アリゾナマニアの知ったか発言集

ドラフトのトップ3とそれ以降

・アリゾナはドラフトでトップ3指名ならほぼ当たりを引いてる
・4~10位だと当たり率が一気に下がる


 (アリゾナのドラフトはトップ3と4~10位だと当たりを引く確率がかなり違うと書いたしそういう印象があるので調べてみました)。


■全体1位~3位

 2019 1位 QBカイラー・マレイ(オクラホマ大)
 2004 3位 WRラリー・フィッツジェラルド(ピッツバーグ大)
 2001 2位 OTレオナード・デービス(テキサス大)
 1998 3位 DEアンドレ・ワズワース(フロリダ州立大)
 1996 3位 DEシメオン・ライス(イリノイ大)

 トップ3ならまずハズレは引かない。ワズワースはケガで実働2年半で消えてしまったけど能力は凄かった。


■全体4位~10位

 2020 8位 ILBアイゼイア・シモンズ(クレムソン大)
 2018 10位 QBジョシュ・ローゼン(UCLA)
 2013 7位 OGジョナサン・クーパー(ノースカロライナ大)
 2012 5位 CBパトリック・ピーターソン(LSU)
 2007 5位 OTリーバイ・ブラウン(ペン州立大)
 2006 10位 QBマット・ライナート(USC)
 2005 8位 CBアントレル・ロール(マイアミ大)
 2000 7位 RBトーマス・ジョーンズ(バージニア大)
 1999 8位 WRデビッド・ボストン(オハイオ州立大)
 1997 9位 CBトム・ナイト(アイオワ大)

 大当たりはCBピーターソンとILBシモンズくらい。中当たりがOTブラウン、CBロール、WRボストンあたり。

 QBローゼンは強肩で走力もあるけどパス精度が低くて今思えばよくあれで1巡上位になったなと。QBライナートもハイズマン賞という金看板はあっても弱肩だし走力ないし性格にも難があってこちらも1巡上位の価値はなかった。

 OGクーパーは1年目開幕前の腓骨骨折がなければ怪物になってたかもしれない。最終的にOLBチャンドラー・ジョーンズ獲得のトレードの弾になった点は○。RBジョーンズとCBナイトは3巡以降だったら悪くないけど1巡上位というほどの選手ではなかった。


■全体11位~20位

 2021 16位 ILBゼイブン・コリンズ(タルサ大)
 2017 13位 OLBハーソン・レディック(テンプル大)
 2012 13位 WRマイケル・フロイド(ノートルダム大)
 2008 16位 CBドミニク・ロジャース=クロマティ(テネシー州立大)
 2003 17位 WRブライアント・ジョンソン(ペン州立大)
 2003 18位 DE/OLBカルビン・ペース(ウェイクフォレスト大)
 2002 12位 DTウェンデル・ブライアント(ウィスコンシン大)

 4~10位より平均点高い。どうにもならなかったのはルーキーキャンプから契約で揉めまくった××野郎のブライアントくらい。


 まとめると1巡はトップ3かせめて5位までにしておくべきで、中途半端な上位ならトレードダウンしたほうがいい。

 あとはそのポジションで各年のトップ選手を指名した方が良いということ。

 2021年 コリンズはILBで1人目
 2020年 シモンズはILBで1人目
 2019年 マレイは全体1位
 2013年 クーパーはOGで1人目(OL全体では4人目)
 2011年 ピーターソンはCBで1人目
 2004年 フィッツジェラルドはWRで1人目
 2001年 デービスはOTで1人目
 1998年 ワズワースはDEで1人目
 1996年 ライスはDEで1人目

 2018年 ローゼンはQBで4人目(1位でCLEのベイカー・メイフィールド等)
 2012年 フロイドはWRで2人目(5位でJACのジャスティン・ブラックモン)
 2008年 DRCはCBで2人目(11位でBUFのレオディス・マッケルビン)
 2007年 ブラウンはOTで2人目(3位でCLEのジョー・トーマス)
 2006年 ライナートはQBで2人目(3位でTENのビンス・ヤング)
 2005年 ロールはCBで2人目(6位でTENのパックマン・ジョーンズ)
 2003年 ジョンソンはWRで3人目(2位でDETのチャールズ・ロジャース等)
 2002年 ブライアントはDTで3人目(6位でKCのライアン・シムズ等)
 2000年 ジョーンズはRBで2人目(5位でBALのジャマール・ルイス)
 1999年 ボストンはWRで2人目(6位でSTLのトリー・ホルト)
 1997年 ナイトはCBで2人目(3位でSEAのショーン・スプリングス)

 (2017年のレディックはILBでは1人目だけどDE/OLBでは3人目で判別が難しい。2003年のペースも同様)。

 単純な指名順位よりも優劣がはっきりしてる。先に指名された同ポジションの選手より活躍してるパターンが少ない。上回ってるのはフロイドとDRCくらい。

 というわけで、「今年のドラフトはこのポジションの層が厚い」といっても2番手以降が当たる確率は下がる。

 (現時点で来年のドラフト1巡は全体4位。最後に2連勝すると10位くらいまで下がる可能性があるのかな。悲しくなるので詳しい星勘定はしない)。

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