かすれた音をたよりに近づいてみると、葉の影に鳥が
倒れうずくまっているではないか。
それは痛みに堪えきれなくて、無意識に漏れる鳴き声
だったらしい。
「小さなフクロウみたいだよ、雨もひどいしこのまま
放っておいたら死んじゃうよ。」
ぼくはびしょ濡れのフクロウを背中にのせると巣穴へ
戻った。
薄暗い部屋の中で、まん丸の瞳がジッと見つめている。

「どこ?」
「ココはアルマジロの巣、ケガをしているからもう少し
寝ると良いよ。」
その言葉に安心したのか、フクロウは目を閉じると
再び眠りに堕ちていった。
「鳥と喋れると思わなかった。」
初めての経験に驚き呟いたぼくに、でんマイが笑いながら
言う。
「心から話したいと思えば、通じるもんだよ。」
倒れうずくまっているではないか。
それは痛みに堪えきれなくて、無意識に漏れる鳴き声
だったらしい。
「小さなフクロウみたいだよ、雨もひどいしこのまま
放っておいたら死んじゃうよ。」
ぼくはびしょ濡れのフクロウを背中にのせると巣穴へ
戻った。
薄暗い部屋の中で、まん丸の瞳がジッと見つめている。

「どこ?」
「ココはアルマジロの巣、ケガをしているからもう少し
寝ると良いよ。」
その言葉に安心したのか、フクロウは目を閉じると
再び眠りに堕ちていった。
「鳥と喋れると思わなかった。」
初めての経験に驚き呟いたぼくに、でんマイが笑いながら
言う。
「心から話したいと思えば、通じるもんだよ。」