Der König Hat Eselsohren

鳥獣戯画がやってきた!(後期)




地下から上がっていくエスカレーターで激写!!(笑)

気合いを入れて、朝一の飛行機でまたもやウサギに会いに行ってしまった!!
が、しかし。
開館10分前についた時点で既にかなりの行列…。
しかも土曜日ということもあって、どこぞの観光旅行の団体さんまでいるよ…orz
団体で来るのが悪いとは言わないけれど、絵を目的に来る団体であって欲しいよ。
ただでさえ週末は混雑するのに、単なる東京見物の中に組み込まないで欲しいなぁ。
列に並びながらも、一体これが何の展覧会なのかがわかってないオジサンとかが隣にいると、ホントに凹む。
まぁ、そういう人達は甲巻を見る列には並ばないから、いいっちゃいいんだけど。

さてさて、今回は入っていきなり、甲巻をガラスに張り付いて見たい人の列ができていました。
館の方では特別に列を作らせたりはしてないんだけど、客が自主的に(笑)
たま~に途中から割り込んできて1列目で見ようとする輩はいるものの、意外と、並ばずに見ようとする人は割り込まないと言うことまで自主ルールができていたり。
もちろん、私は並びましたが(笑)

いやはや、それにしても、ウサギもカエルも可愛いよ~♪
あまりの可愛らしさに、頬が緩むどころか、よだれが垂れそうだ(笑)
なんでこんなに絵が上手いんだ!!!

後期は乙巻も後半なので、動物を動物のままに描いていると言っても、麒麟とか龍とか象とか、すっかりファンタジーな世界に(笑)
丙巻も擬人化された動物の世界になってるし。
しかもちょうどこの時期は断簡も全部展示されるところだったんで、鳥獣戯画だけでもかなりお腹いっぱい♪

ですが。
今回は特に、模本類をあれだけ集めてきている意味がとてもよくわかった。
確かmixiで、模本とかいらない、みたいなことを書いてるヤツがいたけど、謝れよ!って感じ。
特に今回は、これで全巻を丸ごと見たことになるだけに、模本を見て、解説を読んで、全体の流れを考えると、なるほどなるほど~!だよ。
断簡や模本を見た上で、もう一度本物の方に戻って頭の中で繋ぎなおしたりして、ぐるぐるぐるぐると何度も見て回っては、ここまで集めて、これほどまでにわかりやすく解説・展示してくれたキュレーターの努力に感謝しました。
いやいや、これだけの内容を実現できたって、凄いことだよ!!

あと面白かったのが、探幽の写本。
本物にも、他の模本にも出ていない、甲巻の最後の方は、なぜか登場するのがカエルばかりになっていて、しかも最後の最後に現れた大ヘビに、慌てて逃げまどうカエルたちの姿が!!(笑)
この場面、本当にあったんだろうか?
あったんだとしたら、失われてしまったのが本当に惜しいなぁ。

下の階の展示の方も、ほとんどが入れ替わっていたんで見応えアリ。
おなら合戦のばかばかしさも捨てがたいが、個人的には鼠草紙絵巻が好きだなぁ。

それにしても、部分的に見る機会はそこそこあるとはいえ、こうして全巻をまとめてみられる機会というのは実は非常に珍しいと言うことで、今回は本当に勉強にもなったし、感動したし、何と言っても可愛かったし♪(笑)、前後期とも足を運んだだけの価値は十分にありました。
というより、おつりが来るくらいだな!
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