Der König Hat Eselsohren

1日目(福岡~Frankfurt)

われながら、よくもこれだけ働き続けたと思う。
特にここ1週間あまり、朝10時頃から夜9時頃までずっと拘束状態なので、自分自身の仕事をこなすために8時前に行ったり、さらには夜10時半まで仕事したり。
本当はそれでも4時半起きを続けて、少なくとも1時間ほどは自分の時間を確保しようとしていたけれど、さすがに最後の方は5時半に起きるのがやっとで、結局頭の中は仕事のこと以外入れる余裕がない。
むしろ、他のことを考えている余裕があったら、1分1秒でも仕事をこなしていかないと終わらない。
しまいには、肩こりや腰痛すら感じなくなった。
どうやら仕事に集中するために、脳が痛みの回路をシャットダウンしたようだ(笑)
何しろ、どこをどう考えても、深夜・早朝・日曜日しか自由に使える時間がないのに、2科目分の試験の採点をこなすだけでも奇跡に近い。

そして、奇跡を起こしてやった。

未だかつて、締め切り日の翌朝に成績表を提出したことがあったろうか?(笑)
これこそ火事場の馬鹿力。
某作業の方も、自分が絶対にやらなければならない分は完成させたので、何とか理由をつけて解放して貰った。
しかしながら開放感とは無縁だった。
結局、最後の最後、家を出る直前まで荷造りに追われ、なにか忘れ物があるんじゃないかと心配しつつも、もはやゆっくりと考える余裕もなく、何とかタクシーを捕まえて乗り込んだところで、ようやく、これで旅行に行けるんだ!と思って、涙が出るほど嬉しかった。
これまで20回以上も海外旅行に行ってるけれど、旅行に行けるのがこんなに嬉しかったことは初めてだった。

どんだけギリギリまで追い詰められてんだ!!f(^ー^;


今回、成田からフランクフルトまでは、座席に余裕があるからと言うことでプレミアムエコノミーに変えて貰えたということもあるけれど、なにしろ毎日毎日12時間以上もみっちり仕事し続けた甲斐あって、飛行機の中でまったりと音楽を聴きつつ、時々惰眠をむさぼりつつの12時間なんて、極楽そのものだ。

それにしても、昨年も8月6日出発だったから、改めてこの1年間は凄かったな~、というか、人生が丸ごと変わってしまったかのようだ。
昨年は、到着した翌朝、ZDFのMorgen MagazineにPeterとRüdeが出ていて、あ~!Sportfreunde Stillerだ~!!これは新しいアルバムでも出たのか?!と思ったのが、そもそもの始まりだった気がする。
もちろん、それを見てなかったとしても、絶対に店頭でCDを見つけて、アルバムごっそり買いこんで、はまって、ライブに行こうと思っただろうけれど、TVを見ていて、あ、自分は彼らのファンなのかも、と自覚した。

でもなぁ。

あの時点では、個々人の名前なんて全然知らなかった位なのに、今じゃ、ちょうどあのときTVに出ていた2人と知り合いだぜ。
もちろん、アーティストとファンでしかないけれど、向こうにとっても日本人ってのは、こっちが考えていた以上に特別みたいだし、こっちにとってみれば、物凄く大事な友達に会いに行くような気分だ。
もっとも、数メートル先で演奏しているのを見るだけで十分ではあるんだが。

でも、ほぼ不可能とも思える仕事をこなし切れたのは、間違いなく彼らのライブを見るためだ。
単にライブを見たいとか、あれこれのお金をもう支払い済みだとか、ってだけだったら、最後の最後どうにもならなければ、泣く泣く諦めるという手がない訳じゃなかった。
自分で勝手に行くだけのことなら、自分で勝手にやめても諦めがつく。
でも、今回に限っては、「彼らから招待されているんだから、絶対に行きたい」という一心だったような…。
もちろん向こうは全く懐が痛まないけれど(笑)、でもわざわざ向こうからメールを送ってきてまで、さらには何かあったときのために携帯の番号を教えてくれてまで、見に来て欲しいと言ってくれてるんだから、是非ともそれに応えたい。

いったんは仕事に阻まれかけたからこそ、空港について、飛行機に乗って、さらに乗り換えて、ついにフランクフルトに着陸したときにさえ、いちいち嬉し泣きの旅である。


さて、今回の旅は三部構成である。
第一部は、ベタにロマンチック街道&ミュンヘンの旅。
同行者のぽっちゃり王子、濱村朋子(フルネーム)、KYの3人とフランクフルトで合流する。
あ、ちなみに、いっそのことフルネームで!!という要望なので(笑)
ホテルの前までやってきて、約束通りKYの携帯に電話してみると、なんかドイツ語のテープが流れやがる。
何度かかけ直して聴いてみると、プリペイド・カードの残り度数が足りないんだと。
まったくもって使えねぇな、Vodafone!
あとでT-mobileに買い換えてやる!!
仕方ないので、ホテルのフロントで、もうチェックインしているかどうか尋ねると、まだだというので、フロントの電話を借りる(国際電話w)。
…や、既にチェックイン済みって。部屋にいるって。
フロントの姉ちゃん、もっとしっかりしてくれよ!!(笑)

無事合流できたところで、ぽっちゃり王子に対する不満が噴出!!(笑)
観光バスに乗ってもロクに説明してくれず、それどころか、頻繁に、トイレに行きたい、煙草が吸いたい、疲れた、とワガママ言い放題で、頼って遊びに来た2人が世話を焼き続けていたらしい。
フランクフルトも、確かに見るところはあまりないけれど、それ以上に大して動かずに一日終わったらしい…。
彼らにとって旅行4日目のこの時点で、はっきり言ってかなり言いたい放題だった(笑)

T-mobileで新しいプリペイド携帯を買い、Dachcafeとかいうところでフランクフルトの眺望を楽しんだところで、適当に良さげな店で夕食。
あ~!ビールがうまい!!
それにしても、この顔ぶれはまさに珍道中の香りがする。
そして、濱村朋子(フルネーム)は、いたくドイツが気に入ったらしい。
曰く、「イケメン・パラダイス」。
かくして、ふたりのイケメン捜しの旅が始まる…(笑)


ホテルに戻ってから、携帯の充電をして、使えるようになったのが23時過ぎ。
ひとまずRüdeにSMSを送ってみたところで力尽きる…f(^ー^;
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