Der König Hat Eselsohren

破天荒の浮世絵師 歌川国芳 [前期]豪快なる武者と妖怪@太田記念美術館



国芳LOVE!!
歌麿も北斎も写楽も広重もいいけど、国芳最高!!
国芳見てると、粋で鯔背なおじさんが「どうでぇ、すげぇだろ?おもしれぇだろ?」と、自分の背後で得意げにふんぞり返ってそうな…(笑)

いやはや、まさかいきなり、肉筆画で始まるとは思いませんでしたが。

出世作の水滸伝で、すでにテンションMAX!!
一見、どこまでが入れ墨で、どこからが着物なのかわからないくらい、もの凄い描き混み具合。
が、よ~く見ると、きちんと描き分けられ、色合いも微妙に使い分けられて、それぞれの図柄がまた細かい。
今の時代に見てもこれだけ鼻息荒くなるんだもん、当時の江戸の衆はまさに熱狂しただろうよ。

3枚続きの絵も、それまでの常識を覆して、1枚ずつではよくわからず、3枚繋げて始めて内容がわかる、ってな仕掛けも大胆だけど、それがまた、横長の画面だけでなく、縦長の作品まであったとは!!Σ( ̄□ ̄;)

2階も地下も、どれを見ても、構図は大胆で剛毅でありながら、着物の柄のいちいちまでが細かくてセンスがよくて、しかも色合いが鮮やか。
鼻血でそう(笑)
猫が集まってドクロになってる柄なんて、これ、Tシャツにしてグッズとして売ってくれないかなぁ?

そして人物デッサンの絵巻物!
実に細かく、正確な人物デッサンが、ぎっしりと並んでいて、圧巻!!


そこそこ混んでいたこともあって、全部じっくり見るために、どの階も2周以上してしまった。f(^_^;
これで展示替え後の7月は、もっと混雑するのでは…?f(^_^;
気合い入れてこなければ!

もし自分が江戸末期に生きてたら、まさに国芳の追っかけになってたかも(笑)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「文化・芸術」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事