徒然ウォッチング

エリアマネージャー日記。Q.O.L.がテーマです。

66才の本業回帰

2008-08-13 | アート
ちょうど一週間前の8月6日、ベストアルバムを発表したジルベルト・ジル氏、66才。
彼は先月末で五年間務めたブラジル文化相を辞任、これからは「本業」の音楽家としての活動に専念するのだとか。

2003年1月に発足したブラジルの労働党政権の大統領、ルーラ氏からの強い要請で文化相に就任。一時は足が遠のくかと噂された音楽活動も年間70回以上もの公演をこなすなど、精力的に活動していましたが、「彼(ルーラ大統領)は私が自由になることを許してくれた」の言葉からは、音楽活動にさらに集中したいという希望が氏にかねてから強くあったことを物語っています。

そもそも政治家というより、ジル氏は社会活動への意識が高い人として知られていました。サルヴァドール市の文化局長を務めたり、環境保護団体の「青い波基金」の創設をしたり、たしか緑の党の党員でもあったのだけれど、5年前に発足したルーラ政権下の労働党で五年間務めながらも、本業の音楽活動もペースは落としても停止せず、多方面に精力的な活動を継続していました。

ボサノヴァ、レゲエ、サンバは勿論、POPにタンゴまで…幅広い音楽領域をクロスオーバーしたサウンドは、彼独自の世界を構築しています。

久々の日本公演も近いという噂?たのしみです。






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