Der König Hat Eselsohren

München(5)

そして、また、休みです(笑)

でも、日曜日に出かけるとしたら、これしかない。
美術館~♪ ←ドラえもんの声で

もうね、日曜日は1EURO(下手すりゃ無料)ってのを知っちゃうと、平日には行きたくないf(^_^;
しかも、最近は、特別展以外は、もっぱら現代美術に。
余程ストレスがたまってるんだなぁ~f(^_^;

午前中、ホテルの部屋でかなりのんびりした後、ほぼ昼近くになってPinakothekenへ。
なんか、Brandhorstでアンディ・ウォーホルを特集してる?
その割に、上の方の階を一渡り見ても、前回とさほど変わらない。
地下に降りていってみると、いつもは開いていない、展示室の端の部屋が開いている。
あの、有名なシルクスクリーンではなく、その前のイラストを集めた展示をしているよ。
若い頃の鉛筆書きの素描とか。
まるで一筆書きみたいな感じでありつつ、対象を捉えていて、かなり好きな感じ。
あと、靴のイラストとか、めちゃくちゃおしゃれだよね。

ちょうどこの展示室と反対側の、いつも映像作品が流れている部屋では、ウォーホルに関するドキュメンタリーを上映中。
ちょうど始まったところだったので、こりゃグッドタイミング♪と見始める。
内容は、子供の頃の生い立ちから始まって、イラストの仕事をするようになり、有名になってきて…と半生を追ってはいるのだが、なんだかやたらと長い。
いったいいつ終わるんだ?
もう2時間くらい見ているみたいなんだけど。
さすがに耐えられなくなる。
出がけに、入口の解説を見直したら、ざっと4時間くらいある映画だったf(^_^;
ある意味ホントに、「半生」見たかな(笑)

気を取り直して、お隣のPinakothek der Moderneへ。
ここはもう、いったん入っちゃえば、いくらでものんびりできるし、ある程度の展示替えもあるんで、一通り見て回っても楽しいし。

ほんっとに、上から下まで見て歩き、疲れたらソファに座って休み、っつーか、下手したら座ったままうたた寝し(笑)

でもね、こう、のんべんだらりと見て回っていても、目につくんです。
特別展、っというほどではないまでも、特集的なところで、かつて、あるユダヤ人の収集家が持っていた作品を集めた特集、みたいな企画。
単に、ユダヤ人差別に対する美術界の側からの問題提起、というだけじゃなく、日本人は本当にちゃんと対応してきたのか?と問われているような気がする。

してないでしょ、日本人。

ちゃんと効果が上がっているのかわからないくらい、ネオナチの台頭は顕著であるけれど、ドイツでは、それなりに、若い世代に対するアプローチは行われているよ。
それも、若い世代から若い世代に向けて。
日本には、それも欠けている。
ドイツに来て、かつてのナチスの台頭に対する反省に基づいたなんやかんやを目にするたび、日本は、嫌なことにはとことん目をつぶって、ないことにしようとしてるのか?と思わずにいられないよ。


外に出てきてみると、見事な秋晴れの空に、Alte Pinakothekの建物が、実によく映える。



キレイだなぁ。
こうやって、美術館の庭でも、みんなが自由に遊べるって、これもなかなか日本にはないこと。
いいじゃん、草サッカーやってたって。
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