「いよいよ、走りの詩のアップの月になりましたね。」と影田
「ほんとだよ。とうとう来てしまったなあ。」と川端
「男たちの全力疾走。あの4人の男たちの走るドラマが川端さんの詩で
甦るわけだ。何ともありがたいです!」と影田
「影田氏、期待してくれてありがとう。」と川端
「オレ、ちょっと席を外すから。すぐ戻ってくる。」と川端がいって、
ファストフード店のテーブルからそそくさと離れていった。
少しして川端が戻ってきて、会話が再開された。
「あまり長く席を外すとアイスコーヒーはともかく、フライドポテトが
冷めてしまうからな。」と川端
「おっしゃるとおりです。」と影田
「ところでアップする原稿の浄書は進んでいるんですか。」と影田
「一度やってだいたいは終えているよ。もう少ししたら
本格的に仕上げていくつもりだ。」
「貨物列車に例えれば6両連結だもんな。」
「レース前、そして一走からアンカーまで、そしてレース後だね。」と川端
「この貨物列車が最後全部連結すると、ジャキ~ン、とすごい金属音が
するでしょうね。」と影田
「ほんとだね。(笑)」と川端が返した。