それは本当に突然だった。もっとも、桜さんの言い出すことはいつも唐突で、そして桜さんは言い出したら聞かない。 そしてそれは、まるっきりの唐突というわけでも無かった。少なくとも俺にとっては。俺は多分、9歳ぐらいの時には俺とサクヤが結婚する可能性はあるだろうか、と思案していた。 でもサクヤは、生まれた時から鷹史……俺の兄のものだった。比喩ではなく、文字通りの意味で。 兄の鷹史は宇宙人だ。 . . . 本文を読む
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