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長島 潤 Sing a mindscape

jun nagashima singer-songwriter

ゴーゴリ「外套・鼻」

2022-11-14 10:30:00 | 

再読のための覚え書き


外套・鼻 

ニコライ・ゴーゴリ(1809-1852

平井肇訳


風刺の効いた二作品。


《外套》

単調な仕事を誠実にこなす役人のアカーキイ・アカーキエウィッチは、背が低く、禿げ上がり、顔にはあばたがあるという冴えない風貌で、同僚のからかいの対象だった。


厳しい寒さが迫るペテルブルグ。手持ちの外套は傷み過ぎて繕えず、大枚を叩いて新調するが……


《鼻》

理髪師のイワンが朝食を食べていると、パンの中から人間の鼻が出てきた。どうやら常連客で役人のコワリョーフの鼻を削ぎ落としてしまったものらしい。


自分の鼻がないことに気付いたコワリョーフは、街中で偶然、自分の鼻が歩いているのを見つけるが、足早に逃げられてしまう……



2022.11.13読了


外套・鼻

岩波文庫

1938120日初版発行

197751033


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