Der König Hat Eselsohren

The UKIYO-E 2020 日本三大浮世絵コレクション@東京都美術館




あぁ、久しぶりの美術館だ。
なんと、昨年の11月ぶり。

コロナのおかげで、どこもかしこも事前予約制になっているので、予約さえ取れれば、とんでもない大混雑にウンザリすることなく鑑賞できる、というのはある意味ありがたい。

そして、久しぶりの上野駅公園口が様変わりしていてビックリΣ( ̄□ ̄;


12:30の予約だったので、ほんのちょっと前に行けばいいか、と思っていたのだが、時間よりも前に並ばされるのだった。
しかも、バーコードの読み込みに時間が掛かるせいか、入場に時間が掛かる。

結局入れたのは12:40頃だった。

しかも、そこそこ混んでいる。
もちろん大混雑というわけではないが、1作品辺り2~3人で見ている感じだ。


それにしても、なんというか、ここのところ海外の○○美術館所蔵!!保存状態最高!!みたいな浮世絵展が多かったところを、国内所蔵品だって負けてねぇぞ!!みたいな展覧会(笑)

とにかく展示作品数の多さはハンパない。
というか、そこを見込んで、そこそこ時間が掛かるだろうという想定だ。

しかも、北斎とか、広重とか、写楽とか、大事な基本は全部押さえてますよ、と。
や、どれもすでに全部見てるんだけどさ。
なので、ハイライトを持ってきたね!って感じ。

個人的には、久しぶりにみた鈴木春信の繊細さに猛烈にやられた。
実に丁寧で穏やかな画風に感動する。
これだけずっと見ていたいくらいだ。

逆に、結構好きだったはずの鳥居清長に、これ、ちゃんと中に人間の体入ってる?という強烈な違和感が…f(^_^;


富嶽三十六景と東海道五十三次に関しては、特に有名どころだけを展示してるのではあるけれど、逆に、3館で協力しているだけに、それぞれの所蔵作品で色合いが違ってたりするのを楽しめる、っていうのはこれまであまりない趣向だ。

しかも展示作品リストを見ると、前期後期でガラッと入れ替えられる上に、富嶽三十六景からは「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」「山下白雨」、東海道五十三次からは「蒲原」「庄野」は3館の所蔵品全部が展示されるという…(笑)

年代順の浮世絵展の常で、最後は我らが国芳親方なんだが、珍しく鯉も鯨も出ていないのが寂しい。
あと壁のむだ書きや、猫も。

ただ、蛸の入道五十三次は初めて見た!!
国芳に関しては、相当見ているはずなんだが、それでもまだ見てない作品もあるんだなぁ。


ともかく、前期後期での入れ替えっぷりもハンパないんで、後期展示も見に行かないとな。
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