はい、第7話は、見逃しました。
パソコンが壊れていて、音が出ないので、YOU TUBEで見ることもできず、
諦めました。
ということで、どの場面が入って、どの場面が入っていないのか分からないので、
以後、あまり細かいつっこみはしません。
もう、大体でいいんですよね。大体で面白ければ。
今回は、大体で見ていたので(見たいところだけ見ていたので)、
それなりに、普通に面白かったです。
まず、岡田邸の演出。
「第2話」の漫研の部室のシーンでも思いましたが、
福田監督は、こういう怪しい雰囲気の演出をさせると、実に上手いですね。
2話でも、今回も感心しました。
そして、岡田トシオ登場!
なにも岡田斗司夫じゃない気がしますが、
まあ、監督がこれでいいなら、これでいいのでしょう。
原作でも、やや悪意のある描き方がされていたのですが、
福田監督も、かなり悪意を持って演出しているようで、ダブル悪意ですね。
山賀など、他のキャラの演出に際して、原作を再現する気がほとんど無いのに反して、
岡田斗司夫の「死んだような目をしている」ことに関しては、
原作通りに、とても忠実に再現しています(悪意あるわ~)。
さて、今回の感想に関しても、あまりアップする気になれなかったのですが、
岡田斗司夫のツイッターが、今回も(当たり前というべきか)、
面白すぎたので、感想をアップすることにしました。
リンク 第8話の公式ブログ
まず、3話あたりで、「いわれのない文句」を受けた島本和彦が
ツイッターでコメント。これを岡田斗司夫がごまかそうとしますが、
あっさりと突っ込まれています。
そして、岡田邸の実際の様子の細かい説明。
母親が宗教を作った事情なども書かれています。
ドラマを訂正して、部屋には本棚しか無かった、という説明も。
「むしろ、イデオン」に関しての、
原作でも触れられていない、細かい説明も入ります(みんな基礎はできていた、と)。
で、原秀則の話になるのですが。
ここまで、原作をカットしておいて、原秀則の話を残すという悪意!
ここは、原作の連載中、唯一、本人を本気で怒らせた場面で、
島本和彦が「やっちまった」と、原秀則本人に謝罪していた場面だと思います。
島本和彦は、一見暴言を吐いているようでも、
実際に作者を怒らせることが無いように表現を気をつけていたのに、
ここだけは、唯一、行き過ぎて、怒らせてしまった場面なのです。
それを、わざわざドラマで再現する福田。
原作のカットといえば、8話のラストで、一気に9巻まで飛ぶ
(7話の時点で、5巻だったのに、8話で4巻分進行?)、という、荒業を見せています。
ここまでカットされると、もう、大体でつながってればいいや、という感じになりますね。
途中で、ようやく、「タッチ連載開始まで○○日」のテロップが出ますが、
それは番組のラストにやらないと、ヤマトのパロディにならないだろうが、と、
なんだか、よく分からないタイミングで出ます。
そして、「リングにかけろ」で、抜け道を発見する、という名場面のあと
(あとは、描くだけ!と)、
今回は、ホノオくんも、じっくりと(カレンダーをめくっていく描写で)
漫画を完成させました。
上京前に、なぜこういう描写をしなかったのかは謎です。
上京前の投稿漫画は、作品内時間で、完成まで2カ月かかっているのですが、
今回は、1ヶ月くらい。しかし、どう見ても、
今回の方が時間がかかって、苦労してそうな描写がされています。
そして、プロだから作品は完成させる、みたいなセリフで、
3話あたりを忘れたかのように、キャラクターの軌道修正を行っています。
原作の方のホノオは、元から、ちゃんと締め切りを守るやつですが。
そして、岡田斗司夫のツイッターから
>僕と庵野君の実際の初対面は、いきなり「ウルトラマン80をどう評価するか?」だった。
ドラマ化するにあたって、こんな薄い会話にされてしまうなんて!
原作はさんざん改変されているのですが、
庵野や山賀や、ホノオの描写は全部スルーしていたのに、というか、
どちらかといえば誉めていたのに(矢野健太郎の言うことが全面的に正しい、とか)、
自分のこととなると、途端に愚痴が入るんですね、この人は
(人の悪口は平気なのに、自分の悪口には敏感という、
いかにもオタク気質ですね。島本和彦の方は、全部受け流しているというのに)。
ドラマに、矢野健太郎に説教される岡田トシオが出てこないのは残念ですね
(その時にも、この人は、矢野健太郎は全面的に正しい、と言うのでしょうか?
言わないでしょうね)
人の改変は→ドラマの都合、ナイス演出
自分の改変は(ドラマを分かりやすくする都合でも)→愚痴、演出も誉めない
という訳です。
しかし続いて、
>SF大会やってたときの僕のあだ名は「キチガイ」だったので、いまさらドラマでどう描かれようが平気w
という、原作でも描けない、すごい裏設定を披露しています。
そして、下の方の島本和彦との対談では、
原作で描かれていたように、鹿は立っていないということを
熱弁し、
岡田邸の鹿には気をつけろ、という、とても面白いエピソードを披露しています。
入り口に置いてあるから、というだけの理由で、4千万の鹿の角に、
カバンをかける、庵野と赤井!
ラストは、編集からの電話がかかってくるところ(9巻)で、
これまでにないくらい、ヒキで終わっていました。
かなり自信が無いと出来ないヒキ方です
(これまでは、1話完結的なスタイルだったので、ここまで極端な
ヒキ方はしていません)。
ようやく、ドラマも、こういう極端なヒキ方をしても、客が付いてくるくらい、
軌道に乗ったと思ったのでしょう。
さて来週は、
当然、編集とのやり取りからスタート。
そして、いよいよ、ホノオが、アニメ作りに着手。
ワンダーマスミの映像が見えていたことから、
一気に上映会まで行くようです
(逆に、そんなハイペースでやると、やることが無くなる気がしますが)。
「ダイコンⅢ」のフィルムも、早くも完成してしまうのかもしれません
(妥当なペースでいえば、ホノオのフィルムが始まる前で9話が終わって、
10話で、ホノオのフィルムの細かい説明が前半、ダイコンⅢの
上映と、ホノオによるダイコンⅢの鑑賞が後半で、1話の出だしにループでしょうか)。
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