かすれた音をたよりに近づいてみると、葉の影に鳥が
倒れうずくまっているではないか。
それは痛みに堪えきれなくて、無意識に漏れる鳴き声
だったらしい。
「小さなフクロウみたいだよ、雨もひどいしこのまま
放っておいたら死んじゃうよ。」
ぼくはびしょ濡れのフクロウを背中にのせると巣穴へ
戻った。
薄暗い部屋の中で、まん丸の瞳がジッと見つめている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/80/038b6239ffccdf2e7e30db1f0dcf6544.jpg)
「どこ?」
「ココはアルマジロの巣、ケガをしているからもう少し
寝ると良いよ。」
その言葉に安心したのか、フクロウは目を閉じると
再び眠りに堕ちていった。
「鳥と喋れると思わなかった。」
初めての経験に驚き呟いたぼくに、でんマイが笑いながら
言う。
「心から話したいと思えば、通じるもんだよ。」
倒れうずくまっているではないか。
それは痛みに堪えきれなくて、無意識に漏れる鳴き声
だったらしい。
「小さなフクロウみたいだよ、雨もひどいしこのまま
放っておいたら死んじゃうよ。」
ぼくはびしょ濡れのフクロウを背中にのせると巣穴へ
戻った。
薄暗い部屋の中で、まん丸の瞳がジッと見つめている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/80/038b6239ffccdf2e7e30db1f0dcf6544.jpg)
「どこ?」
「ココはアルマジロの巣、ケガをしているからもう少し
寝ると良いよ。」
その言葉に安心したのか、フクロウは目を閉じると
再び眠りに堕ちていった。
「鳥と喋れると思わなかった。」
初めての経験に驚き呟いたぼくに、でんマイが笑いながら
言う。
「心から話したいと思えば、通じるもんだよ。」