ポロンアルマジロ

フェアリーサイズのポロンアルマジロが見つける幸せのカタチ!?

ポロンのでんでんマイマイ (連載19日目)

2013年03月30日 09時38分26秒 | 童話『ポロンのでんでんマイマイ』
「やだ、やだ、いやだ~!!」
甲冑の中で泣きじゃくるでんマイに、想いを解ってほしくて
言葉を紡ぐ。
「ぼくのダイジな でんマイ、キミには生きていて欲しいんだ。
生きている限りぼくはキミを忘れない、忘れたりしないよ。
約束する、キミがずっと幸せでいられるよう ぼくはいつだって
キミの幸せを祈り続けているからね。」

しぶしぶと甲冑から出てきたでんマイを、ぼくはぎゅっと抱きしめた。
ちいさいけど温かく柔らかなでんマイ。あの感触は今でもカラダが
憶えてる。
ココで別れたら、おそらくもう二度と逢えることは叶わないだろう。
後先無しにこのまま連れて行ってしまいたい衝動をぐっと閉じ込め
ぼくは、でんマイを木片のすきまから外へ押しやった。

3月29日(金)のつぶやき

2013年03月30日 04時23分26秒 | Twitter

ポロンのでんでんマイマイ (連載18日目)

2013年03月29日 09時40分40秒 | 童話『ポロンのでんでんマイマイ』
悲鳴にも似たその声を包み込むように、ぼくは殊更ゆっくりと
語りかける。
 「分かるだろ でんマイ、ぼくはこの箱からは出られない。
だけど小さなキミなら出られるよ。
       棲家へ帰るんだ、森はキミを守ってくれる。」
 「ポロンのいない森なんて意味がないよ。
               ポロンと一緒が良い!」
でんマイにとっても譲れない選択になることは、解っている。
だけど今のぼくにとって、でんマイを守れる方法はこれしか
思いつかない。
 「あの森にはタンタンの葉がある、それにアルマジロが棲む
森だ、あそこにいればいつか気の合うアルマジロに出会える
チャンスもあるさ。
ココはまだ森の匂いがする、きっと帰ることができるから。
だけどこれ以上一緒にいることにこだわって、もしもトモダオレ
なんてことになったら、ぼくは悔やんでも悔やみきれないよ。」

 「ぴゅ~~~~~ぅ ぴぷぴぷぴぷ」
聞き覚えのある声がした。
シシが近くにいるらしい、ぼくらが捕まったのを聞きつけて
追って来てくれたんだ。
 「今ならシシが外にいる、確実に森へ帰れるチャンスだよ。」


3月28日(木)のつぶやき

2013年03月29日 04時20分45秒 | Twitter