Der König Hat Eselsohren

Stockholm(2)

夜中のうちから、雨の打ち付ける音が激しい。
まじかよ~、という感じ。
いや、天気予報見て、知ってはいたけれど。

で、起きる頃になっても、まだ結構強い雨が降っている。

色んな天気予報を見ると、午前中に止む予報と、昼くらいに止む予報と、午後に一時的にだけ止む予報があって、まぁ、なるべく長めに止んでくれたらいいけどね、それ以上にはならないらしい。

今日はアーティペラゴ往復の予約をしてるんだけどなぁ。

船が11時発のところ、76番のバスだと1本で行けて、しかも10時10分発だとちょうどいい感じなので、10時頃に家を出る。

と、ちょうど止んでいる。
や、止んでいるというところまでは行かないが、傘を差す必要はない程度。

そのままいってくれれば、と思ってはいたが、港で船の前で待っている間に、また徐々に降り出す。



最初、外のデッキでもいいかと思ったけれど、雨が吹き付けるかどうか以上に、風が冷たすぎるので、中に退散。
朝から泡(笑)






船は群島の間を縫うように進み、予定より10分くらい早く着いた。
ありがたいことに、やはり傘を差す必要のない、ポツポツにもならない程度。
ただ、ものすごく寒い。





船を下りるときに見えた金の卵を近くまで見に行く。
林の中なので、ドロドロにぬかるんでいるかと思ったが、全然そんなことはなかった。
整備が行き届いていて、大粒のおがくずが敷き詰めてあるらしい。








中に入ると結構な人。
しかも昼時なので、カフェは結構混んでいる。

チケット売り場では、展示ごとの値段が書かれていたので、2つ分買い、まずは高かった方のimagine Monetという展示へ。

別段、モネの本物の絵が展示してあるわけではなく、最初にモネに関する様々な情報が、延々説明されているのだが、中に入ると、四方の壁全部と中央に斜めに横切る幕、そして床に、モネの作品が投影され、それに合わせて音楽が流れる。



それぞれ好きなところに、折りたたみ椅子に座ったり、床に座ったり。
これがもう、完全にモネの絵の中に入ったかのようで、実に心地いい。

そして、一部分のみが投影されたり、大きく拡大されて投影されていたりするのだが、改めて、モネって天才だと思うし、曖昧な筆致なのに精緻であることをまざまざと見せつけられる。

最初の説明のところで、モネを抽象画の先駆け的に扱う向きもあるというのがあったけれど、とんでもない。
具象中の具象、誰もきちんと描ききれなかったものを描く技法を見いだした人だ。

睡蓮の池の水面に映る雲が、まるで風に流されて動いているようにすら見えて、本当に感動する。

一通り見たところで出ようとしたが、結局途中でまた立ち止まり、つづきを見てしまった(笑)


13時半を過ぎていて、そのまま次を見るのもなんなので、オープンサンドと白ワインを買い、カフェでランチ。
最初、外のテラスにしようかと思ったのだが、出てみたところでまたパラパラと降ってきたので退散。


14時になってしまったので、もう一つ、北欧の作家のコーナーを見る。
が、スウェーデン語しか表示されていない。
いちおう、各コーナーの説明のところの右下に、英語の情報はこちら、とQRコードが出ているのだが、なんだかめんどくさいので、そのまま、タイトルの意味をなんとなく想像しながら見てしまった(笑)


乗船は出航の15分前ということなので、少し早く、15時過ぎに行ってみたが、船の姿は影も形もない。

人はだんだん増えてくるにもかかわらず、一向に船は現れず、出航時間の15時20分に、ようやくやってきた(笑)

今回は最初から船内を決め込んでいたところ、外のデッキに結構人が集まっていて、がんばるな~、と思っていたら、出港してすぐに雨風が強くなり、皆退散してきた(笑)


船を下りた時点で、また雨は止んでいたが、とにかく寒いし、いつ降るのかわからない状態。








昨年は地球の歩き方くらいしか手元にない状態で、地理感がほとんどつかめないまま、ピンポイントにあちこち行っただけだったので、繁華街というか、中心あたりからショッピングエリアに掛けては全く無縁だったのだが、今回はなんとなく位置関係をつかんでから来ているので、王立公園を突っ切って、デパートのあるエリアへ。




NK、外観もかっこいいし、中に入ってもカッコイイ。
超高級ブランドも入ってるし、それ以外にも結構いい感じの店が揃っている。
が、実際に中を歩いて見て回ると、意外と狭くて、店数もそこそこ。
なるほど。
ヘルシンキのストックマンが北欧一大きいデパートというのが、ようやく納得がいった。

つーかさ。
日本のデパートがデカすぎなんだよ(笑)


NKの後、雨宿りも兼ねて、途中のショッピングセンターの中にあるIKEAも見て回り、オーレンス・シティもぐるっと一周。

ヘルシンキのときみたいに、特に買いたいものがあるわけじゃないので、ホントにただ見て回っただけで終わった(笑)

ついでに地下のスーパーで、チューブのエビチーズと、今日はエビ&ザリガニがあったのでそれも追加購入。


帰ってきたら誰も居ない。
しばらくして、これからピザを買って帰るからね、というインスタメッセージが届く。

その間、改めてフィガロをくまなく見直していたところ、レストランの紹介の中に「お酒の博物館」という文字を発見!
ここのレストランが美味しいらしい。

それどころか、Spiritmuseumって、行くしかないじゃん!!
何でガイドブックその他に出てないんだよ!!(笑)

ちょうどビールの催しもやっているようなのだけれど、ひとまずランチの予約だけしておく。
明日は天気も回復しそうだし、楽しいかも。
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