時間35分
合計距離: 21.26km
最高点の標高: 1640m
最低点の標高: 294m
累積標高(上り): 1866m
累積標高(下り): 1766m


■ルート概要

関東からアクセスの良い丹沢南北縦走。道標・エスケープルート・登山者も多く、比較的安全に挑戦できるロングトレイル。夏や雨が多い梅雨、秋等はヒルの被害があるので、それ以外の春や晩秋におすすめのルートです。

■ルート

大倉(標高290m)~6.5km~塔ノ岳(1491m)~2.5km~丹沢山(1567m)~3.0km~蛭ガ岳(1673m)~3.0km~姫次(1400m)~6.0km~東野(400m)

■ルート詳細

【大倉(290m)~塔ノ岳(1491m)】
いわずとしれた大倉尾根(バカ尾根)、土日は多くの人が訪れます。基本的には登りが続きますが、なだらかな斜面と階段が断続的に続きます。関東から近いために、年間通して登山者が非常に多く、岩場も少しあるので落石やすれ違いには十分気を付けてください。夏場の雨が降った時にはヒルに気を付けてください。ヒル対策としては、塩水を靴やゲイターにつけておくと登山道からの侵入を防げます。塔ノ岳山頂には通年営業の尊仏山荘があり、午前中からお昼ごろまでは多くの人が休憩しています。夜は、関東の夜景が見れるので、尊仏山荘泊で夜景を楽しむこともできます。道標は多く迷うことはまずないでしょう。

【塔ノ岳(1491m)~丹沢山(1567m)】
大倉尾根の登山者の多さからは信じられないくらい閑散としています。稜線上からみられる富士山がきれい見え、静けさと相まって、素晴らしい登山道です。途中に大きなベンチがあり、景色を楽しめ、身体も休められます。アップダウンは多少ありますが、そんなにきつくありません。道標も多く、ほぼ1本道なので迷うことはないでしょう。ただし、巻き道があるので、登山地図で確認してください。

【丹沢山(1567m)~蛭ガ岳(1673m)】
とてもよく開けた展望がきき、高度感のある稜線です。丹沢山塊全体が見え、すっかり山の中に入ったようです。くるぶしからひざ下くらいの笹道でとても歩きやすいですが、今までの道幅よりも多少幅が狭くなっているので、すれ違い時はお互い気を付けましょう。蛭ガ岳までの稜線が全部見え、稜線歩きが好きな方におすすめです。ほぼ日影がないので、日よけ、帽子、バンダナ、サングラス等は必須装備です。

【蛭ガ岳(1673m)~姫次(1400m)】
蛭ガ岳からの頂上直下から姫次への登山道は、長い木道・階段が設置され、非常に歩きやすくなっています。近年大規模な土砂崩れが起こったみたいで、新しい木道が設置されています。この頂上直下の土砂崩れの地帯は、大雨の時は十分注意が必要だと思われます。道標は比較的少ないですが、赤テープがあるの注意して進みましょう。ただし、幅広尾根上の地形を斜めに下りながら進む登山道で、落ち葉の時期や雪解け時期では道が不明瞭になる時期もあるので、注意してください。この稜線は、ベンチ等の休憩場所がほぼなかったです。

【姫次(1400m)~東野(400m)】
八丁まではなだらかなアップダウンがあります。八丁からの下りは、約1000mの急坂を一気に下る厳しいルートです。逆ルートでは、大倉尾根よりもきつい登りになるでしょう。


■写真

↓ススキも見え始めていましたが、

↓真夏くらいの日射でした。

↓大陸性の高気圧に覆われていましたが、湿った空気が入っていました。

↓蛭ガ岳の下りはよく整備されていました。

↓八丁坂の下りは、急坂が続きます。

↓東野~やまなみ温泉、やまなみ温泉~藤野駅までのバスの乗り換え。


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