あおぞらブログ

発達障害やグレーゾーンなど、ちょっと個性の強いお子さんのパパママを応援する「パパママサポート あおぞら」です。

子供はずっと子供じゃない

2020-05-05 21:55:27 | スタッフのひとりごと
こどもの日

わが家ではもう末っ子が高校生なので
鯉のぼりも兜も出番がなく
ちまきやお祝いのケーキも登場しませんが・・・

なんとなく
子供の頃を振り返ってみました。

当時、育児記録にもなると思いブログを書いていたので
たまに読み返しているのですが
ほんと、書いておいてよかったとつくづく思います。

小学4年生でADHDの診断を受けた長男は
幼少期から問題児。
しかも義父母と完全同居だったので
育児方針の違う義父母との闘いもあり
気の休まる時がなかったです
診断を受けても義父母には理解できず
長男が直接、義父母とモメたことも。

5歳年下の次男は
そんな長男と真逆のような性質。
家でも外でも聞き分けが良く
保育園でも小学校でも
平和主義で面倒見の良い人気者でした。
小さい頃から咄嗟の判断でその場を切り抜ける要領の良さが
直球型の長男の怒りを買うこともありました

そんな二人がうまくいくわけがなく
そこへ義父母が絡むと
一見素直な次男ばかりを可愛がるので
溝は深まるばかり。
それを上手に埋めてくれるのが一番上の娘でした。

娘は私に似て不器用でドンくさく
でも明るくて穏やかで
1歳8か月から「姉」として生きてきただけあって
お世話も仲裁も上手でした。
ただ
トラブルなんて無縁、誰とでも仲良くできる子なのに
あまり友達とグループになったり
自分から友達を誘って遊んだりすることはなく
どちらかというと一人が気楽でいい、というところがありました。
そういう気質はずっと続き
高校卒業と同時に家を出て
実は自閉症スペクトラム障害だったと分かったのは
24歳になってからです。
息子2人があまりに強烈すぎたので
色々特性が見えていたにも関わらず
気付いてあげられなかったことを後悔しています。

長男が小学校卒業と同時に同居にピリオド。
その環境の変化のおかげか年齢によるものか
中学入学と同時に長男の多動は落ち着き
入れ替わりに次男がパニックを起こすようになってアスペルガーと判り
今この二人は幼少期とは全く違って
長男は人の気持ちをよく理解する優しい子、
次男は人の気持ちを受け入れなくて担任と喧嘩・・・
15年前には想像もできなかった姿です。
(今はとても仲良し兄弟です)

今、子育ての真っ最中で
毎日が戦争のような日々で
先の見えない真っ暗なトンネルを進んでいるような日々で
よそのお子さんやご家族が
とっても羨ましく見えるような日々で
しかもコロナで更に大変な日々であっても。

必ずその日々は終わる時が来ます。

子供はいつまでも子供ではないんです。
成長するんです。

ただ
その成長に向けて
親の関わり方はとても重要・・・
というと
「やっぱりそうでしょ、親の責任でしょ」
と思われるかもしれませんが・・・

その通りです。

でも
ただ闇雲に「躾ける」「叱る」という責任ではなく
自分の子を「理解する」責任。
この子の言動にはどんな理由があったのか
この子の生きづらさは何なのか・・・
理解してあげてください。
理解することで
自ずと進むべき道が見えてきます。

私は息子たちの障がいが分かった時から
「親」として「向き合う」のではなく
「同士」として「同じ方向を向いて」進んできました。
一緒に考えて一緒に泣き一緒に喜んで
それは息子たちもちゃんと覚えてくれています。

冬のあとは必ず春が来ます。
嬉しい春を迎えられるよう応援しています

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