・5巡139位QBクレイトン・トゥーンの評価
・逆境に強い。運動能力や肩の強さは平凡
□
5巡 QB Clayton Tune (5巡139位、ヒューストン大)
「概観:
逆境に強く、スロースタートでもシーズン終盤に取り返せることを証明した。
playmakerというよりはsnap-takerだ。彼はフィールド全てを見渡せるが、即興的な才能に欠けるため時間通りにプレーする必要がある。
身体能力や運動能力に傑出したものはないので、NFLのディフェンスをタイミングと正確さで打ち負かすには目線の速度を増すこと、足を落ち着かせること、スナップ後のプロセスを向上させる必要がある」。
「長所:
4年間スターター、3度キャプテンを務めた。
逆境に打ち勝つ能力は証明済み。
可能なときは足を動かし続けてプラットフォームを見つける。
忍耐強く、progressionにも積極的に取り組む。
リズミカルにポケット内を動いて送球を確保する。
ポケットを離れる際もfield scanを維持する」。
「弱点:
ポケット内でのフットワークは規律がなさ過ぎる。
プレッシャーを受けると読みが乱れがちになる。
大胆にtight-windowに投げるほどには自分の肩を信用していないかもしれない。
安定したボール配給をするには先読みとボールの回転が足りない。
リリース時のクイックネスは鈍い。
サイドライン際のレシーバーに投げることが多すぎる。
足を動かさなければならないときパス精度が急落する」。
(メンタルと経験が◎のポケットパサー。でもサイズ・運動能力・肩の強さすべて平凡でパスのリリースも素早くなく、パスラッシュが迫ってくると判断力が落ちてしまう)。
(バックアップQBにするには手頃なタイプ。シーズン終盤に調子が上がるというのはカイラー・マレイが毎年シーズン終盤に負傷離脱してることを考えるとありがたい特性かも)。
(6-2、220。40ヤード走4.64秒。大学通算11,994ヤード・104TD・41INT)。
(コルト・マッコイは6-1、216、40ヤード4.79秒。大学通算13,253ヤード・112TD・45INT。ドラフト時の評価見ると知的で生産的でリリースが素早く、ショートパスがすごく正確、ラッシュ避けて時間を稼ぐ走力がある。肩は強くない。・・・トゥーンといろいろ似ているけれどクイックリリースとラッシュへの対処に差がある。それがどう出るか)。
(比較対象にされやすいSFのQBブロック・パーディは6-1、212、40ヤード4.84秒。大学通算12,170ヤード・81TD・33INT。パスが正確、セットアップの素早さに欠けると書いてある。7巡指名なので評価も厳しめ)。
□
2018 Houston 5試合(2先発) 59/117 79ヤード 8TD 2INT
2019 Houston 7試合(7先発) 106/179 1,533ヤード 11TD 9INT
2020 Houston 8試合(8先発) 170/285 2,048ヤード 15TD 10INT
2021 Houston 14試合(14先発) 287/420 3,544ヤード 30TD 10INT
2022 Houston 13試合(13先発) 334/496 4,074ヤード 40TD 10INT
(昨シーズンはパスTD数が3位タイ、トータル4,618ヤードが6位、パス獲得ヤードが7位。ちなみにパス獲得ヤードは1~5位はまだ大学に残ってて6位はラムズ4巡指名のステットソン・ベネット)。
(HCは2019からの4年間ダナ・ホルゴーセン。テキサス工科大のWRコーチだったときHCがマイク・リーチでQBが前アリゾナHCのクリフ・キングスベリーだったというエアレイド・オフェンス直系。トゥーンの控えQBはホルゴーセンHCの息子)。
□
近年のアリゾナの下位指名QB
2014 4巡 ローガン・トーマス 在籍1年で出場2試合、1TD
2012 6巡 ライアン・リンドリー 在籍2年で出場9試合6先発、3TD・11INT
2010 5巡 ジョン・スケルトン 在籍3年で出場20試合17先発、15TD・25INT
2004 7巡 ジョン・ナバール 在籍2年で出場1試合先発1試合、2TD・5INT
1999 7巡 クリス・グライセン 在籍2年で出場5試合、1TD
(掘り出し物はいなくて一番まともなのがスケルトン。トゥーンのヒューストン大の先輩であるケビン・コッブの負傷で先発してまあまあ良かったのに次の年はサッパリだった。スケルトンと同じ年のルーキーFAにマックス・ホールというQBもいて1年目に6試合3先発してる。1TD・6INT。
トーマスは唯一のパス成功がRBアンドレ・エリントンへの80ヤードTDパス。現在はサイズ生かしてWASでTEやってる。リンドリーは強肩だけが取り柄だった選手。カーソン・パーマーとドリュー・スタントンが相次いで負傷離脱したとはいえコイツをプレイオフで先発させたのは今思い返しても悪夢。
ナバールはミシガン大であのトム・ブレイディと在籍期間が1年被ってる。同じ大型で同じ下位指名でもしかするとという期待はあったが化けなかった。唯一の先発が地元DET戦だった。
いずれも大型だったり強肩だったりその両方だったりで、トゥーンのような小さくまとまったタイプはドラフトで獲ってこなかった)。
□
(現HOUのケイス・キーナムはドラフト指名されてないのでヒューストン大のQBでドラフト指名されたのは2007年PHIのケビン・コッブ以来となる。2011年にCBドミニク・ロジャース=クロマティ+ドラフト2巡指名権と交換でアリゾナへ来たけどOLが弱かったこともあってチーム成績に繋がらなかった。当時のロッド・グレイブスGMはこれでクビになったようなもの)。
・逆境に強い。運動能力や肩の強さは平凡
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5巡 QB Clayton Tune (5巡139位、ヒューストン大)
「概観:
逆境に強く、スロースタートでもシーズン終盤に取り返せることを証明した。
playmakerというよりはsnap-takerだ。彼はフィールド全てを見渡せるが、即興的な才能に欠けるため時間通りにプレーする必要がある。
身体能力や運動能力に傑出したものはないので、NFLのディフェンスをタイミングと正確さで打ち負かすには目線の速度を増すこと、足を落ち着かせること、スナップ後のプロセスを向上させる必要がある」。
「長所:
4年間スターター、3度キャプテンを務めた。
逆境に打ち勝つ能力は証明済み。
可能なときは足を動かし続けてプラットフォームを見つける。
忍耐強く、progressionにも積極的に取り組む。
リズミカルにポケット内を動いて送球を確保する。
ポケットを離れる際もfield scanを維持する」。
「弱点:
ポケット内でのフットワークは規律がなさ過ぎる。
プレッシャーを受けると読みが乱れがちになる。
大胆にtight-windowに投げるほどには自分の肩を信用していないかもしれない。
安定したボール配給をするには先読みとボールの回転が足りない。
リリース時のクイックネスは鈍い。
サイドライン際のレシーバーに投げることが多すぎる。
足を動かさなければならないときパス精度が急落する」。
(メンタルと経験が◎のポケットパサー。でもサイズ・運動能力・肩の強さすべて平凡でパスのリリースも素早くなく、パスラッシュが迫ってくると判断力が落ちてしまう)。
(バックアップQBにするには手頃なタイプ。シーズン終盤に調子が上がるというのはカイラー・マレイが毎年シーズン終盤に負傷離脱してることを考えるとありがたい特性かも)。
(6-2、220。40ヤード走4.64秒。大学通算11,994ヤード・104TD・41INT)。
(コルト・マッコイは6-1、216、40ヤード4.79秒。大学通算13,253ヤード・112TD・45INT。ドラフト時の評価見ると知的で生産的でリリースが素早く、ショートパスがすごく正確、ラッシュ避けて時間を稼ぐ走力がある。肩は強くない。・・・トゥーンといろいろ似ているけれどクイックリリースとラッシュへの対処に差がある。それがどう出るか)。
(比較対象にされやすいSFのQBブロック・パーディは6-1、212、40ヤード4.84秒。大学通算12,170ヤード・81TD・33INT。パスが正確、セットアップの素早さに欠けると書いてある。7巡指名なので評価も厳しめ)。
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2018 Houston 5試合(2先発) 59/117 79ヤード 8TD 2INT
2019 Houston 7試合(7先発) 106/179 1,533ヤード 11TD 9INT
2020 Houston 8試合(8先発) 170/285 2,048ヤード 15TD 10INT
2021 Houston 14試合(14先発) 287/420 3,544ヤード 30TD 10INT
2022 Houston 13試合(13先発) 334/496 4,074ヤード 40TD 10INT
(昨シーズンはパスTD数が3位タイ、トータル4,618ヤードが6位、パス獲得ヤードが7位。ちなみにパス獲得ヤードは1~5位はまだ大学に残ってて6位はラムズ4巡指名のステットソン・ベネット)。
(HCは2019からの4年間ダナ・ホルゴーセン。テキサス工科大のWRコーチだったときHCがマイク・リーチでQBが前アリゾナHCのクリフ・キングスベリーだったというエアレイド・オフェンス直系。トゥーンの控えQBはホルゴーセンHCの息子)。
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近年のアリゾナの下位指名QB
2014 4巡 ローガン・トーマス 在籍1年で出場2試合、1TD
2012 6巡 ライアン・リンドリー 在籍2年で出場9試合6先発、3TD・11INT
2010 5巡 ジョン・スケルトン 在籍3年で出場20試合17先発、15TD・25INT
2004 7巡 ジョン・ナバール 在籍2年で出場1試合先発1試合、2TD・5INT
1999 7巡 クリス・グライセン 在籍2年で出場5試合、1TD
(掘り出し物はいなくて一番まともなのがスケルトン。トゥーンのヒューストン大の先輩であるケビン・コッブの負傷で先発してまあまあ良かったのに次の年はサッパリだった。スケルトンと同じ年のルーキーFAにマックス・ホールというQBもいて1年目に6試合3先発してる。1TD・6INT。
トーマスは唯一のパス成功がRBアンドレ・エリントンへの80ヤードTDパス。現在はサイズ生かしてWASでTEやってる。リンドリーは強肩だけが取り柄だった選手。カーソン・パーマーとドリュー・スタントンが相次いで負傷離脱したとはいえコイツをプレイオフで先発させたのは今思い返しても悪夢。
ナバールはミシガン大であのトム・ブレイディと在籍期間が1年被ってる。同じ大型で同じ下位指名でもしかするとという期待はあったが化けなかった。唯一の先発が地元DET戦だった。
いずれも大型だったり強肩だったりその両方だったりで、トゥーンのような小さくまとまったタイプはドラフトで獲ってこなかった)。
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(現HOUのケイス・キーナムはドラフト指名されてないのでヒューストン大のQBでドラフト指名されたのは2007年PHIのケビン・コッブ以来となる。2011年にCBドミニク・ロジャース=クロマティ+ドラフト2巡指名権と交換でアリゾナへ来たけどOLが弱かったこともあってチーム成績に繋がらなかった。当時のロッド・グレイブスGMはこれでクビになったようなもの)。