窮鳥懐に入らば猟師もこれを撃たず──
あ、違った。
目の見えない者が花壇に踏み込んでも、罪を問われることはない──
これが近代刑法の精神ですから、退行現象を起こしている麻原彰晃が死刑になることはまずないでしょう。
でも、それでいいと管理人は考えています。
麻原の逮捕時から周囲をずっと心配させていたのは、ゴルゴダの丘で処刑されたイエス・キリストのように、麻原が殉教者になることでした。
被告席で声も高らかに弾圧された真理の魂を演じられでもすれば、地下にもぐったオウムの実行犯グループがいっせいに武装蜂起する事態となったかもしれません。
あるいは「今世の革命は失敗した。再び来世で終結しよう」などと獄中で自殺されてしまったら、一般信者を巻き込んだ集団自殺事件が後を絶たなかったところでした。
それをうまいことに麻原が自ら生き意地の汚いところを晒し、これ以上のない醜態を見せつけてくれたのですから、殉教者になる心配は100%なくなったといっていいでしょう。
これで“たまたま”不心得の刑務官がいて、病舎でブタのように暮らしている麻原の動画がネットに流されてしまえば、オウムの息の根を完璧に止めることだってできるのです。
それでも、なぜ、あの男がのうのうと生きているのかと不満に思われる遺族の方もいらっしゃるでしょうが、今さら、あんなブタ一匹吊るしたところで、何の溜飲も下がりはしません。
でしたら、ブタとして生かしておいて、殉教者となった麻原が地下世界でこの先何十年と崇拝されるような、そんな未来図を阻止することこそ最善のオトシマエというものではないでしょうか。
もしも万が一詐病であったとしても、それはそれで正気を保ったまま死ぬまで糞尿の海を転げまわらなければならないのですから、これも最善、稀代の黒魔術師・麻原彰晃にふさわしい地獄と思われます。
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