Der König Hat Eselsohren

小原古邨@太田記念美術館



めちゃくちゃ久しぶりに美術館に行かねば!と思ったきっかけは、この踊る狐の展示は2月24日までです!というツイートが流れてきたから。

それまでは、もう、ホント死ぬかと思うくらい忙しすぎて、先週末は本当に久しぶりにちゃんと掃除したぞ!くらいの状況。
美術館の情報を調べてるどころじゃないぞ、ってところだったし、実のところ、今だって、そうそうのんびりしてられるわけではないのだが、ここらでちょっと体勢を立て直さねば。

ということで、今、月に2回は日曜にワインスクールに行ってるので、それがない時には美術館に行こうか、と。

で、まずは狐だよ!
つーか、小原古邨、前にTVで見たよね。
元々絹本で描くのに、わざわざ木版画にしてるって。
しかも日本では忘れられた存在。

実際、TVで見た作品がいくつも展示されてたし。
しかも、木版画?!と思うくらい、異常なまでに細密だし。

ただ、細密さという点では、画稿の時点でも尋常じゃなく細密なのだろうが、それ以上に彫師・摺師の技術も尋常ではない。
一体どうやって彫ったのか。
一体どうやって摺ったのか。
版木何枚使ってんだ?!

あまりに尋常ならざる状態なので、却って、版元による違いがだんだんわかってくる。
大正期以降は、まぁ、版元の方針が違いすぎて、明らかに別物なのだが、明治期でも、版元が違うと雰囲気がちょっと違う。
ただそれでも、明治期の二つの版元、秋山武右衛門と松木平吉、とてつもない技術なのだが。
こんなもん、木版画で表現できるのか?!と、目を疑う代物。

ざっと2周したのだけれど、そうすると版元の違いが感じられるせいで、大三切判のものが版元も含めて研究課題、というのがよくわかる。
上に上げたどっちの版元とも違うのだ。

面白いなぁ。

で、展示替え。
なんと前期後期で全部入れ替わるんだと。
前期行っといて良かった~♪
後期も行かねば!!
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