Der König Hat Eselsohren

München(3)

目が覚めると、すでに11時近い。
そりゃそうだ。
3時近くに帰ってきて、シャワーを浴びて、寝たのは結局4時を大幅に回ってた。
むしろ5時近く?

朝食を食べ損ねちゃったなぁ。

でも、それ以上に、とてつもなく二日酔いだ(笑)
う~ん、二日酔いというか、まだ普通に酔ってる?f(^_^;
気分が悪いとか、頭が痛いとかじゃなく、ただひたすら、ふらふらしている。

で、起き上がって、思い出した。
ブーツのバックル。
とりあえず探しに行こう。

ある意味、地下鉄で帰ってこなくて、よかった。
地下鉄の中でなくなったのなら、どうにもならない。
でも、昨夜は歩いて帰ってきたのだから、うまくすると途中に落ちてるかも?

のろのろと顔を洗い、出かける支度をする。
外に出ると、なかなかいい天気だ。
日が当たっているので、そんなに寒くない。

やはり祝日なのだな。
本当に、ことごとく、店が閉まっている。
もしかして場所柄もあるのか?
飲食店まで、結構閉まっている。

人気が少ない中、昨夜通ってきた道筋をそのままたどりつつ、バックルが落ちてないかと目をこらす。

Wiesenのそばの、なにやら複雑な交差点までたどり着いて、ふと考え込んだ。
昨夜、ここをどうやって渡ったっけ?
どっちをどう渡ったんだろう?
かすかな記憶しか残っていない。

つーか、これ、探しても無駄な気がしてきた。

一応、会場の前まで行ってはみたけれど、よくよく考えたら、帰り道になくなったとは限らない。
会場内にいるときに落としたのかもしれないし、それどころか、来る途中だったかもよ?
だって、駅に降りて、歩いてくる途中、右のバックルがガチャガチャいうのが妙に気になった。
ということは、ガチャガチャいわなかった左は、もうなくなってたのかも?

だったらもう、なくなったということで、修理に出すしかないな。
今日は休みだから無理だとして、明日?
いやいやいや。
ここで修理に出したところで、その場で直ることはないから(笑)
ならば、日本に帰ってから、修理を頼むしかないよ…orz


念のため、大きなSATURNのあたりにもいってみたが、本当にどこもあいていない。
うむ。
困った。
昨日のデータ満杯以来、撮った写真や動画が見られないだけでなく、メールの送受信もできない。
さすがに、電話がかかってきたら、通話はできるのかもしれないが、それ以外の機能はほぼ麻痺している、といっても過言ではない状態だ。
これを何とかするには、スマホ内部のデータをPCに移すしかない。
そのために、ケーブルも欲しいのだが。
明日まで待つしかないねぇ。

それにしても。
2005年の11月1日、私はいったいどうしていたのだろう?
TVで、墓地を訪ねる人々を見た記憶は、残っている。
でも、その日、何してたっけ?
もしかして、一歩も外に出なかったのか?
そうかもなぁ。
ホントに全くドイツ語ができなくて、11月は個人レッスンを受けることにして、で、ほとんど引きこもり状態。
ちょうどエディが急死して間もない頃だったんじゃないかな?
正確な日付は忘れちゃったけど、あのときはホントに1週間ばかり、私のことはほっといてください、と、プロレスファンの人以外との交流も絶っていたし(笑)


Hauptbahnhofまで戻ってきたときには、すでに2時をまわっていた。

でも、ぜんっぜん、お腹が空かないなぁ。
ホテルを出てきたときよりは、多少、アルコールが分解されたような気がするくらい?(笑)
でも、とにかく、水分が欲しい。 ←アルコール分解に必要。
今日はここでしか買えないし。

売店で、水を買うつもりだったが、隣にあったGrapefruitsschorleが気になる。
普段はこういうのはまったく飲まないけれど、グレープフルーツに炭酸がシュワシュワ~!なんて、普通に水を飲むより魅力的(笑)
ま、朝食も食べてないし、ビタミン類も不足してるんだよね。

ということで、店のすぐ外で、一気飲み(笑)
さっきまでとは打って変わって、ここはいつも通り、人がうじゃうじゃと行き交っている。

しばらく、ぼぉ~っと突っ立っていると、なにやらおばさんが、そのペットボトルをくれ、といっている。
あぁ、いいですよ。そんなに欲しいなら。
何も言わずに手渡したが、そのボトルにはPfandはついてないからね(笑)

とりあえず、Marienplatzの方にまで、歩いて行ってみようか。

いつも以上にだらだらと歩いて行くが、本当にどこもあいていない。
否、この辺はさすがに、飲食店はちゃんと開いているんだが。
そしてなぜか、とても人通りが多いf(^_^;

一体全体、皆さん、なんの目的でここを歩いてるのか?!
や、端から見たら、自分もそうだけど(笑)
どこも開いてないっつーのに、やたらと人がいるんだよねぇ。
不思議。

Marienplatzまで歩いて行って、改めて、きっちりかっちり、飲食店や美術館・映画館以外、どこもあいていないことを確認した。
つーか、やはりこっちの方でも、飲食店で開いてないところもあったりして、普段の日曜日以上に休んでる感が強い。
こんなんだったのか、ドイツのお盆(笑)
米国みたいにお盆イブ=ハロウィンはさして騒がないが、お盆はお盆なのだな。

さんざんぶらぶらした挙げ句に、夕方、ホテルに戻る。

朝食も昼食も食べていないので、さすがに何か食べたいとは思うが、がっつり外食するほどではないなぁ。
お盆とは言え、ホテルの周りのトルコ人街は、いつも通り。
あ、もちろん、商店は閉まってるけど、ケバブ屋はいつも通りに賑わってる。
よし、夕飯は、近くでケバブを買ってこよう。
タマネギ抜きでお願いします。
別に、タマネギ自体は嫌いじゃないんだが、ケバブの生タマネギって、ホントに後々まで臭って閉口するからさぁ。

明日は貴重な土曜日。
あれこれ頑張ります!!
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