何を考えていたのかしらん。
彼女のこと、ですか?
英語を手っ取り早く勉強するなら恋人をつくれっちゅーのが鉄則だけど、これがまた、なかなか大変なのですわ。
自分が話せる英語のレベルと日本語のレベルが違うから、言いたいことがうまく伝えられないと、とーってもイライラするのよ。
「オレは理解があるから」と言われても、会話するたびに辞書ひきひきじゃ、いくらなんでも堪忍袋の尾は切られても仕方ないよね。そういった状況をいつまでも楽しんでくれるほど、広大なる海のような心の持ち主をさがすのは至難のワザでございます。
「愛があれば言葉なんて。大切なのはハートよ、ハート」
って、だからー、その「愛」ちゅーものを育むために必要なのが「言葉」じゃないのかしらん??
んでもって、やはり「まともな英語」を覚えたいからということで「英語の先生」とつきあってみると、それはそれで大変らしい。とくにケンカしたときが。
というのも「キミが言いたいことはわかるけれど今の文法、間違っているよ」なんて言われて「正しくはこう言うんだよ」なんて冷静に言われちゃうんだって!
まさに火に油を注ぐというのか、怒りは沸点に到達するそうだ。
いや、わかる、それ。
言いたいことがうまく言えない上に「文法、間違っている」なんて言われた日にゃ星一徹ばりに「じゃかましいわっ!」とちゃぶ台をひっくり返したい気分になるよ。
わかってんだったらいいじゃねえかっ!
と、逆ギレすること請け合いですね(笑)。
とこれはカナダに留学していた、ツアーのお客さんのお話。
けっこう早い時期に別れてしまったそうです(あらら)。
最近のお話として、日本の英会話学校の先生とつきあいだしたJさんは「彼氏がスイス人なので、お互い英語が第1言語じゃないので、けっこう大変です(笑)」と言ってらっしゃいました。
うーん、うーん、それもなあ……。
といって、こっちに住んでいるアメリカ生まれ育ちだったらいいのかというと、そうじゃないしね。だってわからない言葉がやっぱり多いわけで(どう考えたってボキャブラリーは足りないのだよ)、その単語を辞書ひかずに説明してくれる人がいいわけですよ。
つまり国語のできる人がよろしい!
と書いて思った。
あたし、国語、不得意だった!じゃん……。
あいたたたたたた。
そうか。
国語が不得意だったから英語がなかなか上達しないんだ!
それに、あまり日本語で日本語単語の説明、できないじゃん、あたし。
うわー、盲点!!
あ、それでも相手にやはり甘えちゃうのさ。自分のことは、しっかり横においておくのです。はい。
できれば「言い回し」の面白い人が、さらによし、ですね。
ちなみに、今の彼氏はがんばって説明をしてくれますが、どうしてもわからーんといった顔をすると、ため息まじりに「辞書ひいて……」と言います。
そういえば先日ケンカしたときに「理解しようとしたけれど、英語になってなかったよ」と言われ、血が逆流しましたねえ……
くそー、くそー、くそー、クソー
いつかいつか、英語でぎゃふんと言わせたるじょ。