アリゾナマニアの知ったか発言集

QBブロウで勝てそうだったが逆転負け

・ATL戦は19-20で負けて4勝12敗
・残り3分で57ヤードFG成功で逆転したが終了間際にFGで再逆転された

□Blough Gives Cardinals A Chance, But Falcons Still Pull Out Win (チーム公式サイト1月1日日曜の記事)

・来シーズンのアリゾナのQBに何が起こるか、少なくとも序盤は見通せない。

 カイラー・マレイは今週膝ACL断裂の修復手術を受け、いずれは復帰までのタイムテーブルが出る。

 しかしその間、開幕時にはマレイ以外の先発QBを決めなければいけない。コルト・マッコイの可能性はある。それ以外となると。デビッド・ブロウはチームに残留することはできそうだ。この日のATL戦のプレーがその根拠になる。

 チームは19-20で負けて4勝12敗。この試合最後のプレーでATLのKク・ヨンフェが21ヤードFGを決めた。それはディフェンスが人手不足にもかかわらず良いプレーをしたことや残り3分未満でKマット・プレイターが57ヤードFGを決めてリードを奪ったことを帳消しにした。

 しかしQBブロウを見定めたかったキングスベリーHCやフロントオフィスにとって価値のある試合だった。

 QBブロウは「負けたのは悔しい」。DET時代の2019年以来の先発だった。「オレの仕事はチームの勝利の手助けをすることだ。たくさんのFGで決着を付けなければならなかった」。

 しかしブロウはこう付け加えた「DETで5試合先発したときはオレが望んだ結末にはならなかった。オレのベスト試合は目の前にあると分かっていた」。

 良いこともいくつかあった。QBブロウ以外では新人TEトレイ・マクブライドが7キャッチ78ヤードとNFL初TDキャッチでこれまでのベストゲームだった。「オレは確かに自信を構築しつつある。やりやすいと感じている」。

 RBジェームズ・コナーはラン16回79ヤード、パスキャッチ3回31ヤード。しかし4Qにすねを痛めて途中退場した。

 コナーは大丈夫だと思うと話していたが次週の最終週SF戦に出場できるかは明言しなかった。オフェンスはWRデアンドレ・ホプキンスが欠場していてコナーだけでなくWRマーキス・ブラウンも4Qに腕の負傷で途中退場してより困難な状況になりそうだ。

 キングスベリーHCは最終週SF戦でブロウとトレース・マクソーリーのどちらが先発するか今週中に決めると発言したが、この日のプレーを見るとブロウが選ばれそうだ。

 ブロウは24/40、222ヤード、1TD、ターンオーバー無し。キングスベリーHCはブロウについて「彼は戦っていた。加入して2週間しか経っておらず先週は金曜以外は練習する機会もほとんどなかったがよく対処した。感心した」。

 ATL(これで6勝10敗)はブロウのストーリーがハッピーエンドになるのを妨げるのに十分だった。Kマット・プレイターが57ヤードを成功させて残り2:57でアリゾナが2点をリードした。

 しかしATLは最初の2プレーで29ヤード進み、DE J.J.ワットのオフサイドの反則でFGに必要な位置まで進んだ。アリゾナは残り2分に自陣27ヤード地点で3rd-and-7yに追い込んだがATLは14ヤードのパスを通して残り時間を焼き払った。

 ILBアイゼイア・シモンズは「相手のTDのほとんどはオレたちの自滅だった。彼らが得点したドライブでは毎回オレたちにペナルティがあった。オレたちはもっと規律正しくしないといけない」。シモンズはFSブッダ・ベイカー欠場でフルタイムでSでプレーした。

 QBブロウ、TEマクブライド、RBコナーらがシーズン終盤に注意を引いた。次週SFはより高いプレイオフのシード順を狙ってプレーする。6連敗中のアリゾナは将来のためにプレーする。

 「(今日の結果に)落ち込むことは無い。すべての試合を勝てるわけではない」(RBコナー)。


 (勝てる試合だったけどFG失敗、パントブロック、4th-downギャンブル失敗が響いた。最後も踏ん張れなかった。先週はオーバータイム負けで今週は終了間際のFGで逆転負け。拮抗して面白い試合ではあった)。

 (ブロウはなかなか良かった。不調ATLが相手だったという面もあるだろうから次週SFの超強力ディフェンス相手にどれだけできるかで真価が試される。来週のオフェンスは本来のスターターがRTケルビン・ビーチャムだけという事態になるかも)。

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