久々の映画館

数ヶ月前から公開を心待ちにしていた「スカイ・クロラ」を見に行ってきました。

もう、なんといったら良いんでしょう。
余韻が残り過ぎてやばいです。
こういう映画を待っていたんだよ！！と声を大にして叫びたい感じ。

原作小説のほうは未読なので設定やストーリーに対して言及するのは避けますが、
たった2時間の作品の中でこれほど観客を世界観に引き込み、痛烈なメッセージを与える作品は初めてでした。
しかも、そのメッセージに押し付けっぽい部分は無く、単なる悲劇で終わることもなく、全てを語らずとも作品が成立しているところが本当に凄い。
原作小説の一部だけを映画化しているとは思えないほど、ひとつの作品として完成されていると思います。

あと、ちょっと音楽好き人間的な感想になりますが、作品全体に流れるリズムというか間みたいなものも非常に素晴らしくて、無音の部分に語らせる感情表現とか、あえて淡々とした展開で痛み（?）のような感情をかもし出している部分にも感動しました。

まぁ、色々と書きましたが、2008年という時代に、出るべくして出たという感じの名作だと思います。
監督の言う「若い世代に向けたメッセージ」は、20代も残りわずかな僕にもばっちり響きました。
ふふっ、我ながらまだまだ若いな（笑）


さあ、明日は原作の小説を買いに行こう^^


公式サイト
http://sky.crawlers.jp/index.html