【山岳ガイド】一次試験(筆記試験)

麹町で山岳ガイドの筆記試験があった。受験者は、登山ガイドが40名程度、自然ガイドが2名？、山岳ガイドが5名。全員で50名くらい。

筆記試験4科目、小論文1題。想像してた試験とだいぶ違ってた。出題内容ごとに求められる知識の深さが異なってて、一部は非常に細かいことを記憶していないとできない問題や、○×形式で(いっけん)簡単な問題も数多くあった。○×問題は、詳しい状況が書いておらず、どっちにも取れるので、だいぶ迷った。受かっていることを祈る。

下記は、記憶している範囲での出題内容。

■共通科目 基礎的知識(10:00～10:50)
１．里山の動植物
　・里山に生息する動物や代表する樹木の名前を問う問題
２．気象
　・雲の動き・名称や自然現象からの観天望気を問う問題
　・一般的な低気圧・高気圧の仕組みを問う問題
３．環境意識が高まる推移
　・近代の文学やサミットなどの年代と内容を問う問題
４．植生の垂直分布
　・高山帯～亜高山帯～山地帯～低地帯
　・高山草原～針葉低木林～落葉広葉樹林～常緑広葉樹林
５．積雪と弱層
　・新雪からざらめ雪、弱層ができる過程の雪の状態変化を問う問題

■共通科目 ガイド業務関連知識(11:10～12:00)
１．法律(50点)
　・旅行業法、自然保護法、自然公園法、自然環境保全法、河川法、森林法について内容を深く問う問題
　・ラムサール条約、世界遺産条約、リゾート法などの内容を問う問題
２．ガイド業務について(50点)
　・ガイド業務の、準備、責務、旅行業者法(料金設定)や道路運送業務(クライアントの運搬)に抵触する業務、実施に関する問題

■専門科目 山岳ガイド専門知識(12:50～13:40)
・同時/隔時登攀のガイディング方法
・一般的な山域の特徴(富士山と剣岳)
・ショートローピングの基礎
・関東および黒部周辺の沢について(沢の名前と河川)
・ガイドの心得(準備、行動中、危険の予測)

■専門科目 安全管理(※１～３で40点、４～６で60点)(14:00～14:50)
１．ガイド一般知識
２．意識不明者の救助
３．雪崩の発生と埋没者の救助
４．水分の摂り方
５．高齢者のトレーニングや身体的特徴
６．安全管理の一般(高山病、栄養分の摂り方、トレーニング方法)

■小論文(15:20～16:10)
「お客様に伝えたいこと」というお題。