Der König Hat Eselsohren

München7日目

昨夜からニュースでやっている、NYの飛行機墜落事故。
死者がいなくて幸いだけど、事故って続くからなぁ。
明後日帰るのが少々心配だ。
しかも、毎度毎度、帰って電話するたびにいや~な気分にさせられるので、母親には今回ドイツに来ることを一切秘密にしてきたからなぁ。
飛行機落ちたら一大事だf(^ー^;


外に出てしばらくすると、顔に何か冷たいものが当たる。
雪が降っている、というより、霧が凍って舞っている、といった感じ。
教会の塔なんかも白く霞んでいる。
気温はまぁ、日本よりはずっと低いけれど、そんなにとんでもなく低いというわけではないし、体もそろそろ寒さになれてきたのでどうってことはない。

今日は遅くても2時には引き上げて、3時過ぎにはFilmstudioに向かう電車に乗りたい。
なにしろRüdeのことだから、現地に着いて電話をしても、すぐに出るとは限らない(笑)
むしろ結局会えなくて、入り口で渡して貰うように頼むことになる覚悟が必要だ。

今日は調べた資料のうち、必要そうなものをコピー。

で、コピーを始めるやいなや、突然機械が止まるf(^ー^;
通りすがりのお兄ちゃんも見てくれたけれど、結局わからず、もう一台の方だったら使えるから、ということでそっちの電源を入れてコピー。

あ~、時間の余裕があってよかった(笑)

本当は読んだ方がいいのに、読んでいないものもたくさんありそうだけど、とりあえずGRURのDVDの更新版でも買えば、2月に来なくても何とかなりそうな気がする。
…気がするだけかもしれない。

12時半には全部片付けて、マックス・プランクをあとにする。
せめて1回は美味いWeißbierが飲みたいと思い、昼食はZum Franziskanerへ。
その後、ちょっと買い物に立ち寄って、荷物の準備と、一応簡単な帰りの荷造りをしていると、もう3時だ。

駅に着いてからも、Bavariafilmplatzまでの運賃を調べて買うのに手間取る。
U-BahnからTramに乗り換えて、結局着いたのは4時。



ここはいわゆる映画村だ。
観光客向けのアトラクションもあるけれど、周りの建物は実際に撮影に使われている。
招待状と一緒に貰っていた案内図を見ながら急いでいくと、、会場になっているStunt Centerの外で、Rüdeが誰かと話しているのを発見!
電話しなくてすんだ!(笑)

「Hallo! Servus!」
Brigitteさんたちは使わないし、辞書にもオーストリアで使うと載っているけれど、Servusって結構普通に挨拶で使うっぽい。
オフィシャルサイトのコメント欄にも、ファンクラブのフォーラムにもよく見かける。
でもRüdeの「あっろ~、ぜ~るう゛ゅ~す」という独特なリズムと独特な声はやたらと耳に残る(笑)

挨拶もそこそこに、
「あと30分で食事してこなきゃならないから、時間がないんだ。あと2時間しかないからね」
といって、会場の入り口へ。
「パスはないけど、友達だから」と入口の係に言うと、「自分には確かなことはいえない」と拒否の姿勢。
「でも、一緒だったらいいだろ」と強引に入る(笑)
と、ちょうどそこへMarc(マネージャー)が出てきた。
挨拶を済ませ、Marcの分のお土産を渡すと、すごく驚いて喜んでくれる。
まさか自分にもとは思わなかったらしい。
ごめん、3人に比べて、半分だけどf(^ー^;
でも、ちょっと中年太り入ってるから、いいよね?(笑)
で、今日のチケットを渡される。
手首にぐるっと巻く、緑色の紙テープだ。
と思ったら、さっと取り上げられて、
「じゃなくてこっち」
と、代わりに渡されたのはバックステージパス(笑)
別に日付は入ってないから、明日も使えるっぽいぞ!

開場前に、PeterとFloに会いに来る、という話がすっかり通っていたらしい。
「これでその中に入れるから。今ちょうどリハーサル中だから」
と、立ち入り禁止のテープの中に入れてもらってしまった。
右手が階段状の観客席らしく、左手がステージのようだ。
近づいていくと、Floが立ってこっちにやってくる。
髪が伸びているだけでなく、ひげも伸びているので、挨拶すると痛い(笑)
顔がジョリジョリする。けどキス付き。
「仕事してたんだって?」
「うん、今日の午前中まで。でも…」
「今からは休みなんだ?(笑)」
「これを渡すために早く来たんだけど」
とお土産を渡す。
「Peterは今、歌のリハーサル中だから、そこで座って見てるといいよ」
と言って、最前列を指し示すと、またあとで、と行ってしまった。

Peterは今日のゲストのMeret Beckerとのデュエットのリハーサル中。
なるほど、今回のタイトルは「Sportfreunde Stiller in NY」と言うだけあって、確かにPeterが座っている背後のセットはNYのダウンタウン風だ。
しばらく座って見ていると、こっちに気がついた。
なんか夏に会ったときよりも痩せたみたいだ。
曲は"(Tu Nur Das) Was Dein Herz Dir Sagt"らしいけれど、モニターの調子か何かがおかしいのか、なかなか進まない。
途中でこっちに気づいたらしい。
にこっと笑うと相変わらず可愛い。オッサンなのに(笑)

何回かやり直す中、Peterが改めてカウントを始めた。が、
「イー、アー、サン、シー…」
ありゃ、ちょっと違う(笑)
こっちを見て、
「ズー?」
「違う違う!(笑)」
4はスーだって!つーか、なぜ中国語?f(^ー^;

一段落したところで、Peterがこっちに来てくれた。
これまた無精ひげを生やしっぱなしだけれど(笑)、構わず抱き合って挨拶。
つーか抱きしめあう。
やっぱかなり痩せたみたい。
背中の方の肉がすっかり落ちていて、こんなに小っちゃかったっけ?と思う。
「よく来たね。元気?」
「うん、元気だよ。招待してくれてありがとう!」
「こっちで仕事だって?」
「今日の午前中まで、資料探ししてた」
「いつ帰るの?」
「日曜日に」
いちいち抱きしめられて、顔のあちこちが痛てぇよ(笑)

それでもお土産を渡す暇もなく、少し離れたところのスタッフと打ち合わせをしに行ってしまったので、しばらくその場にいると、どうやら楽屋に戻るらしく、上着を羽織って戻ってくる。
再びハグしながら、またあとで、と言うので、慌ててお土産を渡すf(^ー^;
「またあとでね」と手を振りながら行ってしまった。
やっぱ忙しそうだなぁ。
まぁ、確かに開場まであと40分しかない。

ぐるっと見渡すと、観客席に座っている人は何人もいるけれど、どう見てもみんなスタッフっぽい。
一般人は私だけ。ってまたかよ!!
パスを渡されて、好きにしててね、って放置されるのもまた同じだし(笑)
好きに見ていいっていわれたので、会場の奥の方まで見に行ってみる。
セットが3つ、とRüdeが言ってたけれど、なるほど、3種類のセットが横に並んでいるのだ。
手前がさっきPeterのいた、ダウンタウン風。
真ん中がガソリンスタンドと工事現場。
奥が郊外の邸宅風。
普段この建物はスタント・ショーに使われているらしいけれど、なるほど、映画村だけあって、セットがホントによくできている。
といっても、夏にも会ったSportfreundeのスタッフの他に、音響のスタッフはもちろん、カメラスタッフも慌ただしく準備をしているので、さすがにセットの方に降りることはできない。

好きにしてていい、と言われても、一般人が他にいないのでどうにも所在なく、しかも外には今日の観客が集まりつつあるようなので、いったん外に出てみる。

さむっっっ!!!

なのに会場の外にはビールのスタンドが出ているf(^ー^;

Fabian(Rüdeの弟)でもいればともかく、他には知ってる人がいないので、パスを見せて会場に逆戻り。
でも、どうなんだろう?
開場までにいったん外に出て、他の人たちと同じく入場手続きをした方がいいのかな?
なにしろ名前と照合しての入場になるんだし。
でもさっきからずっと、Marcがいないんだよなぁ。
他のスタッフでは、そういうことは全然わからないだろうし。
大体において、ホントにみんな忙しそうだよ。
さっきまでは観客席に座っていた若いお兄ちゃんたちですら、今では立ち働いている。
そういえばいつの間にかNicoが着替えてきている。他にもさっきまでのTシャツ姿とは違う人が数人。
どうやら画面に映り込むことのあるスタッフは、ちゃんと衣装を着るらしい。

17時ちょっと前になって、Marcが数人の、絶対にスタッフではなさそうな人たちと一緒に戻ってきた。
更に今回は、Sportfreunde Stillerが関わっている慈善団体も参加するらしい。
休憩時間にグリューヴァインを提供するらしく、その場所なんかをMarcが指示している。
頃合いを見計らって、Marcに、いったん外に出た方がいい?と訊いてみると、いいんだよこのままここにいて、というので一安心。

ところでGarderobe(ガードローブ)はどこだろう?と思って見回すと、階段の下に大量のハンガーが用意してある。
「ここ、Garderobeですか?」と訊いてみると、預かり料は1EURだと言う。
1EURだろうがなんだが預けるよ。
今までで十分邪魔なんだ。
預かり所というか受付のテーブルは、慈善団体の寄付も兼ねていて、寄付すると今回のポスターがもらえるらしい。
むむ~。どうしよう。スーツケースに入れて帰ると確実に折れ曲がりそう。
でも今回のポスター、昔の映画風の仕上がりになっていて、結構好きなんだよなぁ。
これだったら、額に入れて部屋に飾っても、結構いい感じ。
…でも彼ら3人の写真が常に家に飾ってあるって、どうよ?
既に友達だと思うと、ちょっと気持ち悪いf(^ー^;

会場の係員が、後ろ側の階段を通って、観客席に行ってくれという。
パスを見せれば、ここの紅白の立ち入り禁止テープを突破できるのはわかってるけど(笑)、おとなしく従うことにする。
改めて、今度は上の方から見渡すと、横に広いのでどこに座っていいのか悩んでしまう。
最初は、ど真ん中!と思ったけれど、実際にドラムセットやマイクがおかれているのは、両脇のセットの方。
しかも奥の方のセットには、Rüdeがこのunpluggedのために練習したコントラバスが置かれているし、カメラもそっちの方に集まっている。
まだ少ししか観客が入っていないのをいいことに、あちこち座ってみながら、奥のセットと真ん中のセットの境目あたり、1列目に座ることにする。
ホントはそれよりも更に前、実際にはほぼセットの一部みたいな感じで、ソファがずらっと並んでいるんだけど、そこに座るのはちょっとこっぱずかしい(笑)

入場が始まって、観客がどんどん入ってくる。
家族や親戚、と言っていただけあって、年配の人とか子供連れとか、普段のライブでは絶対に見かけないような人も結構いるけれど、ちょっとした知り合いとかもよばれているらしく、やはり大半は若い子だ。
よかった。私以外がみんな家族や親戚、なんて訳じゃなくて。
それでも私の隣に座ったのは、年配の女性1人に男性2人のグループだ。
2列ほど後ろの席にいる金髪の女の子は、Melanieに似てるんだけどな。違うかな。
既に昨日から出発するなんて書いてる人がいたから、ファンクラブのスタッフをやってる人たちは今日も来ていそうなんだけど。

18時近くになって、プロデューサーとおぼしき男性とともに、Peterが現れる。
上はさっきと同じ上着を着込んでいるけれど、下を見るとちゃんと衣装に着替えてるっぽい。
ひげもちゃんと剃ってある(笑)
と、隣に座った年輩の女性が「ほら、Peterが出てきたわよ!」なんて言っている。
Peterの関係者か何かなのかな?
Peterの挨拶が終わると、プロデューサーから今日の収録のための注意。
これが色々と笑かしてはくれるんだけど、長いんだ!
えんえん注意事項の前説が続いたあと、18時20分頃にようやく開始。

でも、一体どこから出てくるの?

と思ったら、下から!!(笑)
実際にはカメラに囲まれていて、完全には見えないけれど、おそらくステージの床に作られているマンホールから、まずはFlo、Peter、そしてRüdeが。
つーか、あんたそれ、こないだも着ていたジャケットじゃん!!
衣装を普段にも着てたのかよ!!(爆)
Peterと自分は衣装に何を着るかすごく悩んだ、とか言ってたけど、実際にみてみると、そんなに?という程度f(^ー^;

案の定、奥のセットから始まったので、ところどころカメラが邪魔になるけれど、結構見やすい。
撮影しているカメラは、通常のカメラが2台と、クレーン1台、客席側に引っ込んで小型カメラが2台、さらにハンディカメラが手持ちのものが1台と、歩きながらブレずに撮れる装備になってるものが1台。。
う~ん、さすがに、すごい数だな。
隣の女性は、「ココ良い席ね!」なんて話しかけてきて、かなり陽気だ。

1曲目の"Alles Roger!"が終わったところで、早速ゲスト、と言うか今回のサポートの2人が登場。
つーか、あのピアノを弾いている人、見たことがある気がする…。

さらに"Ein Kleiner Schritt"から登場したコーラス隊の中にいるひげ面の人、DJのPaulだと思うんだけど…(笑)

これは間違いなくやるだろうなぁ、と思っていた曲ばかり数曲やったところで、いったんサポートの人たちが引っ込み、脇から手回しオルゴールが登場。
確かにオルゴールもunpluggedですなぁ(笑)

Rüdeが回し始めると。

"'54, '74, '90, 2010"だ!!

2007年以降はライブでほとんどやってないし、今年の夏も、"ich Roque"の途中でワンフレーズだけ演奏しただけだったから、びっくり!!
つーか、この曲がなかったら、このバンドを知ることもなかっただけに、生で聞けて嬉しいよ♪

あのアルバムからは演奏しないだろうと思っていたので、さらに"Mag Tischtennis"までやったのでびっくり。
つーか中国人の女性が現れて二胡を弾き始める。
あの人、さっきリハーサルの時に歩いてるのを見たよ!
なるほど、だから中国語だったんだな。
更に続けて"Ein Kompliment"
この曲になるとホントに盛り上がるよなぁ。

と、思ったら。

照明の方がうまくいかなかったから、と、"Tischtennis"からやり直し。
観客の方も盛り上がり直し(笑)

その後も、たしか"Fast wie von Selbst"だったか、曲の終わりにPeterが隣のセットに移動するところで、今度はカメラか何かの都合でやり直し。
さらに1曲、ギターで弾き語りをしたところで、「これで休憩?」と訊いたら、「まだ休憩じゃない」としばし待たされ、更にもう1曲"Wellenreinten"をやったところで、ようやく休憩に。

休憩中の飲食や喫煙は外で、会場には飲食物を持ち込まないでください、というので、いったんコートを受け取って外に出る。

さむっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!

来る途中の駅の情報画面で、午後の気温-3℃って出てたくらいだから、既に20時を回って、今は一体何度になっていることやら。
こんな中でビールとか飲むなんて信じられない。
けどみんな飲んでる(笑)
アルコール類がビールかグリューヴァインしかないので、グリューヴァインを頼み、飲みながらその辺を見て回るけれど、さっきいたMelanieらしき女の子やその周りの人たちは見あたらないし、隣の席にいた女性たちも見あたらない。
外にいても寒いだけなので、早々に戻ってきてコートを再び預け、観客席の方へ。

休憩後も同じ席に座ってください、と言われているのは重々承知の上だけれど、左手のセットの方でRüdeがスタッフと打ち合わせをしているので、ステージに近いところで立って見ていると、すぐそばにいた会場係が、席はどこ?ココより前には出ないで、なんぞと言いやがる。

うっせぇな。

たぶんここでパスを見せれば、ステージにも入れるんだけど、そういう大人げないことはしない。
Rüdeがこっちに気づいたらしく、お互いに手を振る。

そろそろ休憩が終わりそうなので元いた席のあたりに戻ってくる。
隣の女性たちも戻ってきて、「途中で出てきた中国人の関係者?」と訊かれたので、「違います、私はSportfreunde Stillerの友達です」と答える。
どうやってここに?というので、今回は招待されて日本から来た、と答えるとものすごいびっくりしてくれる(笑)
どこでどうやって知り合ったの?すごく興味がある!と言われて、昨年Aschaffenburgで知り合った話をすると、
「じゃあ、Marcも知ってる?」
「もちろんです」
「Marcはうちの息子なのよ!!」
「え~っっ?!」
なんつー偶然!!Marcのご両親と伯父さんだった!!(爆)
なんでこういう面白いことばっかり起こるかな~f(^ー^;

「メンバーにはもうあったの?」
「今日、早めに来て会いました。それにRüdeとは火曜日にもう会ってるし」
「Rüde! Rüdeはすっごくいい人よね! MarcもたぶんRüdeのことが一番好きなのよ! Peterもいい人だし、Floもいいけど、やっぱりRüdeが一番いいわねぇ!」

お、お母さん、正直すぎ…f(^ー^;
いやはや、それにしても。
確かに今日明日は、Marcにとっても晴れの舞台だもんなぁ。
自分が発掘したバンドが、unpluggedに出るまでになるなんてなぁ。

などなど話をしているところで、後半開始。
んんん?コントラバスが真ん中のセットに置かれてる?
と思ったら、後半はまず真ん中のセットから。
しかもコントラバスのソロで始まって、一体何の曲かと思ったら"1.Wahl"だし。
ついにバケツとじょうろも登場(笑)
さらに次の"Auf Der Gute Seite"で、今度はPeterがバケツ&じょうろ担当に。
ここでまたやり直しが入ったあと、今度はとうとう左のセットへ。
さすがにこの席からではちょっとみづらいけれど、ちょうど目の前のクレーンについているモニター画面が時々見える。
Marcのお母さんも、あの画面が見えるからよかった、なんて言ってる(笑)

次の曲がたぶん"Wunderbaren Jahren"だったと思うけれど、ここでPaulがついにDJとして登場!
やっぱPaulだったんじゃん!!

その次で、FloとRüdeが引っ込み、セットに銀のお盆に飾られた蝋燭がたくさん運び込まれる。
あれは見覚えあるぞ…。
Marcのお母さんが、「すてき!あの蝋燭は何の曲のために使うのかしら?」とちょっと興奮気味に言ってるんで、「"(Tu Nur Das) Was Dein Herz Dir Sagt"ですよ。」と答えたところ、まさにその通りで感激してくれちゃってるんで、「リハーサルでみたから(笑)」と付け加えておいた。
つーか、左隣の女の子は、ものすごく怪訝な顔をしていたなぁ…f(^ー^;

"(Tu Nur Das) ..."もやり直しが入ったあと、再び他のメンバーが登場。
しかし、ただでさえやり直しが多い上に、再びコントラバスを使う段になって、トラブル発生。
しばし中断する。
さすがに見ている方も疲れてきた。

今日、ここまでで新曲と思われるのを3曲やってるけれど、2曲目にやったのが、夏にHighfieldの楽屋でRüdeが弾いていた曲のような気がする。
でも確信は持てない。

さらにゲスト一組を挟み、え~っっ?!と言うようなアレンジになった"7Tage, 7Nächte"のあと、ついに最後の曲。

映像でUdo Jürgensが登場して、"Ich War Noch Niemals in New York"
ここで「わ~っっっ!!」と言って、一緒に歌えなきゃいけなかったんですねf(^ー^;
そのために、オフィシャルサイトでもGewinnspiel(懸賞)の問題に、「Vom welchen sänger ist der titel "ich war noch niemals in new york"?("ich war noch niemals in new york"を歌ったのは誰?)」というのがあったんだな?
とにもかくにも、映像の中のUdoとこの場にいるPeterがデュエットするという趣向で本編終了。

その後、アンコールで"Siehst Du Das Genauso?"と"ich Roque"。
つーか、さっきリハーサルの時に、真ん中あたりに出ている看板がひっくり返って、"ich Roque"と表示される仕掛けを用意してるのを見たけど、結局何も起こらなかった。
今日はなし?

ものすごく疲れたけれど、予想外に早く23時には終わったので、まだまだ余裕で帰れる。
さて、どうしたもんか。
Peterは、あとでね、と言っていたものの、客席に出てきてあちこちの人と喋っている。
ひとまず出口の方まで行っておくか。
こっちはこっちで、Rüdeがいるものの、次から次へと色んな人に話しかけられていて、なかなか近づくことができない。

ようやくRüdeと話し始めたところで、後ろから声を掛けられた。
Melanieだ!!
やっぱさっきいたのってMelanieだったんじゃん。ってことは他の人たちはファンクラブの人たちだよね。
早速、その場にいたChristophと、Fabianne、Effaを紹介される。
Fabianneは私よりも小さいくらい小柄だけれど、Effaはものすごい大柄(笑)
ドイツって、大小の差が激しいなぁ…f(^ー^;
MelanieがRüdeに挨拶して何か話し始めたところで、Marcが現れる。
Marcに、私の隣にお母さんが座ってたよ、と話すと、
「え~っっっ?!一体何を話したの?!」
と相当うろたえる(爆)
「なんでわかったの?話してて?」
「そうそう(笑)」
さすがにこれは予想外だったようだ(笑)

ファンクラブのメンバーが帰ろうとしているので、一緒に行こうかと思っていると、Marcが、
「こっち!中を散歩して来なよ」と強引に立ち入り禁止のステージの方に隔離されるf(^ー^;
なのでMelanieと、また明日、と言って別れる。

Peterがこっちにやってきたところで、友達だという人が写真を撮り始めたので、ならば自分も、とカメラを取り出す。
何しろ今までは撮影禁止だったからね。
その、友達だという人も、「Fotozeit」なんて言っている。



それにしてもねぇ。Rüdeの写真うつりの悪さは相変わらずだ(笑)

ついでに会場内も1枚撮っておく。



ようやくPeterと話せる、と思ったけれど、少し喋ったところで、もう着替えて帰らなきゃならないから、と行ってしまった。
ん~、残念。
Rüdeも二言目には、また明日、と言うけれど、明日のいつ会えるんだろうか?

次の電車に乗るにはちょっと微妙な時間なので、どうにもならずにうだうだしていると、今度はFloが出てきた。
あとから出てきたせいで、客がほとんど帰ってしまっていて、あまり人に取り巻かれていないので、写真を撮ろうとしたら、だったら一緒に撮ろう、と近くにいた人に写真を撮ってもらう。



今日のライブに関して、「よかったよ~!」と言うと、「でも、まだまだ、明日はもっとよくなるから」と言う。
う~んなるほど、こっちの耳が今まで聴いていないアレンジに慣れていないから、というだけじゃなかったのか。
「4時間も見ていて、疲れるだろ?」
まぁ、確かにf(^ー^;
「で、明日も見るんだろ?また4時間だよ?」
いやいや、これを見るために来てるんだから(笑)
「明日、会えるかな?」
「う~ん、明日は昼から写真の撮影があったり、記者が来たりするから、全然時間がないよ。コンサートのあとだったら大丈夫かな。打ち上げパーティーもあるし。パーティーに来たい?」
うぉ!行きたい行きたい!
「じゃ、Marcに訊いてみよう」
と、Marcに訊いてくれると、もうパスは渡してあるよ、なんて言ってる。
でもって、こっちに向かって、そのパスがあれば、パーティーも出られるから、という。

えええええええ???
だったら最初から、そういってくれ(笑)
もはや最初から、パーティーまで招待されていたとは…。

「どこに泊まってるの?」とFloが訊くので、Hauptbahnhofの近くのホテル、と言うと、
「Hauptbahnhof?だったら送ってってあげるよ」
いいの?!やった~!!
「じゃ、ついてきて」

向かい側の建物が楽屋になっていて、そこに入っていくと、さっきピアノを弾いていた人ともう1人が話をしている。
「兄のJörgだよ」
あ~、この人がJörgさん!名前はよく知ってる。
彼もミュージシャンでSportfreundeのアルバムに参加していたりする上に、Floと一緒に別のバンドを組んでいる(現在は休止中)。
で、ピアノの人。どういうわけか名前を覚えられないんだけどf(^ー^;
「前にも会ってるよね。確か英語の方が良かったような…」と英語で言うので、「や、ドイツ語の方が出来るよ」とFloが代わりに返してくれる。
あれ?もしかしてやっぱりAltenaにいたメガネの兄ちゃん?!
あのときはこれの打ち合わせも兼ねてた?!

着替えてくるからここで待ってて、とFloは自分の楽屋へ。
色々な人が通る中をぼーっと待っていると、Rüdeがビールを5~6本抱えて楽屋から出てきた(笑)
「Bis morgen!(また明日!)」
今日既に何回聞いたかな?f(^ー^;
まぁ、今度こそホントに帰っちゃうんだろうけど。
つーか、ビール1本貰えばよかった…。

しばらくして、またメガネの兄ちゃんが通りかかり、「どうしたの?」というので、Floを待っている、というと呼びに行ってくれちゃった。
程なく着替え終わったFloが出てきた。
他にもあと3人一緒に車で帰るということらしい。
降りる順番から考えて、後ろの左端に座れ、と言う。
窓が凍っているので、ガリガリと削り落として出発。

「ホテルの住所は?」
え?そういえば詳しい番地は忘れちゃったf(^ー^;
「え~っと、GoethestraßeとLandweh...なんだっけ?その角なんだけど…」
「何通りだって?」
「Landwehrstraße?」
と隣に座った兄ちゃんが助け船を出してくれる。
あとはもう、みんなが何を話しているのか、ぜんっぜん理解できない(笑)

「あ、Rüdeの車だ」
道路脇にでっかい白いバンが停まっている。
こないだ乗っていたのとは別の車らしい。
Floがバンの横に車を止めて、窓を開け、何か訊いている。
寒さが原因でトラブってるようだけれど、よくわからない。
しかも、力を貸すでもなく、まぁ、がんばれ、みたいな感じで走り去るFlo(笑)

「Udo Jürgensは知ってる?」
「え?う~ん、ちょっとだけ」
や、だってホントに、名前くらいしか知らないんだもんf(^ー^;
しかもすごい早口なので、何度も聞き返さないとFloの言ってることが全くわからないorz

後部座席に乗っていた二人をGasteigで降ろし、次は私の番だ。
車がSonnenstraßeに差し掛かるとさすがによくわかる。
「ここ曲がるの?」
「そう」
助手席に座ってた兄ちゃんが、二胡のことを訊いてくる。
さっき待っているときに、楽屋の表示の中に「Erhu」とあって、しばらくなんなのか考えていたけれど、Er(二)hu(胡)だと思い至った。
「二胡は日本語では『にこ』って言うんだよ。ErhuのErは中国語で数字の二」
「中国語もわかるの?」
「高校生の時にちょっとやったことがあるよ」
「英語にドイツ語に中国語に…他にも何か習った?」
「あとスペイン語とフランス語」
「そんなにできるんだ!」
「全部できないよ!f(^ー^;」
だって、今回"Komm Schon!"のサビをPeterがスペイン語で歌ってたけど、半分くらいしかわからなかった。
しかも今は、ドイツ語よりも英語の方ができなくなってるし、かといってドイツ語だって全然できてない。

「この角かな…じゃなくてもう一つ向こう」
ようやくホテルにたどり着き、ありがとう、また明日、と握手して車を降りる。
こないだRüdeに会ったときにも思ったけど、ホントにみんなここに住んでいるんだと実感した。

ホテルの部屋に戻ったのが0時25分。
トラムに乗っていたら、まだたどり着いていない。
昼ご飯を食べたっきりなので、ものすごくお腹が空いているけれど、どうすることもできないので、ワインのつまみ用に買って残っていたDatteln(ナツメヤシ)を食べてごまかす。
とりあえず風呂に入って出てくると、ほとんどアルコールを飲んでいないのに猛烈に眠い。
やっぱり相当疲れたらしい。
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