ハーレムうっちゃり通信

ニューヨークのハーレムに住みだして早ン年。ハーレムやニューヨークのことをだらだら書きつづらせていただきやす。

Hi, ルーシー!

2004-10-29 07:31:01 | 日記
友だちの似顔絵描き(プロ)が描いたあたし
5分足らずで描き上げました。
"It looks like you!, Akitsu!!"
と友だちに大評判(?)


こんな風に書くと「ちょっと言われたからって、舞い上がってんじゃないの?」と思われるかもしれないけれど、実はよくルーシー・リューに似ているって言われるんです。

アメリカ人に言われるのはまあわかるのですよ。
だってメジャーなアジア系ハリウッド女優っていったらルーシーだけだし、ましてや『チャーリーズ・エンジェル』などに出てくれちゃっているから「アジア人女性=ルーシーだね」な公式がアメリカ人の中にはできあがっているのですね。

これって初期の、中田英寿がイタリアで活躍したときに日本人を見たら、誰かれ構わずとりあえず「ナカタ」と呼んでみたり、イチローの活躍でシアトル付近ではとりあえず「イチロー」と読んでみたりな現象と同じだよね。

ところが今年に入ってもツアーのお客さんから「ルーシーに似てますね」と言われるのですよ。
去年だったら『~エンジェル』の公開があったからわからないでもなかったのですが、まさか日本人の方に言われるとはなあ……。

うれしいやら、なんとお応えしたらいいのか。

ちなみにボランティアで行っている学校の生徒から「ねえ、ルーシーに似てるから、ルーシーね!」と言われ、先日も「Hi、ルーシー、元気?」と声をかけられました。

あたしの名前「akitsu」は覚えるのが大変だから、ま、いいか。
よくアメリカン・ネームはないのか? と聞かれるけれど、今度から「ルーシー」にしようかな……。

う~ん……。

鉛筆で描いてあるので薄くていまいちわかりかねるかも知れませんが、果たして似顔絵とルーシー・リューは似ているでしょうか?


大統領選挙まであと一週間です。

2004-10-26 14:02:37 | 日記
ウェストビレッジで見つけたカボチャの人形。
うーん、ちょっと怖いなあ。
ハロウィン近し、とはいえ……。
メッセージは『Vote or Die』


いよいよ大統領選挙が迫った来た。
テレビの討論会前は「ブッシュ優勢」だったのに、討論会のおかげか(?)じりじり民主党のジョン・ケリーが追い上げてきて、今ではいったいどちらが大統領になるのかまったくわからない状況になってきている。

ええどー。

とはいえ、ブッシュはイヤだけれど、かといってどう考えても「整形しています、わかるでしょ」感のぬぐえないケリーもどうかなあ。って、顔で選んじゃイカンのだが、どっちもどっち。
クリントンやゴアのようなセクシーさに欠ける両候補。

とはいえ、今回はかなり盛り上がっています、選挙。
とくに2000年に選挙権を持っていたのに選挙ができなかった(政府側に謀られて)黒人を始めとしたマイノリティーの人たちの怒りはすざましい。

その筆頭として、今や黒人たちに絶大なる影響力をもっているP.DIDDYがCitizen Changeと叫んですごいキャンペーンを展開中。

自分のもっているブランドで『VOTE or DIE』というTシャツをつくって、ブラック・アーティストに着せたりしている(これがまた、かっちょいいのだ。個人的に彼のブランドは好きじゃないけれど、こいつだけは買いたいと思った。ただのミーハーか?)。

MTVで「どうやって選挙にいくか?」と30分番組をつくって若者に投票させようとしたり、精力的に動き回っているのだ。

ところであたしは知らなかったんだけれど、日本と違って選挙するときに「選挙に行きまっせ」と登録としないといけないんだって。その登録が終わったら11月2日の投票日に投票ができるそうだ。

日本のように家に投票はがきがきて、投票会場に行けばいいのではないそうだ。

だ・か・ら
今回、前回フロリダの件で怒った黒人たちがものすごい数で登録しているらしいのだけれど、その数におののいた共和党の人たち(ブッシュ側)は「コチラが指定した紙の重さに準じてない場合は却下する」とかしないとか言い出したとか。

こそくじゃの~。

そして今年アメリカ市民権を申請している人たちが、大統領選挙まで6万人間に合わないそうだ。

基本的に移民の人たちは民主党(ケリー派)に投票するのですが、今回、東京ドームの観衆の数だけ票が消えるのです。

さ、果たしてどうなるか?
11月2日、目が離せません。

Autumn in NY

2004-10-26 13:22:31 | 日記
今が見頃かなあ。
某テレビドラマのロケ地になっていましたな、
ここ


すっかり秋なニューヨーク。
つーか、めっちゃ寒いんですけれど。
例年なら最高気温は15度はあるのに、あって10度。その上すっかり北風なので体感温度は7度くらい。

あー、でも、去年もプレイオフを見に行ったとき、すごく寒かったからこんなもんなのかなあ。
すっかりダウンコートが活躍中。いいのかいな。
ちょっとでも寒くなると大げさにダウンを着てしまう黒人体質になってしまったのか!?

今年はなんだか冬模様が早い感じ。
でも、例年になく紅葉を楽しんでいるのは気のせいじゃないだろうな。

セントラルパークを歩くにはいい季節です。
(となりにラブ・ダーリンがいれば、さらによし。ちっ)

日本語の先生、大募集中です。

2004-10-24 09:54:59 | ハーレムってところ
ハーレムの、とある場所
草が生い茂っているのだった


ハーレムにある公立の学校で、日本語の先生をやっている方のお手伝いをすることにした。
いつものように、はい、ボランティアです。
あたしの個人的事情によって、週2回だけど、時間は朝の9時から12時過ぎまで。

あたしがお手伝いするのは3時間目から5時間目まで。
え、ちょっと待って、どんな時間割よ? 

だって日本だと10時過ぎからランチを挟んで、5時間目ってだいたい午後イチの授業じゃん。
ところがここの学校は違うのだ(つーか、アメリカがそうなんだろうね)。

3時間目は9時41分から始まって、4時間目との間にはたったの3分しか休憩時間がない。なんでもその3分の間に教室を移動するために使うだけだそう。
どうやらアメリカでは、それぞれ授業によってクラスが変わるみたいだ。
なので、5時間目と言っても終わるのが12時2分。

子どもによっては6時間目がなくって、その時間にランチにあてていたりとするみたい。
なんというのか「集団」を重要視する日本とはエライ違い。

そうか、だからいい意味でも悪い意味でも「協調性」に欠けるってことなのかしらん? なんて。

ところでここの学校、日本語の先生を大募集中らしい。
「やりませんか? 簡単ですよ」って……だって日本語を英語で教えるわけでしょ。授業を見ていてすんげー難しそうなんですが……。つーか、日本語自体が難しいっての。

「そうですね。日本語は英語よりも難しいですよね。はっはっはっ」

って、さあ……。

うん、でもなんだかおもしろそうだから、資格だけでも取ってみようかな。

ボストン、おめでとう!!!!

2004-10-22 12:03:50 | めっちゃ好きやねん、スポーツ!
3累側ベンチ裏付近
こんなにもボストンファンがいたなんて
チケット代はいくらだったんだろう?


またしても野球ネタです(笑)。

86年間の大リーグの歴史の中で、チャンピオンシリーズ(7戦中4勝したほうがワールド・シリーズに行ける)で3連敗から4連勝したチームは、あとにも先にもこのボストン・レッドソックスが初めてだそうです。

アイス・ホッケーでは過去2回あったそうですが、大リーグとNBAバスケットにはなかったそうな。

いやあ、それにしても……素直にうれしいです。

昨年もヤンキースと戦ったチャンピオンシリーズの最終戦、ゲーム7を見に行きましたが、最後の最後にサヨナラHRを打たれて逆転負け。ヤンキースファンからは「呪いはとかれやしないんだ」とさんざん言われたのです。バカにされ続けていたのです。

しかし、まさかこんなある意味一方的な展開になるとは思ってもいませんでした。
とはいえ、延長につぐ延長で、両チームには「お前にまかせりゃ安心だ」と言える絶対的ピッチャーがいなかったので、点を取っても「安心できない=乱打戦な予感」だったのです。何点取ったら大丈夫なのかわからなかったのです。

早い回にボストンが6点とったけれど、昨年だった8回の裏に同点に追いつかれたし、今年の試合だって9回に同点延長になったりしているので、本当に終わってみないことにはわからない状況だったのです。

今年は昨日の試合を入れて3回ほど対ボストン戦を見に行きましたが、去年よりも確実にボストンファンがヤンキー球場に居たような気がします。
とくに昨日、どこともなくから聞こえてきたLet's go BOSTON!には驚きましたがな。

だって、ここはヤンキー球場でっせ。自慢じゃないですが、今年は20試合近く見たのですよ、ここで(蛇足でメッツの試合は7試合くらいかなあ……メッツファンなのに(涙))。
そのあとにヤンキースファンの「Boston suck!」の叫びがむなしく聞こましたよ……。負け惜しみとでも言うのでしょうか……。

あたしが試合を見た席は、バックネット裏の一番上。定価71ドルで売っている席です。が、どうやら250ドル以上で取引されていたようですね(あたしがいくら払ったかはナイショです)。

ちなみに8回裏が終わった時点で、3塁側ベンチ近くの席へと移動しました。
やはりグランドの近くで見たいので。
そして、ぞくぞくとボストンファンが集結してきたのでした。

9回の表が終わって、いよいよあと9回の裏のみ。
さすがのヤンキースも7点差をひっくり返すことは無理な様子(だからリベラが出てきたときは驚いたよ)。

3塁側ベンチ裏はボストンファン一色。
行ったことはないけれど、そこはまるでボストンの本拠地のようでした。

試合が終わって、球場に流れた『ニューヨーク・ニューヨーク』

去年はヤンキースファンがグランドに流れ込んで、リベラがマウンドで泣き崩れていたのに、今年はまったく反対のことが起きて、ボストンの選手がグランドで抱き合っている。

これでワールド・シリーズです。
マンハッタンにもボストンファンが集まるバーがあるので、そこに行って応援です。

ううううう、うれしいよう。

さて、ヤンキースは来年に向けてどういった展開をみせるのか。
楽しみですね(少しは謙虚になるのかな。ならないだろうな)。

CP Time

2004-10-22 11:24:09 | ハーレムってところ
ドラムの先生
あなたもやっぱり
遅れるくん、ですか?


遅刻をする人ってどういう人なんだろう?
約束の時間に遅れることに対してどういった考えをもっているのだろうか?

あたしは小さいときから父親に「待ち合わせ時間の5分前にいかないと相手に失礼だ」としつけられていて、それを頑なに守ってきた。だから「ごめん、ごめん、遅れちゃった」とたいして悪びれもせず笑顔とともに誤る友だちが理解できなかったんだ。

そうなのです。
たかだか「5分」の遅刻ですら許せない人だったのです。

ところが東南アジアを始め、旅行をしだすと「遅れるのが当たり前」な国が多いことが判明。「時間通りに一体だれがやるの?」状態。

日本の地下鉄や電車のように、時刻表どおりきちきちっと行動していたあたしにはショックなこと。ましてや中南米に行ったら「時刻どおりにバスがでるのは奇跡に近い」とまでいわれていたのだから。

そしてじゃじゃーん、ブラジルです。
ライブ開催時刻は夜の7時と書いてあっても、それくらいから「やれやれ、それでは準備を始めましょうか」となり、実際開催される時間は1時間ほど遅れるのが当たり前なのだ。

そしてそして、ここ、ハーレムです。

たとえばボランティア先のYでの話。
なにやらイベントがあるようだから「来ない?」と誘われて開催時刻に行っても誰もいない。始まるまでにゆうに1時間は待ちます。

「明日は○○に行くから■時までにYに来てね」と言われて行ってみればスケジュールの変更で、その催し物自体がなくなっていたり、バスが来なかったりとどないなっとんねん!状態なんですよね。

なんだか時間を頑なに守っていた自分が「間違っている」ような、そんな感覚に陥るのです。

だもんで、いやあ、恐ろしいもので「郷には入れば郷に従う」みたいで、あたしもだんだん遅刻しだしました。

「7時から」と聞けば、まあ8時だろう。みたいな。
知人の家でパーティーを6時から開くから、と聞いて誰が一体時間通りに来るっての? 状態です。30分遅れてくるのは当たり前。なので開催者もそれを見込んでいるので6時過ぎにこられちゃうと「なんで?」となってしまうのですね。

なんだかヘンな話だ。

しかし時間の守れない黒人およびラティーノの方々。いったい君らにはどんな体内時計が入っているのだろうか?

待ち合わせの時間に「I am on the way(もうちょっとで着くから)」って、家から電話してくるってどんな神経なのよ、Darling。

*CP Time
Coloured People Timeのこと。
昔、黒人は「カラード」と差別されていまして(白人に対して有色人種のことを表すんだけれど、この場合は黒人のことを指すんですねえ)、概して彼らは時間にルーズというんのか、体内に特有の時計をもっていまして、さくっと簡単に言えば「時間を守れない」という意味ざんす。
彼らと「おつきあい」するのは大変ざんす。

荒れてました、Game6(Yankees vs. Boston)

2004-10-21 02:58:30 | めっちゃ好きやねん、スポーツ!
チャンピオン・リーグのチケット
荒れまくりの試合でした。


注)スポーツが好きじゃない人は読むのを止めましょう(笑)。

アメリカン・リーグのチャンピオンシリーズは「ヤンキースvsボストン」という、巨人vs阪神よりも根深い歴史をもっている「伝統(因縁ともいっていいだろう)」の1戦。
昨年はもつれ込んだ第7戦で、アーロン・ブーンがサヨナラホームランを打ってヤンキースが勝ったのでした。

今年も昨年同様に「vsボストン」になって「今年こそヤンキースを破ってワールド・シリーズに出たいボストン」と「*バンビーノの呪い」がとかれない限り最後には勝っているヤンキースとの「因縁」の対決。
どんなドラマが待っているかと期待していたら、さらっと3連勝してしまったヤンキース。
それってどうよ。ちょっと気合いが足りないんじゃないの? ボストン。

実はここからが今回のドラマの幕開けだったのですね。

「ほほほほほ、ざまーみろ、ボストン。お前らがどんなにあがいたってオレらヤンキースには勝てないっての。悪いけれど今回はストレートで勝たしてもらうよ」。そんな空気が漂っていたニューヨーク。

ところがところが、もう後のなかったボストンで行われた第4戦(先に4勝したほうがワールド・シリーズに行けるので、この時点でヤンキースが1勝したらシリーズは終わることになっていた)。延長12回の裏でサヨナラホームランでボストンの勝ち。試合時間はなんと5時間。終わったのは現地時間夜中の1時半でした(朝早く起きていたのでちょー眠かった)。

そのときテレビでこのように解説していました。
0勝3敗から次ぎのステージに行ったチームは過去に一回だけあるとのこと。でもそれは1910年代の話で、ここまで24チームが挑戦したけれど、どれもダメだったという。ところが友だちの話によると「ホッケー以外はないよ」とのこと。果たしてどちらでしょう?

さて翌日もボストンで第5戦が行われました。
2-1と順調に勝っていたボストン。ところが早い回に『ニューヨークの貴公子ことデレク・ジーター(この写真はよくないねえ)』が逆転のヒット。さすがです。チャンスに打つんだよなあ、ジーター。それがジーターたる所以なんだけれどねえ。

しかしボストン。これからが本領発揮。なんとまたもや逆転サヨナラ勝ちです! それも延長14回。試合時間はなんと5時間40分以上!!
翌日の新聞の見出しには「なんてタフなんだ」とか「一筋縄ではいかない」などと書かれていました。それでも「あと1勝すればいいんだから……」そんな空気があったのです、ここ、ニューヨークには。テレビを見ていても「まあ、まあ、今夜こそ決めてくれるよ、ボンバー(ヤンキースの選手たちの愛称)たちはさ」と言っていました。

そして昨夜の、ブロンクス(ヤンキー球場のある場所)で行われた第6戦。
誤審が3回もあって!(2回はボストンに対して。ヤンキースファンが怒ったのはいうまでもない) 結果はなんとボストンの勝ち! 
ヤンキースの楽勝に見えた試合運びが昨年同様に最終戦までもつれ込まれました。

個人的には面白くって笑いが止まらないけれど、ヤンキースが勝つ方にお金をかけていた友だちがいるので「損した」と言っててちょっと可哀相。

ちっ、ちっ、ちっ。
今年こそボストンが勝たせてまらいまっせ。
ヤンキースファンは、少しは負けることを覚えたほうがいいのです。痛みを身体に染み込ませるべきなのです。いつまでも高飛車に、指をさして他のチームのファン(とくにメッツファンにねっ!!)に罵声を浴びせていてはいけないだよ。謙虚になれっていうのよ。

しかし昨日の試合はすごかったですね。
8回の裏に、誤審に怒りに狂ったヤンキースファンがビールからゴミから、とにかく手元にあるモノをグランドに投げ込んでいたから(カメラもっていっておくべきだった)。
昨年の喜びのピーナッツの舞いとはエライ違いだ。

さ、あと約6時間後に泣いても笑っても最終戦が始まります(ただいまアメリカ東海岸時間午後2時になります。今日の試合時間も昨日同様に8時19分から)。

*バンビーノの呪い
1918年にボストンはベーブルースをヤンキースにトレード。それ以来ボストンはワールドチャンピオンになっていないので「ルースが怒っているからボストンは勝てない=呪いがかかっている」と言われている。

去年は「ナイティーン、エイティーン(1918)」と球場全体大合唱でしたが、今年は聞かないなあ……。

発音、大変です。

2004-10-17 12:29:27 | ♪勉強しまっせ、いんぐりっしゅ♪
お兄さん
あなたの発音は
どんな感じですか?


ボランティア先のYで、コンピュータークラスの手伝いをしている。

日本でいったら学童保育とでもいうのだろうか、学校が終わった子どもたちがやって来て、宿題をやったり、プールで泳いだりコンピュータークラスにやってきてインターネットをつかってゲームをしたりと、日によって過ごし方はさまざまだ。

さてこの日はマイクロソフトの「パワーポイント」の使い方の勉強。
コンピュータークラスは『Cyber Cump(サイバーキャンプ)』と呼ばれているクラスに所属している子どもたちなので

●サイバーキャンプをどう思うか?
●サイバーキャンプのルール

などを「パワーポイント」を使って書き込んでいくのだ。

ひとつひとつ先生の言うことに従ってコトを勧めていく。歩調をちゃんと合わせないと怒られたり。大変、大変。

さて、キャンプのルールを書くところまで来ました。

10歳のKが「ねえねえ、アラウのスペルってどう書くの?」と聞いてきた。

うーん、うーん。
文章の流れだと「許す」という感じなので、Kが言っているアラウってallowのことだよなあ。
でもこの発音ってアロウのはずだから、あれ、なんだろう?

「arou......」
「違う! ぼくが知りたいのはaroundじゃなくって、ア・ラ・ウ!

それって……allow……だよね。

「allo.......」
「NO!!!」

結局先生を呼んでスペルチェックしてもらっていたK。
あたしのスペルで合っていたじゃん。なのにKはその後ずーっとむっとしてて、結局話をしないでクラスが終わってしまった。

ごめんね。仕方ないのよ、わかってもらえるかしら。
あたしはネイティヴじゃないんだし、そんな発音があるなんて思ってもないんだよ。

なーんて言ったところで、そんなことは子どもにはまったく関係のないこと。「知っていて当たり前じゃん!」とまで言われてしまったし。

やれやれ、まったく子どもってやつは容赦しないよなあ。

前も保育園でやっているときに「発音が違う! あたしの名前はそうじゃない!!」と言われてずっと口聞いてくれなかった子どももいたし(でも最終的にはすごく仲良くなった)。

ふうう。

まあ「オリーブ」と言ってみたり「アリーブ」と言ってみたりするから、今になって思えば両方の発音で伝わるのかもしれないけれど。

発音記号、覚えなくっちゃあきまへんな。

ふふん、負けませんぜ。

日本語クラスの授業参観に行ってきました

2004-10-16 03:49:56 | ハーレムってところ
地下鉄3番線の終点
148丁目の7番街になります
学校は駅のすぐそば


ハーレムにある某学校で、日本語を教えている日本人のかたがいらっしゃるという。なんでも生徒に「日本人同士が会話しているのを見せたい」ということで、その相手を捜しているんだって。

ワオ、面白そう!

ということで、さっそく授業参観に行ってきました。

そこの学校は中学校と高校が一緒になっていて、大学進学率が98%(!)というなかなかよいところだ。

実は授業参観、今日で2回目。
というのも今日本から友だちが遊びにやってきていて「日本語教師ってどんなもんかしら」と実情を知りたいということで行ったのだ。

前回行ったときは、日本語で自己紹介をしてくれと言われ、ちょこっと生徒とコミュニケーションが取れたせいか、今回行ったら「ハーイ」と声をかけてくれた子どもがいた。

今回は3時間分、じっくり拝見。
とはいえ、最初のクラスは日本に行ったことがあったり、自分から「日本語を学ぼう!」と思っている子どもたちの集まりだからわきあいあいとしていたけれど、そうじゃないクラスは大変。

「あたしはフランス語が習いたかったの」
「スペイン語がいいのに取れなかったから強制的にここ(日本語クラス)になったんだよ」

モチベーション、下がるよねえ。

「静かにしなさい」と言ったところでしないのは、日本もココ、ハーレムの子どもたちも変わらないなあ。そして、がんばって勉強している子どもは前列に、ちょっとふてくされていたり「問題児」とレッテルを貼られちゃっている子どもたちは後ろや脇に座っているんだよね。
何か法則でもあるのだろうか?

それにしても日本語を教えるのも大変だけど、勉強するのってもっと大変なんじゃないだろうか。
そうやって考えると英語ってあんまり難しくないのかなあ。そんなことないか。

がんばって日本語を勉強している子どもたちを見て、ちょっと刺激を受けました。
ボランティアをここでもやろうと思うから、うん、英語の勉強、再開しよう。


プレイオフ、行ってきました。

2004-10-16 03:26:17 | めっちゃ好きやねん、スポーツ!
「Who's your Daddy, Pedro?」
ライト側ブリーチャーSection39
一番過激なファンが集まっています。


やはりプレイオフは公式戦と違ってみんな熱かった。
それも対戦相手は宿敵「ボストン・レッドソックス」。
気合いの入れようが駅から違う。

そして今年はボストンのペドロ・マルティネス投手が「ヤンキースは強い。これからはダディと呼びたい」などという、ある意味敗北とも取れるコメントをしちゃったものだから会場は
Who's your DADDY?
コールの嵐。
だって先発だったんだもん、ペドロ。

ペドロおおおお。いったいどうしちゃったんだようようよう。
去年はヤンキースのコーチ、ドン・ジマーをグランドに転がしたり、クレメンスと一騎打ちをやったりして超強気だったのにさあ。
限界、なんですか?

試合はヤンキースが勝って、なんと2勝0敗。
ニューヨーク時間の今夜、ボストンにて第3戦が行われるけれど、ちょっとボストン、がんばってくださいよ。
昨年同様に最終戦までもつれこんで下さいよ。じゃないと面白くないじゃない。

と、ばりばりスポーツネタでした。