Der König Hat Eselsohren

Dresden(1)

プラハから電車で2時間40分ほど。ドレスデンに向かいます。
この路線は、ほぼエルベ川沿いに走っていくんですが、この間からずっと考えていた、「どうしてドイツの河はこんなに水位が高いのか?」の答えが!
水位が高いんじゃなくって、河原がないんですな(笑)
普通の地面とあまり変わらない草地から、突然川面になるから、妙に水位が高く感じる。
川岸ギリギリまで草が生えていて、そこを川がさらさらと流れている、っていうのは日本ではあんまり見たことないなぁ。

今回も途中でパスポートの検査が来ました。
それもチェコの警察とドイツの警察が別々に。
しかもドイツの警官は片言の日本語喋るし(笑)
それにしても、ドイツ国内に入ったとたん、車内放送もドイツ語になったんで、なんだかホッとしました。
よくよく考えたら、今まで、挨拶すら分からない国って行ったことなかったんですよねぇ。
結局最後までチェコ語の挨拶は分からずじまい。
しかも外国人には全部英語なので、言われていることは大体分かるんですが、返事しようとするとついドイツ語が…。
普段ロクに喋れるわけでもないのに(笑)

さて、今回はドレスデン・シティ・カードという代物を買うべきかどうかを確かめるために、まずはツーリスト・インフォメーションへ。
というのも48時間路面電車とバスに乗り放題の上に、主要な美術館・博物館が無料という話だけれど、こういうのって時々肝心要の美術館だけは対象外だったりするから(笑)
しかしながら今回は完全にOK!!
しかも、月・火という微妙な日程で来てしまったため、インフォメーションのおばさんは、明日は休館日だから今日これから急いでGrünes Gewölbe(グリューネスゲヴェルベ・緑の丸天井)に行くように、と(笑)

そんなわけで、ホテルにチェックインしてからすぐに、ドレスデン城に向かいました。
緑の丸天井っつっても、今の建物は緑でも丸天井でもないただの展示室なんですが(笑)、アウグスト強王の治世前後に王室が作らせた装飾品の数々が展示されているところ。
これがまた、写真撮影禁止なのが残念なところですが、キチガイみたいに細かくまたキチガイみたいに贅沢な装飾品がこれでもかこれでもかと並んでいるf(^ー^;
ホントにもう、いったい何の必要があってこんなにバカみたいに懲りまくった時計が??とか、一体何が嬉しくてこんなにキンキラしたコーヒーセットが??とか、とてもじゃないけれど言葉では表現できない品々(笑)
もちろん、どれも実際には使わないものばかりなんですが。
いやぁ、見るだけで疲れ果てた。
でも逆に、これを見たら当分、そんじょそこらで売っている金銀宝石の類がちんけなものに見えることは間違いありません(笑)



そのまま塔にも上れるというので、えっちらおっちら階段を上っていくと、360度全部見回すことが出来ます。
ドレスデンでも特に主要な建物はこの周りに集中しているので、これだけでも十分観光した気分に(笑)
ただ、足下が木の板なんだよねぇ。
ギシギシいわれると、高いところ好きの私でもさすがに気になります(笑)



そしてドレスデン城に来たら必ず見なければ(?)というのが、このDer Fürstenzug(フュルステンツーク・君主の行列)。
歴代国王の肖像が描かれたタイルがですが、第二次世界大戦中の空襲で一夜にして壊滅したというドレスデンの中で、奇跡的に難を逃れたらしい。
確かに、この辺りの建物はみな、火を被って黒く煤けたものばかりなんですが、それでも元々の石が失われている部分は新しい石で保管してあるので、よくよく見ると全部が全部古いままではない。
しかも今修復中のところとかがいっぱいあるのでちょっと垣間見てしまったけれど、ベースになる建物を造った上に石を貼り付けているようです。



おそらくここもそんな風にして再建された建物のひとつ・Semperoper(ゼンパーオーパー)。
すでに劇場内のガイドツアーは終わっている上に、13日はツアー無しということだったので、残念ながら外から見るだけ。
まぁ、当日券を求めて並んでいる人達もいたけれど、そこまでする気力はありません。
疲れて絶対に寝るに違いないし(笑)
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