真ん中の、黒い(つーか、濃い紫色)
ジャージを着ている人。
試合開始前の練習風景です。
ちょっと遅いですけれど、この間の土曜日(11月6日)に、ニュージャージーネッツとの試合にやって来た田臥くんを見てきました。
どうやら日本で今一番話題の男のようですが、そりゃそうでしょっ! いくらスポーツに興味なくとも今どき『タブセ』の名前を知らないのはモグリってやつ??
って、日本での報道の仕方を知らないのでなんともいえませんが、彼はとにかくエライ、スゴイです。
一体誰に例えられて報道されているのか想像がつきませんが、どのくらいスゴイかというと、この間イチローがシーズン安打最記録をつくったのよりもすごいでしょう。
つーか、NBA選手になったことがこれはもう、言葉では言い表せないほどスゴイのです。
あえて例えてみれば、昔、松岡修三がウェインブルドンのセンターコートに立ったことくらいにスゴイ(ますますわからない??)。
そうですねえ、94年に公開されたドキュメンタリー映画『フープ・ドリームス(Hoop Dreams)』を見てください。これを見るといかにアメリカ人の、それも黒人の若者がNBA選手になるのが難しいのかがわかります。もちろんこの映画の内容が全てではないけですが。
そして最近のNBAの流れとしてシャキール・オニール(去年までロサンジェルス・レイカーズに所属)やヤオ・ミン(中国人選手)をはじめとした背の高い選手をありがたる傾向があるのです。いわゆる「ビッグ・マン」と呼ばれている人たちですね。
なので、こちらの大学で活躍しても背が低いと、NBAのチームトライアルに参加してもなかなかお声がかからないことが多々あるのです。
そんな中、公称5フィート9インチ(だいたい176センチくらい?)の、あえて言えば「小さい」彼がNBAの選手になったということは、これはもう……スゴイでしょ!
最近国際化が進んでいて、アメリカ人以外の人が選手になりやすいと言われていても、スゴイです!
さて試合はといえば、ハッキリいってつまらなかった。
まだ公式戦が始まったばかりとはいえ、あまりにもチーム力の差がありすぎて一体どこで盛り上がったらいいのかしらん? 状態。
25点差がついたら田臥くんが出てくるだろうと思いつつ、ずーっとスコアボードとにらめっこ。得点は20点差を行ったり来たり。20点差というのはある意味多いけれど、ある瞬間にあっという間に縮まってもしまう点差でもあったりするのだ。