ハーレムうっちゃり通信

ニューヨークのハーレムに住みだして早ン年。ハーレムやニューヨークのことをだらだら書きつづらせていただきやす。

警察づくし

2004-08-31 14:25:56 | 日記
蒸し暑い中、
ご苦労さまです。


いるわ、いるわ、わらわらいるわ。
すんごい数で、警察官がいるの。

確かに年末年始のタイムズ・スクウェア付近もスゴイよ。
7月4日の独立記念日の花火を見に来た人たちを誘導するときもスゴイよ。
でも、今回は違うね、その数。

そら、当たり前っしょ。
だって「現」大統領がお見えですから、国家の威信にかけて警備せなアカンわけですから。
ましてやテロが起こるかもしれないというウワサがまことしなやかに流れているんじゃあ、ますます……!

マジソン・スクエアー・ガーデンというのは、32丁目と7&8番街にある建物だ。
ニューヨーク・ニックス(バスケ)、ニューヨーク・レンジャーズ(アイスホッケー)の本拠地であり、ある意味プロレスの聖地でもあり、アメリカが作った「映画ゴジラ」が卵を産み付けた場所でもある。

でね、32丁目と5と6番街の間って「韓国人街」。
ちょっと用があって23丁目と7番街あたりに行って、その後ひさびさにコリアンでランチをしたのですわね。

したらね、MSGは目と鼻の先なもんだから、道路は閉鎖されているし、警察の数は多いし、んでもって、久々に星条旗が氾濫しているのを見ました。

さすがに2001年の9月11日の翌日ほど多くは無かったけれど、ここ最近にしては多い(もしかしたら7月4日も多かったのかもね、気づかなかっただけで)。

ヘルメットかぶって、ジャキャンとライフルをしっかり持っている完全武装した警察官(だよね)を何人か見た。

ひじょーに彼らをスケッチをしたかったけれど、ちょっと不謹慎かなあと。そんなことで相手に不機嫌になられて引っ張られても困るし。

ということで、湿気の多い中、ふうふう顔を赤らめていた警察官のおねーさんをスケッチ。

共和党大会、やっています。

2004-08-31 13:55:32 | 日記
街で見かけた旗。
「NO BUSH」って見えるかな?
本当に静かだったよ。


今日からニューヨークでは、ブッシュ陣営の「共和党大会」開催中。開催されたマジソン・スクエアー・ガーデン付近は交通規制が厳しいのだった。

あれ、ニュースでタックス・フリー週間だって言っている。

「明日からなのかな?」
と、今日行ったハーレムの某バーのカウンター内にいる、バーテンやっているおばちゃんへ何気なく訊いたら、こんなお応え。

「買い物したかったらどこへでも行けばいいのよ。至る所に警官しかいないんだからっ」
「昨夜仕事終わって(*)ダウンタウンに行ったら、誰も人がいないのよ、警察以外に。いつもだったら明け方だって構わず人がいるところでよ」

と、言われた。でもって、これが木曜日まで続くなんて信じられない! といったニュアンスが含まれている。

*ダウンタウン--この場合はMSG付近を示す。というのもハーレムに住んでいる人たちは「アップタウン」にいるので、それ以下はどこでも「ダウンタウン」になるのだ。

たしかに街はひっそりしていたな。
写真撮った時間だってお昼どき。
みんなどちらへ? まさか会社は休みになっていないでしょうが。でも、この時期に合わせてバケーションを取っている人もいるそうだから。そうなのかもね。

しかし、ニューヨーカーのほとんどは「反ブッシュ」つまり民主党支持者が多いわけです。そんなところで大会を開くんだから、ある意味図太いというのか「厚顔無恥」というのか……。

オリンピックの次はこれ。
今日から始まったUSオープンテニスは霞んでしまったね(涙)。

銅メダルです、男子バスケ。

2004-08-29 04:50:52 | めっちゃ好きやねん、スポーツ!
キミがいたら、金だったかもね。
ダンク王、ヴィンス・カーターだす。


やれやれ。
もう、本当にやきもきさせられた試合だったよ。

中に切り込めないわ、外からのシュート外れるわで「どっちがプロよ」状態でしたが、なんとか勝って銅メダル。

それにしてもリトアニアの6番だっけ。彼っては3-ポイントを15本ほど決めているんだよね。そしてややマット・デイモン似(いいすぎ?)の15番(だっけ)の彼も、スパン、スパン決めていました。

メダルが取れたからいいものの、今後アメリカのチームは難しいことになっていくでしょう。

アナウンサーも言っていたけれど、選手にとってはメダルよりもNBAのチャンピオンリングが重要だから。
そして、NBAルールと国際試合のルールが微妙に違うので、それに対応するのが大変らしい。試合中にやたらめったら「なんでオレのファウルやねん!」とアメリカの選手が騒いでいたのはそういうことらしいし。

これで少しの間、バスケはお休み。

うっ、うっ、うっ。
アイバちん、メダルとれてよかったね。

アメリカ男バス、負けました(涙)。

2004-08-28 04:34:57 | めっちゃ好きやねん、スポーツ!
あああああ……負けちゃいました、男子バスケ。

って、仕方ないよなあ。
オリンピックの第一戦(@プエルトリコ戦)のとき、コーチが「たった二週間でチームをつくることが出来るかい? それも若い選手ばかりで」と言っていたけれど、その通りでしょう。
選手の連携がぎこちなかったしさ。

そ・し・て、ちっともドリームなんかじゃないわっ! 

「コーチがフィルじゃないから」って参加しなかった、去年まで黄色い湖にいた彼。同じくコートには出ているけれど(アメリカでは裁判所のこともコートって言うんだよ)、コロラドのコートにいっちゃったあなた。
テロが怖いって参加しなかった選手もたくさんいたようだし……。

昨年見たアメリカ代表にいらっさった選手で今回参加しているのって、ダンカンとアイバちんのみじゃなくって??

これで新聞にたたかれるかも知れないけれど、見ているほうだって「あんなん、ドリームじゃねえやい」ってわかっているから、どうでもいい感があるよねえ。

それにしても勝ち運が弱いアイバちん。
チャンピオンリングが取れなければ、せめてメダルでも……と思っていたけれど(あ、まだ3位決定戦があるのか)。

*今回の絵は、2001年に勝ち続け、ホームで娘にキスするアイバちんの写真を元に描いてみました。娘の頭、小さすぎたね。

使い方がわからん!

2004-08-28 01:21:59 | 日記
プリンター(スキャナーとコピー付き)を買ったのはいいけれど、ああ、使い方がわからんちよ。

昨日まで普通に使えていたスキャナーが使えなくなっているってどういうこと?

ああ、もう、面倒くさい。
ほいほい、さくさくいかないものなのかしらね。
いかないのね。

もう一度、ダウンロードして……ふう……。
辞書片手に説明書を読めってことだな(その通り!)。

*今回の絵は友だち親子。
「えー、なんであたしの顔、無いの」と言われたけれど、ほら、クロッキーだから。

眠る、眠る、皆眠る(3)

2004-08-26 14:47:22 | 日記
(2)の続き。

彼はボランティア先で一緒に働いていてWくん。

家庭で年下の兄弟を面倒みていたせいか、下は5歳から上は15歳までと幅広く子どもたちに慕われていたWくん。いいお兄ちゃんでした。

でもねえ、気がつけば彼、寝ていたんだよね。
子どもの相手をしているか、寝ているか。何がそんなに眠たかったのかな。

そんなWくんの顔は、大きな二重まぶたのお顔。ある意味わかりやすい「黒人顔」で、いつも彼を見るたびに「ううううっ、描きたい、そっくりに!」という衝動が抑えられなかった。
でも、描くのは難しかった。
なーんかうまくいかないんだよなあ。
次回会ったら再度チャレンジじゃ。

それにしても人って、1分もじっとしていられないのね。

眠る、眠る、皆眠る(2)

2004-08-26 14:36:35 | 日記
(1)の続き。

この絵のおじさんも気持ちよさそうでした。
着ている服に確か「デトロイト」と描いてあったような……。

乗った地下鉄は59丁目のコロンバス・サークルから。
Aトレインです。
なんとこのAもしくはDトレイン。
59丁目から125丁目までノンストップ(各駅だとこの間に7つ駅がある)。早い。よい。でも、初めて乗ったとき、72丁目に行きたかったのに、125丁目まで行ってしまって非常にあせった思い出が……。
友だちとの待ち合わせ時間にすっかり遅れました。

地図でしっかり確認しないとね!

眠る、眠る、皆眠る。

2004-08-26 14:27:59 | 日記
スキャナーを買ったので、今まで描いてきた絵を少しづつアップしていこうかと思っている。

とはいえ、使い方がよくわから~ん。
英語の説明書を読むのがめんどくさ~い。

いいや、適当にクリックしていきゃいいだろう。わからん奴は、いらないと思えるものは捨ててしまえ。

とやっていたら、なぜかメール関係のソフトにまで及んでしまい、みなさんのメルアドを無くしてしまっていた!
これはイタイ、ぞ!!

HPを持っている人ならいいけれど、そうじゃない人のは無くなりました。がががががが~ん。
こんなことが起きるなら、やはりYahooのフリーメールをメインにしようかな(涙)。
↑つー前に、しっかり説明書を読めってやつよね。

ところで絵を描く場所はこだわらないけれど、モデルになる人が「むやみやたらに動かない」というのが大きな条件になるので、必然的に本を読んでいる人か、眠っている人。

日本の地下鉄以外で寝ている人なんて見たことなかったけれど、ニューヨーク、最近多いよなあ……。

これって平和な証拠ってことで。

どっちの国を応援するの?

2004-08-26 13:59:36 | めっちゃ好きやねん、スポーツ!
オリンピックもそろそろ佳境に向かってまっしぐら。
応援しているアメリカ男子バスケットがふがいないので、イマイチ個人的に盛り上がらない自分。

「アキツ、今日の試合観た?」
と、久々に知人マニエルが働いてる日本食レストランに遊びに行ったら、開口一番、こう言われた。

その日は男子バスケット、アメリカVSプエルトリコの試合があった。
普通に考えればアメリカの圧勝。なのに、その日は負けてしまったのだよ、プエルトリコに! (昨年夏にやった練習試合では20点差をつけて楽勝だったのにさ、アメリカ!!!)

マニエルは、ヤンキー球場から2ブロックほど離れたところで生まれ、育った。彼のご両親はアメリカの属州プエルトリコ出身。

「アメリカ人だけど……でも、プエルトリコ人でもあるかな」

英語とプエルトリコの母国語スペイン語を自由に操る彼(本人曰く英語100%、スペイン語95%らしい)。パスポートもアメリカだけど、話をしているといかに「プエルトリコ人」である自分に誇りをもっていることかがよ~くわかるのだ。

だから、この日、バスケでアメリカに勝ったことを心底うれしそうに語る彼をみて、今さらながら「プエルトリコ系アメリカ人」なのね~と納得。

同じように、知人弘恵ベイリーのダンナさんもアメリカ生まれ育ちのジャマイカ人。ジャマイカ系アメリカ人。彼のご両親はジャマイカ人。

一緒にオリンピックの陸上(トラック競技)を観ていて「ジャマイカ人は決勝にいないのか?」と、やたらジャマイカにこだわるダンナさん。

「ねえねえ、ジャマイカとアメリカが戦ったらどっちを応援するの?」と素朴な疑問を投げてみたら「うーん……」とちょっと悩んで「ジャマイカ、かな」とのお応え。

ああ、やっぱりそうなんだーと思いつつ、「日本VSアメリカ」になったらちゃっかりアメリカを応援している彼ら。

いや、当たり前なんだけれど、なんだかさーと思っただけなんだ。

そんなあたしは「また、アメリカ? うんざり」と思うことが多いので、反アメリカになったり好きな国、キューバとブラジルを熱心に応援したり。もちろん日本も。
でも、全体的にアテンションしてないよなあ。

*マニエルはもともと皿洗いでお店にやって来たけれど、今では立派な寿司職人なのだ。

「日の丸」と「君が代」

2004-08-17 14:00:50 | 日記
久々に今日、「君が代」を聞いた。

オリンピックでも観るかと思ってチャンネルを合わせたら、男子体操で日本が金を取ったということで、表彰式をやっていた。

会場に流れる「君が代」。客席で舞う「日の丸」。

日本に住んでいるとき、オリンピックなりサッカーなりで「君が代」を聞いて、はためく「日の丸」を観てもなんとも思わないけれど、やっぱり外国で観ると「ああ、あたしって日本人なんだな」と強く実感する。

もちろん日々いろんなことがあって、その度に「あたしはやっぱり日本人だ」と思っているんだけれど、こういう国際大会をみると、より如実に思うなあと、今回も実感。

1998年のフランスワールドカップ。
そのときあたしはペルーの小さな街にいた。
初戦のアルゼンチン戦は試合時刻が変更されていて(午後2時試合開始と言われていたのに、実際は朝の7時からだった)、気がついたら後半だった。

第二試合の対クロアチア戦で、初めて「君が代」を外国で聞いた。

あたしはその時、一人でペルーの北部の街を旅していて、ちょっと日本が懐かしいときだった。画面に映し出される「日の丸」と聞こえてくる「ニッポン!」という声援。
思ったよりも心にしみましたね。

そして2000年。
初めて走ったニューヨークシティーマラソン。
その時あたしは両頬に「日の丸」を描いたんだ。

「走っているときに、日本語で声援されるとすっごいうれしいんだぜ。やっぱ俺たちは日本人じゃん。日の丸をどこかに書いておけよ」と、マラソン師匠テルさんからのアドバイス。

英語の声援も面白いしうれしかったけれど「がんばれー」って、すっごいがんばれちゃう。ありがたかったですね。

実は「日の丸」を描いたとき、ちょっとこそばゆかった。

日本のことは好きだし、他の国のアジア人といるとき「あたしは日本人だから」と、みょうちくりんなプライドを持っている。でも、日本に帰って生活する気はない。というか、きっと日本で生活できないんじゃないかと思ったりもしているんだ。体質的に合わないとでもいいましょうか。

それなのに「日の丸」を身体のどこかで背負うと「日本人である自分」をものすごーく、必要以上に感じるんだ。

だって、2001年にマラソン走ったときに多くの人が(日本人も含む)「ニューヨークを応援しよう」という意味を含めて星条旗をあしらったものを身につけていたけれど(バンダナとかね)、あたしはどうしてもできなかった。

いとしのアイバちん(アレン・アイバーソン)が、いくらUSAのバスケット・チームで戦っているからって、あの全身「USA」でまとっている姿は受けいられない。いや、応援はしてますが(笑った顔しか観たくないしさ)。でもぜったいに「USA!」って声に出して応援は出来ないな。

やっぱり日本人なんだな。

ニューヨークは好きだけれど今の政権が好きじゃないから、余計に抵抗を感じちゃうのかも。クリントンが大統領だったらお気楽に「USA!」って応援しているかもね。

日本に住んでいてオリンピックを観ていたら日本中心放送だろうから「なんで他の国を映さないんだっ!」と怒っているかもしれないけれど、今じゃ「日本の体操が観たい! 再放送はやってくれるのかっ(って、調べるのが面倒なんだけれど)」と怒ってみたり。

そういえば、体操男子、アメリカは銀だったようで、某選手が「日本の演技はアメージングで素晴らしかった(だから負けちゃった)」と言うようなことをインタビューで答えていたな。

あと何回「君が代」が聞けることでしょう。