今日は、アンガールズ田中さんについて感じたことを書きます。
家にはテレビがないので、リアルで見たわけではありません。
知っている人も多いと思いますが、自分は初めて知ったので感じたことを書いてみました。
テレビ番組の中での出来事。
お笑い芸人さんたちが、お母さんの手作りのお弁当を持ち寄り、見せ合うという企画。
「こんなお弁当食べたくない」「自分のお母さんがこれ作ったとしたら、悲しい」と酷評を受けたお弁当がありました。
それが田中さんのお母さんが作ったお弁当だったのです。
出演者も視聴者も、普段の田中さんの姿から、そう言われた田中さんがみんなの笑いをとる返しをするに違いないと思っていたそうです。
ところが!
田中さんは、笑いをとるのではなく、真剣な表情で話しはじめました。
「俺のお母さんは、看護師やってたから夜勤になることもあって大変だった。それでも作ってくれたんだから、冷凍食品とか入って当たり前。おれはこのお弁当食べて大きくなったんだ!」と声を強めて言った後、
「母ちゃん、うまいよ!」と言ってお弁当を食べ続けた。
見ていたお母さんは涙を流して喜んだというお話。
SNSでも絶賛されたという田中さんの反応ですが、
やっぱり感動しますよね。
田中さんは、
気持ち悪いと言われたり、
結婚したくないお笑い芸能人に選ばれたり
しながらも、今の地位を固めてきた人です。
当然トークの中身や返し力がきちんとしているからこそ
売れっ子お笑い芸人として活躍できているんですよね。
自分自身のうれしくないことを言われて
それを逆手にとって利用するメンタルの強さやたくましさは
ものすごいと思います。
また、そうした自分の失礼ですがイマイチや醜い部分を
自分からさらけ出しているところも
やはりものすごいと思います。
本当の自分を隠さずに出せるからこそ
お弁当の件の場合にも
その時一番感じたことを
口に出して言えたのだと思います。
お弁当を酷評した芸人と喧嘩するわけでもなく
ヘラヘラしながら笑いをとるわけでもなく
お母さんの立場をきちんと伝えた上で感謝を述べる
これ以上無い
最高の演出ですよね。
うまく言えませんが
これこそ
最高のかっこよさだなと思いました。
最高のかっこよさ
そして
自分のだめなところを出してしまう潔さ
心に染みたので
ご存じの方も多いと思いましたが
書きました。