あなた方は私と初めて会っているのかもしれない。
しかし、私にとってあなた方は古くからの馴染みである。
私はあなた方のことを全部知っているから
しかし、私にとってあなた方は古くからの馴染みである。
私はあなた方のことを全部知っているから
これはサイババのお言葉です。
写真などで聖者と言われる人の姿を見ても、大概の場合、遠くの国の私には関係ない人物だという感じしか湧いてこないのに、サイババの場合は少々違いました。
その目の奥に宿る不思議な親しみに、自分とは全くかかわりがないとは思えなくなるのです。
だから、先のお言葉は、おそらく、目の前にいる帰依者にむかって言われたものかもしれませんが、同時にすべての人にも当てはまることではないかと思いました。
私たちは物質世界に深くのめり込んで、自分が神であるということを忘れ去ってしまった存在なのでしょうね。
だから、何か悪いことが起こると、それは神が与えた試練だと思ってしまうのです。
でも、本当のところ、それはカルマに囚われた人間の行いが戻ってきただけなのだと思います。
私たちが生きる意味は、苦しみのもとであるカルマから脱するためではないでしょうか?
これは精神的に正しい道へと行かなければならないことですから、自分の身体を消し去ったところで脱することはできません。
窮地に陥った私たちのために、神は化身されたのだと思います。
人間がその苦しみから脱することができるように。
私はそう感じました。