Der König Hat Eselsohren

Lantsch/Lenz(レンツ)

今回、Chur(クール)から近い地域にある古い教会を中心に連れて行っていただきました。
しかもバスと電車を乗り継いで!
決して本数は多くないんですが、次に来るバスや電車の時間をあらかじめ確認しておいてから見学する形。

そして一番最初にやってきたのが、Chur近郊のスキー・リゾート地を一山越えたさらに先にあるLantsch/Lenz(レンツ)。
そもそもChurの辺りはイタリアも近く、ここのドイツ語はかなり方言が強くて、何を言っているのかわからないほどなんですが、レンツはドイツ語ではなくロマンシュ語なのでもう全くわからない(笑)
ここはなんとSimeonさんの出身地。
ここで育ったんだそうで、実は向かう教会も、ご両親をはじめとして親族も眠る村はずれの教会。



もともとはこの教会の周りに村があったのに、次第に近くを通る幹線道路の方に家々が移動していき、教会だけが残ったそうです。
そして、ここの鍵は村の中の教会から借りてくる…(笑)

外から見ても古くて趣がありますが、中へはいると…。





こじんまりとした中、正面には見事な祭壇。
この祭壇の両翼と後側には、受胎告知などの絵が描かれていて、クリスマスや復活祭の時には祭壇を閉じて、向きを変えたりもするんだとか。
この彫刻の表情がまた、正面からはとても優しく柔らかいのに、やや脇の方から見ると愁いを含んでいるように見えます。

そしてさらに、



右側の壁には古い壁画が。
途中でゴシック様式に作り替えたので、壁画が途中で柱に邪魔されていたりするんですが、実に見事。
絵の中段左のくぼみは、かつて窓があった場所らしいです。

超有名な教会というわけではなさそうなのに、これだけのものがきちんと残っているってスゴイ!
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