時の流れに身をまかせ~♪

2017夏休みキルギス~6日目いざアラコル~アルティンアラシャンへ

H29.9.19(火)晴れ
6時半行動開始
朝食はパンをかじってパッキング。
いよいよアラコルへ。
キャンプ場にある石の表示によるとキャンプ場は標高2930mらしい。
ここから3520mまで登る。
水1Lくらい残ってたので、ポーターのビグザルが捨ててもよいか?アルティンアラシャンにはクリーンな水があるから、と。
でもいやだったので自分で持つことに。
7:30出発。
歩いてすぐに息があがり、着いていけない。

先に出発していた友達のガイドさんグループをぬかしていった。
あとから続々ときたグループの人はほぼ荷物持ってないし。
なんでこんなでかいザック持ってきたんだ。
荷物は防寒着くらいしか入ってないのに、ザック自体が重い!
始めはガイド無しポーター無しで行くつもりだったから大きなザックにしたんだけど、無理しなくてよかった。。

手ぶらの人が羨ましいが、仕方ない。
岩を超え休み休み、2時間ちょっとで、突然エメラルドグリーンが目に入った!

きれい!!というより先に、ゼイゼイが止まらない。
パスを登りきったところで数組テントをはっていた人達は笑いながら「you made it!」と声をかけてくれた。

しばらく眺めてからいよいよ湖の周りを通過して3800mのパスへ。
途中で水を持つよとビグザルが言ってくれて彼に預けることにしたが、湖の周りを通過するのも一苦労。
休み休み、ゼイゼイ。

景色を楽しむ余裕はない。


ビグザルが撮った私。

いよいよ最後の山場では彼が荷物貸して!と彼のザックにくくりつけ、私にタブレットのみを渡して出発。
なんていい子なんだ。
彼も相当きつそうなのに。
出発からそんな彼の後ろ姿を見ながらだったので、3日間すごく頑張れた。(しょっちゅう引き離されてたので後ろ姿も見れなかった時が多かったけど)

必死の思いで一歩一歩頑張れ頑張れと呪文を唱えながら登り切った!
12:20頃3800mに到着。

荷物を置いててっぺんに立つビグザル。


イスラエルから来たご夫婦が写真を撮ってメールで送ってくれないかと言ってこられた。
奥様は6年前(だったかな)に日本に来たことがあると言っておられた。
そこから今度は急傾斜を降りてアルティンアラシャンへ向かう。
彼はこの急傾斜をものの20秒ほどでジグザグに(スキーの要領で)駆け降りていった。。。。
残された私はタブレットを腹に納めて、ズルズルと滑ったりガクガク震える足に力を込めて彼の真似をしてジグザグに降りていった。

写真では伝わらないよね~。
降りた先にある残雪の手前までホーストレッキングができるようで馬を降りた人達がわーわー言いながら登っていた。
私たちのルートより、アルティンアラシャンから来るルートの方が厳しいとビグザルは言っていた。
自分が初めて来たのはアルティンアラシャンからのコースだったらしい。
ただしアルティンアラシャンからくる人は荷物置いて来てる人が多いのでまだマシかな。
で、ここからは下りになるのだが、これが意外に足にくる。
急傾斜を降りてからは自分で荷物を担いだ。
彼に引き離されて途中の小川で彼はお昼の準備をしていた。

13時過ぎにランチ。
朝水を入れておいたアルファ米はしっかり五目ご飯になっていた。
彼の入れてくれた小川の水を沸かしたティーと、五目ご飯、パンなどで腹を満たした。
五目ご飯の具材にポークが入っているのではないかと彼は躊躇したが、ポークはないよ、これはこんにゃく、made from 蒟蒻芋。。。てなんて言うんだ?ポテトと言っておいたが不思議そうにしていた。
ビグザルはイスラムなのでポークがダメでほかのお肉はいけるらしい。
そういやシロタキャンプ場でもマットの上でお祈りしてた。
お昼を食べながら、例の日露辞書で日本語の勉強。
すると先ほどのイスラエルの夫婦が馬に乗って帰って行った。
今日もアルティンアラシャンに宿泊だとおっしゃっていた。
霰が降ってくるくらい寒くなってきてブルブル震え出した。
ビグザルはこの時Tシャツ短パンだったんだけど、ズボンに履き替えに行ってた。 
所々で遅れる私を待つビグザル。


川を渡ったり草原のような道を延々と歩く。

そういえば、アルティンアラシャンからアラコルに行くと、途中で渡る川のあと両サイドに登りになっている場所があり、反対(右)に行ってしまって叫んでいる人達がいた。
ガイド無しで行くとこんなことになるんか。
おそろしいね、とビグザルと言っていた。
16時前雨がぱらついてきた。
と、アルティンアラシャンだ!

アラコルからくると一発目に現れるVIP travelに。


ガイドさんやポーターさんはここにみんないたようだが、何か決まりがあるんかな?
とにかく「ベッドにする?テント?」とビグザルに聞かれたので他の山小屋を選ぶ選択はなさそうだな。。と。
ユルトがあったので聞いてみたが満室みたい。
ドミトリーは2室ありどちらも満室だった。
素泊まり500C。温泉200C。
食べ物は持ってたのであとでお湯とお皿を貸してもらった。
寒い。このストーブつけてくれんかな。

お風呂の順番がきたのでおじちゃんが呼びに来てくれた。


ゴーゴー流れる水の上の怪しい橋を渡って6と書かれた小屋へ。

鍵は超かかりにくい。おじちゃんがあと2人とシェアと言っていたが。一応鍵かけて。
着替えるとこは板というか木材2本がスノコがわりか。
まずシャワールームがあって、

奥に温泉風呂。

シャワーも温泉水。だがシステムが複雑。
レバーが外れていて紐でぶらさがっているのを、シャワーヘッドにひっつけてどっちかにまわすと出てくる。
ただし、その位置が高くて手がつりそうになる。
お風呂に浸かってたらガチャガチャと音がする。
どうやら2人が来たらしい。
急いで鍵を開けに出る。
向こうもびっくりしていたが、まあ一緒に入んねえ入んねえ。
彼女達は私が着いた時、ブランコでキャッキャ言ってた子たちだった。
タイランド出身。
私は台湾と聞き間違えて、何回もいってるよ、台北でしょ、台中でしょ、と説明していたら、台湾じゃない。タイランドと。
彼女達は水着を着ていたが私は全裸。
ゴメンねと言っといた。
私には温いくらいだったが、彼女らは熱そうにゆっくりゆっくり浸かっていた。
やっぱ習慣が違うんだな。
一人はエミレーツのCAさん(だから英語上手なんだ)バンコク出身、もう一人はちょっと英語苦手そうチェンマイ出身(職業は聞いたがわからんかった。)
アルティンアラシャンまでトレッキングして、明日帰るそう。
私がカラコル渓谷から縦走してきたというとおおおお!ってなってた。
彼女らは日本にも旅行したことあるらしい。
とってもいい子達だった。
記念に写真撮らせてもらった。
もちろんSNSにはアップしないよ、と付け加えて。
温泉のあと部屋でまったりしてたら、アメリカからきた、ビグザルの友達がガイドしている女の子が到着。倒れていた。
温泉いってきな!と声をかけたが、今は無理と眠ろうとしていた。だけど、すぐに眠れないしんどいといって身もだえしていた。

ビグザルが昨日寒くてほとんど眠れなかったと言っていたので(おいおいガイドやろ)、私のダウンと膝かけを貸してあげようかと持って行ったが、スキーにも行くんだからそんなの平気と言われた。

19時頃食堂(?)に行ってお湯とお皿を借りて、ドライフーズのカレーをパンと共に食べた。
風が冷たく掘っ立て小屋の中は寒い。
するとビグザルがやって来て、
「あなたの写真を撮ったからあげる」と言ってきた。
おおお!ありがとう。
でタブレットを探しにいったが見つからない。
さっきお風呂に持っていって、帰ってからも使った。
けど、、、、タブレットがない!
ビグザルに言うと日本からのお土産のヘッドライトで探す、とテントに取りに行った。
すぐに私のお布団の中にあるのを発見。
部屋には日本人男性が二人いたんだけど、一人が「やっぱセキュリティがね。。。」と言っていたが、山小屋についてから、セキュリティについて日本でより甘くなっていた。
お風呂に行くときも財布も、パスポートも置きっぱなしだった。
もう、山から降りられた開放感で。。。
いかんいかん。
で、再び食堂でBluetoothで転送してもらった。
初めて使った。全部(日本語以外)ビグザルがやってくれた。
転送作業をしている途中、お皿を片付けにきた。
その時うっかりスプーン(昨日ゲストハウスのお母さんに借りたやつ)も持って行かれた。
1時間以上たってから思い出して、取りに行ったが、なんのことかわからんけど好きなの持っていけってかんじだった。
ちなみに食堂で水やコーラが売っていたが、遅い時間には水は売り切れていた。

ちなみに私が着いたときは部屋ににいた日本人は9ヶ月旅をしていると言ってた。曲がり煎餅あげといた。

部屋には薪ストーブがついており暖かくなっていた。
これで眠れる。

洗面所みたいなのが馬の放牧地横に取り付けてあったが、蛇口から水はでず。
かわりに、川沿いの水道が出しっぱ状態で、その水を何度も汲んでバケツで運んでいた。
そこで歯磨きした。

トイレは洗面所の横にあり、簡易だがちゃんと便器がついており、筒から排泄物が落ちていくかんじになっていた。
もちろん紙はなし。水が流れるシステムにはなっていたが、流れず。
大きい方はできないな。

とにかくそうそうに眠りに落ちた。


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