幕切れの音楽が劇的で、演出によってはすごく感動出来る作品ベスト3は、「神々の黄昏」、 「タンホイザー」、 そして「さまよえるオランダ人」ではないかと思っています。
もちろん、演出だけでなく、歌、演技、演奏全て揃ってこそ感動出来るわけで、いい演出だなと思っていても演奏や演技が伴わなかったらイマイチな印象になる。
逆に言うと、ラストで感動出来るか出来ないかで、その公演の評価・印象が決まる気がします。
特に「オランダ人」は、音楽的にも演出的にもいろいろ出来る作品だと思うので、あらためて自分の過去のブログを読んだりして、過去に鑑賞した「オランダ人」を振り返ってみました。
幕切れの演出について絞ると、
神奈川県民ホール(=びわ湖ホール)の公演は、びわ湖リングのハンペ、ギールケコンビのプロダクション作品、とても良かったのだけど、ラストはどうしても「拍子抜け感」がありました。
https://blog.goo.ne.jp/aokohime/e/b03895d19518ceba965a7e5b89c4f289
2005年の二期会公演は、ダブルキャストで、キャストによってラストが違いました。演出家(渡辺和子さん)本当の意図はどっちだったのか・・・。
昨年BSプレミアムで放映されたフィレンツェのもバイロイトのも、ちょっと微妙・・・。
2019年、演奏会形式の東京春祭であれだけ感動出来たのは、ひとえにターフェルの歌、演技、存在感によるもの。素敵だったなあ♥️
https://blog.goo.ne.jp/aokohime/e/e873a7cb521afbf06e7eb4390df02ce8
ターフェルとか、エステスとかのオランダ人が心にあるから、河野さんが細すぎると思ってしまったのだわ。
エステス主演のVHSテープを幕切れだけ観返してみました。 クプファーの演出、やっぱりいいわ。
「救済」のない、文字通り救いのない終わり方なのだけど、ある意味リアリティーがある。本来の筋の方が無理があると言ったら無理があるし。
衝撃的だけど印象的。
(ビデオデッキがいつまで使えるかわかりません。コピーガードがかかっているからダビングも出来ない。過去に買ったテープをDVDに安価で交換してくれるサービスってないのかしら)
そして何度も観ている新国立劇場のシュテークマンの演出。
総合的に観て今年の公演が一番心に訴えるものがあったかもしれません。
なので2月2日(3公演目)、二度目の鑑賞しちゃいました。
そうしたら マリー役変更の告知が。
若い頃、オペラの演出に憧れていたことがあったので、かなり前から演出助手等でお名前を目にしてきた澤田康子さんには注目をしていました。私はその世界に飛び込む覚悟もなかったけど、着実にキャリアを積まれている様子に敬意を抱いてきました。
まさかこういう形で舞台出演されるとは!
カヴァーの方も出演出来なかったようで、歌唱の金子美香さんは直前のオファーだったそうです。
田崎さんと金子さんは2019年の東京春祭の「子供のためのワーグナー」でゼンタとマリーを歌っていましたね。
過去のこのプロダクションで歌って いた竹本節子さん、日本のマリーと言えばこの人、という印象があるので、今回無理だったのかなあと思ってしまった。
昨年の「ワルキューレ」の、1幕と2幕で違うジークムントと言い、
https://blog.goo.ne.jp/aokohime/e/0511e1e3edd4beb9c298d54165779a29
レアなものが観られたわけですが、「置かれた状況の中で最善を尽くしてなんとしても上演する」という姿勢は素晴らしいと思います。
今回の「オランダ人」、2月2日はいわゆる見切れ席だったけど、初日より感動したかも。
苦境の時のほうが、何かしらのパワーを生み出す、ということかもしれません。
https://blog.goo.ne.jp/aokohime/e/bdeb3ce0ab7c21cfb8ad3699ce73bf38
もちろん、演出だけでなく、歌、演技、演奏全て揃ってこそ感動出来るわけで、いい演出だなと思っていても演奏や演技が伴わなかったらイマイチな印象になる。
逆に言うと、ラストで感動出来るか出来ないかで、その公演の評価・印象が決まる気がします。
特に「オランダ人」は、音楽的にも演出的にもいろいろ出来る作品だと思うので、あらためて自分の過去のブログを読んだりして、過去に鑑賞した「オランダ人」を振り返ってみました。
幕切れの演出について絞ると、
神奈川県民ホール(=びわ湖ホール)の公演は、びわ湖リングのハンペ、ギールケコンビのプロダクション作品、とても良かったのだけど、ラストはどうしても「拍子抜け感」がありました。
https://blog.goo.ne.jp/aokohime/e/b03895d19518ceba965a7e5b89c4f289
2005年の二期会公演は、ダブルキャストで、キャストによってラストが違いました。演出家(渡辺和子さん)本当の意図はどっちだったのか・・・。
昨年BSプレミアムで放映されたフィレンツェのもバイロイトのも、ちょっと微妙・・・。
2019年、演奏会形式の東京春祭であれだけ感動出来たのは、ひとえにターフェルの歌、演技、存在感によるもの。素敵だったなあ♥️
https://blog.goo.ne.jp/aokohime/e/e873a7cb521afbf06e7eb4390df02ce8
ターフェルとか、エステスとかのオランダ人が心にあるから、河野さんが細すぎると思ってしまったのだわ。
エステス主演のVHSテープを幕切れだけ観返してみました。 クプファーの演出、やっぱりいいわ。
「救済」のない、文字通り救いのない終わり方なのだけど、ある意味リアリティーがある。本来の筋の方が無理があると言ったら無理があるし。
衝撃的だけど印象的。
(ビデオデッキがいつまで使えるかわかりません。コピーガードがかかっているからダビングも出来ない。過去に買ったテープをDVDに安価で交換してくれるサービスってないのかしら)
そして何度も観ている新国立劇場のシュテークマンの演出。
総合的に観て今年の公演が一番心に訴えるものがあったかもしれません。
なので2月2日(3公演目)、二度目の鑑賞しちゃいました。
そうしたら マリー役変更の告知が。
若い頃、オペラの演出に憧れていたことがあったので、かなり前から演出助手等でお名前を目にしてきた澤田康子さんには注目をしていました。私はその世界に飛び込む覚悟もなかったけど、着実にキャリアを積まれている様子に敬意を抱いてきました。
まさかこういう形で舞台出演されるとは!
カヴァーの方も出演出来なかったようで、歌唱の金子美香さんは直前のオファーだったそうです。
田崎さんと金子さんは2019年の東京春祭の「子供のためのワーグナー」でゼンタとマリーを歌っていましたね。
過去のこのプロダクションで歌って いた竹本節子さん、日本のマリーと言えばこの人、という印象があるので、今回無理だったのかなあと思ってしまった。
昨年の「ワルキューレ」の、1幕と2幕で違うジークムントと言い、
https://blog.goo.ne.jp/aokohime/e/0511e1e3edd4beb9c298d54165779a29
レアなものが観られたわけですが、「置かれた状況の中で最善を尽くしてなんとしても上演する」という姿勢は素晴らしいと思います。
今回の「オランダ人」、2月2日はいわゆる見切れ席だったけど、初日より感動したかも。
苦境の時のほうが、何かしらのパワーを生み出す、ということかもしれません。
https://blog.goo.ne.jp/aokohime/e/bdeb3ce0ab7c21cfb8ad3699ce73bf38