Der König Hat Eselsohren

LIVE in NY遠征 5日目

夜中、暖房が暑くて目が覚めたりした分、目が覚めてからもだらだらすることにした。
といっても、どうしても6時に目が覚めるんで、TVをつけてそのまま放っておいただけで、どうにも、だらだらするにも限度がある。

出掛ける準備をしながら、PCをネットに繋ぎっぱなしにしておいたら、Facebookに、さっきまでなかった赤い表示が。

Marcから、RüdeにSMS送ったよ、という返事が来ていた。

9時20分。
今頃かい(笑)

でも、早速ありがとう!と返事を出す。

結局、こっちで携帯を借りても、一切届かなかった可能性がある、ということだ。
RüdeやMarcはもちろん、Peterにも。
本当のところはわからないが。
でも、Marcがホントにいい人だ、ということだけは間違いない。

しかし、今、MarcがRüdeに知らせてくれたとしても、まだ起きてないんじゃないかな(笑)

しかも、NYにいるのは水曜日まで、ということしか聞いていないから、向こうの日程がどうなっているのかはわからないけれど、Marcがこの時間から活動しているということは、もし万が一、連絡が取れたところで、今日はもうそんなに時間の余裕はないだろう。

まあ、いいよ。
どのみち今日はハイラインを見に行こうと思っていたんだから、もし連絡があって、時間が少しでもあるようだったら、ホテルの場所を聞いて会いに行けばいいし、連絡がなきゃないで一向に構わない。


地下鉄でチェルシーを目指すべく、駅へ。
ちょうど電車が行ってしまったばかりらしいので、路線図を確認していると、ふとあることに気づいた。
明日、空港へ行くのにタクシーで行こうと思っていたけれど、一駅となりのAtlantic Ave.からロングアイランド鉄道に乗ったら、実は結構安くて楽に空港まで行けるんじゃないか?
時間も確実に読めるし。

ただ問題なのは、このUnion St.駅にはエレベーターがないのと、乗り換えも、途中、エレベーターのない場所があるということだ。
スーツケースを引きずって一駅分歩くのも結構きついしなぁ。
でも、どうせなら電車がいいなぁ。
ちょっと考えておこう。

14St.の駅に降りると、構内のあちこちに、可愛い鉄の彫刻がいっぱい。






チェルシーマーケットは、確かに可愛い店や、センスのいい店が並んでいて、かなりいい感じ。



だが、建物自体の演出がちょっと過剰すぎるような気がする。
いくら古い建物を改装して使っているとはいっても、途中で水が流れてるとか、そんなことしなくてもいいのになぁ。

でも、確かに、ちょこっとお土産にお菓子類を買うのには、とてもいいし、雑貨類も結構あって、見ているうちに昼近くになってしまった。
飲食店も結構あるので、ちょっと惹かれなくはないのだが、今日こそは日曜日に行き損ねたお店に行きたい。

なので、15時までには間に合うように注意しつつ、先にハイラインを見ることに。
ちょうど、チェルシーマーケットの裏手のところに、14St.の入り口があった。

ここはかつての高架線の線路を公園に改装したものだ。
混雑しているときは、入り口が南端の一カ所に制限される、ということだったが、今日は全くそんなことはない。

とりあえず南の端まで行って引き返し、それから北の端まで行ってみよう。


ハドソン川の向こうに、ニュージャージーが見える。


チェルシーの町並みも、下から見るのとはちょっと雰囲気が違う。





足下には、鉄道の軌道がそのまま残されていたり。



植物も多く植えられていて、確かにちょっと変わった再利用法だ。

南端の入り口周辺は、もうミートパッキング・ディストリクトだ。
実際、すぐ脇に精肉工場の看板が…(笑)
町並みも、随分と雰囲気が違う。

最近はおしゃれなエリアということになってるらしいんだけどな~。
SATCがどうとかって書いてあったけど、興味ないし、それこそ洋服なんて買おうと思っても、基本的にサイズないし。

と、ふと見下ろした、すぐ目の前の建物に…。

うぉ~!Zadigがある!!
こんなとこに、Zadig et Voltaireの路面店があるよ!!
う~ん、どうしよう?!
いや、見るだけ、見るだけ…。

と、ウィンドウを覗いてみると、明らかに日本よりも品揃えが豊富。
う~む、今年の秋冬物だって、すでに日本で買ってるのに!
つーか、それ、今日も着てるのに(笑)
しかも、米国でフレンチ・ブランドかいっ!

…と、いいつつ、結局、どーんとカシミアのニットを買ってしまったf(^_^;
だって、日本に入ってくるかどうか、わからないし(笑)
しかも、店員さんがまた、みんな感じが良かった。
うれし~!たのし~!
Rüdeと連絡が取れなくても、もはやどうでもいいって感じ(笑)

ハイラインに戻って、今度は北の端を目指す。
途中、子供達が写生か何かをしている。
その向こうには、直接下の道路を見ることの出来る、展望窓。





公園として解放されているのは、まだ、20th St.辺りまでだが、今後はもっと北の方まで公園になるらしい。
安心して歩ける歩行者専用路としても、結構いいかもしれない。




再びチェルシーマーケットに戻って、さらに買い物をしてから、F線に乗れる駅を目指して歩く。
この辺を歩くのも初めてだなぁ。
まぁ、観光するようなところもないけど(笑)
途中、小学校があったりして、見ていて楽しい。

今日は無事、2 Ave.駅近くのカフェレストランにたどり着く。
基本はハンバーガー屋さんらしいので、Yankee Burgerというのを食べてみる。
なるほど、これは結構美味しいかも。
付け合わせのフライドポテトが、見た感じ以上に量が多いけど…f(^_^;

バーカウンターには、ほかにも軽く食事をしている人や、単にビールを飲みながら喋っている人たち。
カウンターの中の女の子も、感じがいい。
確かにいいよ、ここ。
わざわざ来て良かった。

さて、じゃあ今度は、東の方に行ってみようか。
特に何がある訳じゃないけど、どんな感じか見てみたい。



歩道の巨大な落書きが出迎えてくれる。

別におしゃれでもなんでもなく、観光客なんかが来るような場所は一切なさそうだけど、でも、ちょっとガチャガチャした感じが嫌いじゃない。

大きい公園に突き当たったので、今度はそこから西を目指す。
通り沿いの店が、いかにも地元向けっぽいようなごちゃごちゃした感じの雑貨屋とか、アジア系の飲食店だったのが、歩いて行くにつれ、ちょっと高級そうな店に変わっていったりして、なかなか面白い。

さて、まだ時間があるから、MOMAにでも行こうか。
MOMAはそう、毎回来ているから、もう4回目だ。
でも新しい映像作品に、エガちゃんが出てるって読んだんだよ!(笑)

インフォメーションのすぐ上に、村上隆…。


しかし、映像作品のコーナーを全部見て回ったけれど、どこにもエガちゃんはいない。

疲れたので、カフェコーナーでクランベリージュースを飲みつつ、パンフレット類を見直していたら、どうも、新しくできた別館の方に展示されているような気がしてきた。
ちゃんと調べてこない方が悪いんだけどさ。
でも、ホントに別館の方だとしたら、昨日・今日と休館だから、どっちにしても見られなかった。
エガちゃんの雄姿は、次の機会までお預けだな(笑)

閉館まで、あとちょっと時間があるので、とにかく上まで行って、そこからちょいちょい見ながら下りてこよう。

ルソーとか、

ピカソとか、

前にも見たのばっかりだけど(笑)

でも、かなり駆け足で回りつつも、ざっと見回したときに、あれは誰それの作品、とわかる率がどんどん上がっている。
逆に言うと、昔はホントにものを知らなかったねf(^_^;
今だって十分とは、到底言い難いけどさ。
教養の欠片もないからな。


MOMAが閉まったところで、どうしよう。
まだ17時だ。
今日はプラザの地下にあるフードコートで夕食にしようと思っていたのだが、ちょっと早いよなぁ。

久しぶりに5th Ave.をぶらぶらと歩いてみると、実にまぁ、中国人観光客の多いこと。
アジア人の集団といったら、ほとんど中国人だ。
しかも、結構じゃま(笑)

昔はこの辺のブランド店を買い物して歩いたけれど、もはやどうでもいい。
そんなにたくさん持ってても、使い切れないよ、と思ってしまう。
それにブランドもののいいところは、修理して使い続けられるものが多い、ってことだしさ。
どうしても欲しいものじゃない限り、そのお金は次のツアーにとっておこう(笑)

プラザのフードコートへ来てみたものの、やはりどうにも食指が動かない。
一応、見るだけ見せて貰ったけれど、昼食が遅めだったせいで、さすがにまだお腹が空かないのだ。
ちょっとここは諦めよう。

そうだ。
地下鉄ばかりではつまらないから、バスで帰れないかな?
手持ちのバスの路線図を見る限りでは、チャイナタウンの辺りを通っているバスの中に、ブルックリンへ行くものがあるようなのだが。

とりあえずチャイナタウンまでバスに乗る。
路線バスは、観光に最適なツールだと、個人的には思っている(笑)

Canal St.あたりでバスを降り、ブルックリンへ行くバスを探したが、どうしても見つからない。
いや、ない訳じゃないのだが、路線図に乗っていたような、Atlantic Ave.付近に行くようなバスがないのだ。
全部、ほかのところへ行ってしまう。
しかも、路線図から考えて、この通り沿いにバス停がありそう、ってところへ行ってみたら、どっからどう見てもバスが通りそうにない裏通りだったり。

もういいや。
諦めて地下鉄で帰ろう。

ホテルの近くまでたどり着いたところで、時間も遅くなってきたし、何より、チャイナタウン周辺をさんざん歩き回ったせいか、ようやく何か食べられそうな気がしてきた。

じゃ、5th Ave.でもうひとつ★印がついていたピザ屋に行ってみようか。

さすがに何度も通っているので、きっとあそこだろう、と思っていた、まさにそのおしゃれな外観のお店。
入ってみると、なんだか奥の方は、物凄く混雑している。

「ビールの試飲会ですか?」
「へ?」
そんなものやってるんだ(笑)

試飲会ではなく、普通の食事だというと、カウンター席に通される。
たぶん、サイズが大きいだろうことを見越して、マルゲリータとグラスワインを注文。

程なくして出てきたピザが、めちゃくちゃうまい!!

すげー!!本格的なイタリアンピザだ!!
まさかこんなところで、こんなのが食べられるとは!!

3日間、この通り沿いで夕食にしたけれど、ここが一番美味しいよ。
最後の最後で大ヒット!
なんか一人で来るんじゃもったいない。

隣に座っていた女性二人組が、色々なものをとってシェアしているのを、羨ましいなぁ、と思っていたら、すぐ隣の人が、
「そのピザ、美味しい?」
「すっごく美味しいですよ!」
さっそく彼女たちもピザを注文していた。
ちょっといいことした気分(笑)


ホテルの部屋に戻り、ある程度荷造りをしてから寝る。
やっぱり、少し早めに起きて、Atlantic Ave.までスーツケースを転がしていこうかなぁ。


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朝起きてみると、昨日までの晴天が嘘のような土砂降り。
空港までタクシーで行くしかない(笑)
ついてないというか、昨日までがとてもついていたというか。

途中、ブルックリン博物館の近くを通りかかって、あぁ、まだまだ見てないところはたくさんあるなぁ、と思う。
また機会があったら来よう。
ブルックリンも、なかなか奥が深そうだ。

でも今回は面白かったな~。
そりゃRüdeと遊びに行けなかったのは残念だったけど、そのこと自体も面白かった。
というか、何もかもうまくいっちゃわないから、面白いんだよな。

は~、それにしても、2日目まではまさにドイツ語まみれだった上に、その後もずっと、ドイツ語を読んだり書いたり…。
私はいったい、どこの国に来てたんだろうか…?f(^_^;

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