私の3回戦の相手は本橋七段だった。
2011年6月の大会で1回戦で対戦し、私が7目勝ちした相手だ。
このときのことは2011年7月7日のこのブログに詳しく書いている。
とにかく本橋七段は強い選手で、勝つのは容易ではない。
私は気合を入れてぶつかっていった。
対局が始まり、白は地を取り、反対に黒は中央を厚く打つ展開となった。
中央に厚い碁は攻められにくいが、反面地に甘くなってしまう短所がある。
さっそく白は右辺の白陣から中央に進出してきた。
黒は何とかその進出を止めたいが、よい着点が見つからない。
考えられる着点は3つあったが、この中によい手が見つからないため、
私は消去法で探すことにした。よい手を探すのでなく、
ダメな手を排除し、最後に残った手を打つことにしたのだ。
そうして読んでいくと、まずだいたいダメ、という着点が2つあった。
残った1つは成立するかどうか微妙だったので、その残った1つの着点に
打った。
数手進む中で本橋七段にミスが出た。白は外側の黒石に対して
アタリを先手で打つことができたのだが、白はそれを打たなかったのだ。
(黒はアタリにはつぐ一手だが、アタリにより黒石に断点ができる)
なので黒は手番が回ったときそこをつぎ、白からアタリされる手を防いだ。
それにより黒は外側の黒が傷のない頑丈な形になり、中央に進出している
白を強く攻められる体勢が整ったので思いきり白を攻めてみることにした。
白はアタリを打たなかったことで、白石だけが一方的に攻められる形に
なり苦しい展開になった。その後、手数はだいぶ進んだが、
結果は攻められた白石がそのほとんどの石を取られてしまい、
白の投了となった。
検討では白がアタリを打たなかったことが敗因、ということで
意見一致した。
これで私は決勝進出を果たし、もう一方のヤマを勝ち上がった
渋田七段とAクラス優勝をかけて対戦することになった。
以下続く(今週末に載せます)
2011年6月の大会で1回戦で対戦し、私が7目勝ちした相手だ。
このときのことは2011年7月7日のこのブログに詳しく書いている。
とにかく本橋七段は強い選手で、勝つのは容易ではない。
私は気合を入れてぶつかっていった。
対局が始まり、白は地を取り、反対に黒は中央を厚く打つ展開となった。
中央に厚い碁は攻められにくいが、反面地に甘くなってしまう短所がある。
さっそく白は右辺の白陣から中央に進出してきた。
黒は何とかその進出を止めたいが、よい着点が見つからない。
考えられる着点は3つあったが、この中によい手が見つからないため、
私は消去法で探すことにした。よい手を探すのでなく、
ダメな手を排除し、最後に残った手を打つことにしたのだ。
そうして読んでいくと、まずだいたいダメ、という着点が2つあった。
残った1つは成立するかどうか微妙だったので、その残った1つの着点に
打った。
数手進む中で本橋七段にミスが出た。白は外側の黒石に対して
アタリを先手で打つことができたのだが、白はそれを打たなかったのだ。
(黒はアタリにはつぐ一手だが、アタリにより黒石に断点ができる)
なので黒は手番が回ったときそこをつぎ、白からアタリされる手を防いだ。
それにより黒は外側の黒が傷のない頑丈な形になり、中央に進出している
白を強く攻められる体勢が整ったので思いきり白を攻めてみることにした。
白はアタリを打たなかったことで、白石だけが一方的に攻められる形に
なり苦しい展開になった。その後、手数はだいぶ進んだが、
結果は攻められた白石がそのほとんどの石を取られてしまい、
白の投了となった。
検討では白がアタリを打たなかったことが敗因、ということで
意見一致した。
これで私は決勝進出を果たし、もう一方のヤマを勝ち上がった
渋田七段とAクラス優勝をかけて対戦することになった。
以下続く(今週末に載せます)