妄想ジャーナル

 神仏から日常のささやかなことまで
  ネットという海を得た管理人の妄想はもう誰にも止められない。

韓国社会の因習と統一協会の罠 (後編)

2014-05-10 22:08:28 | 日記

 頑張るなよ。
 日本の花嫁たちに管理人は言いたい。
 飢えた目で全身を嘗め回してくる女がほしいだけの花婿と、目を血走らせて持参金を数えているその家族とに、恐れをなして、「話が違う」と逃げ帰ってきなさい。
 実家はきっと暖かく迎え入れてくれるから……。
 だけど、それでも頑張っちゃう娘ってのがいるんですよね。
 いや、ここは”だからこそ”と言い換えたほうがいいのかな。

 地下鉄サリン実行犯・外科医林郁夫もそうでした。
 この人も“だからこそ”頑張った。
 出家する前はいいことばっかり言われていた。
 オウム付属病院は大学病院並みの設備があり、有能なスタッフが揃っていると。
 子供たちの勉強には、優れたカリキュラムをもったオウム真理学園があると。
 だけど、聞くと見るとじゃ大違い。
 付属病院は貧弱な設備しかなく、ベッドにはゴキブリが這い回り、スタッフは経験不足の素人同然。
 真理学園にいたっては看板さえもなし。
 それでも林郁夫は踏みとどまった。
「話が違う」と逃げ帰れば、サリンを撒くこともなく、一家で幸せに暮らせたろうに──。
 だからこそ自分がやらねばならない。こんな劣悪な環境下でも信者の健康を守ってやれるまともな医師は自分しかいないのだと、林郁夫は出家の決意を固めてしまったのです。

 現在、故・文鮮明というヒヒジジイの策略どおりに、韓国の貧農家で歯を食いしばっている日本の娘たちも“だからこそ”と頑張っています。
 アダムとエバの神話も知らず、横暴で、がさつで、強欲な夫に幻滅しても、しかしだからこそ頑張らなければならない。こんな夫こそ神の元に導いてやらなければならない。そしてそれは自分しかできない。いやこれこそ神が自分に与えたもうた“使命”なのだと頑張っているのです。

 頑張るなよ。
 管理人は言いたい。
 逃げて帰ってこい。
 管理人は言いたい。
 あなたたちは文鮮明を信じているのではない。
 そう思い込んでいるだろうが、実際は違う。
 文鮮明をキリストと信じたのは誰か?
 あなたたち自身である。
 すなわち、あなたたちが文鮮明をキリストと信じると言うとき、
 それは、そう判断したあなたたち自身を信じていると主張しているのに過ぎない。
 あなたたちが文鮮明を絶対に信じていると言うとき、
 それは、自分の判断は絶対に間違いないと主張しているだけなのである。
                                              



                                                                                               
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韓国社会の因習と統一協会の罠 (中編)

2014-05-10 18:33:37 | 日記

 さて、この“試し腹”の因習と統一協会がどう絡んでくるかというと、それは《合同結婚式》です。
 霊性を見てマッチングされたという、まだ見ぬ男女の数千組が一堂に会して結婚式を行う、統一協会の一大イベントです。
 むろん“霊性を見て”というのは建前で、事前に「人種にこだわりがあるかどうか?」というアンケートがあったり、広告塔の桜田淳子のように影響力の高い信者は社会的地位の高い人と、また、これは噂でしかないですが、献金額の低い女性信者は韓国の農村に嫁せられるのだといいます。
(説明するまでもないでしょうが、統一協会とは韓国に根城をもつ新興宗教です)
 そしてこの“韓国の農村”が曲者で、花婿も敬虔な統一協会の信者というのなら、まだしも花嫁の家族も諦めがつくのでしょうが……たとえ合同結婚式に反対していたとしても「本人の選んだ道なんだから仕方がない」と諦めもつくのでしょうが……花婿はただガツガツした目で日本からの花嫁を見るだけなのでした。
 花婿はかたちばかりの協会員で、正体は飢えた獣でしかなかったから。
 ご同様に韓国の農家も嫁不足。そこで降って湧いたような「統一協会に入信すれば日本の娘が嫁に来る」という、それも「信心の力で牛馬のように働いて不満も言わず、しかも分厚い持参金が付いてくる」という、余りにうますぎる話に一も二もなく飛びついただけで、統一協会の教義などろくすっぽ知らないというケースがほとんどなのでした。

 そんな現状を見て、直ちに日本に逃げ帰った花嫁もいます。
 しかし、それでも踏みとどまった花嫁もいます。
 その数は今までに4000人を越えるとか……。

 韓国は未だに男尊女卑社会であって、夫は当たり前のように妻を殴り、いっさいの口答えは許さないとは聞いていました。(女は三日殴らなければ狐になるのだそうです)そしてその傾向は、農村社会で、それも貧富の階段を下りていくほどひどくなると聞いていました。そして日本の花嫁たちがマッチングされるのは、まさしくそうした貧農の家が多いのだとも聞いていました。
 ですから、そこで日本の生真面目な娘たちがひどい目にあっていないか、他人事ながら、管理人も心配はしていました。
 けれどもまさか“試し腹”に象徴されるような、そんなにも女性が蔑視されるようなところだったとは……。
 もしも娘が生まれれば、戦わなければならないのは生活苦だけではないことになるのです。

                                                          
                                                                                               
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