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心に移り往く、日々の由無し言.....

詩の傾向

2005-07-21 | 文芸全般
投稿するのは苦手というか、好きじゃなかったんですけど
最近現代詩フォーラムさんに出入りしてます。
一日一投稿させて貰ってます。
(新作じゃないけど)

詩人が詩人を評価するシステムなので、すごく励みになるというか
ポイントが入っていると嬉しいです。
他の方はどうかわからないけど、本当にいいなと思ったものだけに
ポイントを入れています。
色々と勉強になるところです。
私の知る限り、投稿系サイトとしては一番本物じゃないかと思います。

で、1ヵ月ほど他の方の詩を読んでいて思ったんだけど
とにかく、「死」を連想させるものが多い。
本当に驚くほど多いんです。
こういうのって賛否両論あると思うけど、
私は好きじゃない。

やっぱり、読んでいて心地良いものっていうのが
大切じゃないかなと思うんです。
イメージとして「感傷的な癒し」というか。
私としては、詩はそういう感じです。
そして、やはり芸術的に楽しみたい。

自分なりに気になる・してる部分は、
詩の内容はまぁもちろんなんですけど、それに伴って
綺麗な(不快にさせない)言葉・語感・リズム。
イメージとしての写真。
芸術の要素が感じられなければ、
それはただの個人的な日記のようなものじゃないかと思うんですよね。
まぁ、感じ方にも色々あるので、決め付けるわけじゃないんですけど。


でも、他人の目(読者)を意識することの大切さ
というのは大事だと思っています。
よくよく考えてみれば、売れている歌なんかの歌詞にしても
そんな「死」をテーマに連想させるものってほぼ皆無のような?
(全部を把握してるわけじゃないのでわからないけど)
現代史に出てくるような詩人さんの詩を読み漁ったわけでもないので
有名になった詩人は死を扱ったのかどうかについては
よくわからないけど....。
あったとしても、それほど受け入れられているものではないように思う...。

だってやっぱり・・・・
読後感が良いほうがいいに決まってるし。

・・・ような気がする。
(自分はもちろん棚上げで)

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私もそう思う (夢果)
2005-07-25 10:55:48
死というものがなんとなく、かっこいい感じがあるのか・・。

なんというか、負に引きこまれるとどんどん落ち込んでいく。落ち込んで反省することも必要だけど、逃げに変わってそれがスティタスになるとどうなのって思う。

やっぱり、読んでいて前向きになれるものが私は好きだな・・
返信する
  ()
2005-07-26 19:01:52
・夢さん

カッコイイ感じ・・なるほど。そういうのも一理あるかも。

あと、テーマにしやすいのか流行なのか・・・。

(全てが嫌悪感を持つような詩ではないけど)

何にせよ、言葉にするのは簡単ですもんね。

それだけにあんまり選んで欲しいとは思わないんですけどねぇ。



返信する
身近な人を (ぴの)
2005-07-27 19:38:44
失ったことがある人なら、

その「死」というテーマから

まったく離れて

表現するのは無理なものなのかも。



病院のベッドの上で息を

ひきとった後

だんたんと

冷たく硬くなってしまう姿。



最後には白い粉(骨を焼いた後)に

なってしまう姿。



この前まで息をして

温かかった人が

そのようになったところを

経験した事がある人にとっては。



なんか現実的なコメントですみません。

死とは現実的なものですけど…。



人に読んでもらう詩は

読後感を

考えるのも大切なことだと思いますが。



表現したいものを

しなくてはいられないものを

表現するのが

いいのではないかと思います。



そして誰もがいつかは

身近な大切な人を失い

その時に

やっぱり

表現せずには

いられないものだと

思うのです。



カッコイイと思って表現する人が

いるとしたら

私とは違う考えですが、

でもその人だって

いつかは

自分が「カッコイイ」と思っていたことに

対して

きっと何か思い直すはずです。
返信する
Unknown (akira)
2005-07-27 21:59:36
こんばんは、葵さん。



メールの返事遅くなってすいません。

何を先にやったらいいか判らないほど忙しくて…

あと、BLOGのほうに書き込むのをお許しください。

メールソフトが調子悪いようです。



Blog更新Ping送信先お教えいただきありがとうございます。

まったくもって知りませんでした。



死というものが安っぽくに扱われているのならとても残念なことですね。

ネットの世界ではチープなニヒリズムに聞こえる詩がたくさん出回っているように思います。

生があっての死なのに、生を回避するために死をジョーカーにするのはあまり好きではありませんね。

死というのは、必然的な物質現象。精神的にいえば魂の浄化、非常に崇高な現象だと思います。

だからこそ、ポジティヴにもネガティヴに受け取れる。

だからこそ、扱う側の人間は慎重に扱わねば、軽はずみに聞こえてしまう。

そんな気がします。



生きている限り、死に対する憧れや畏敬、不安、恐怖があって当然だと思います。

いい悪いは別にして自分なりに“死”というテーマにぶつかってみるのも大切なことではないでしょうか。

返信する
  ()
2005-07-28 02:43:46
・ぴのさん

初めまして。

ご意見ありがとうございます。



なんていえばいいのか難しいんですけど

死を連想できる(作者の意図に関わらず)作品の全てを否定するわけではないので

ちょっと矛盾もあるんですけど・・・。

もちろん、私も関連性のある詩を書いたりしているし。



どれが正しいとか間違っているとか表現するなとかでなく

ここで言いたいのは個人的な詩のあり方かもしれません。



「現実的なもの」という言葉で気付いたんですが、

それだから抵抗が出てくるのかもと思いました。

詩は一般的にフィクションの部類だし、

私も(出来上がったものは)フィクションだと位置付けているし。

現実であって現実でない世界というか。



色々ありがとうございました!





・あきらさん

あ!あきらさん~~~~!こんばんわ!

お仕事お疲れ様です(涙

∑(´△`)えっ!? メールソフトが?! 大丈夫でしょうか....。

まぁ、受信できるんならなんとかなるかな?(笑

返事とかもぅ全然気にしないで下さい。

そうそう、更新日時。ちゃぁんと出るようになってて嬉しかったですv

役に立てたなら良かったです。うん。



ポジにもネガにも・・・・

そうですよね。

やっぱり表現の自由はあれど、結局は読み手に委ねられる部分は

大きいし、無視できないというか。



そうなったらもうはっきり言って、個人的な好みでしかないのかな。

直接的な表現は私はやっぱり苦手だし......。



忙しいのにとても丁寧な意見ありがとうございました(涙

あきらさんの考えが聞けてよかったです。

すごく参考になりました。

また、ブログ見に行きますね~~~ (*´ω`)ノ

返信する
 (渡邉克晃)
2005-07-30 16:39:47
こんにちは。

詩はあまり読まなかったのですが長田弘さんの詩集を一冊だけ持っています。

「世界は一冊の本」という少し前に新装版が出た本です。

どんな人なのか全く知らないのですが珍しく好きになった詩人さんで、これが持っている唯一の詩集です。

なんていうか命を削りながら詩を作っている感じがしました。

命をすり減らすというような負のイメージではなく、命の一部を言葉にしているような、生きてきた証を言葉で記しているような、そんな印象です。

ことばもとてもきれいでした。

たぶん内容如何に関わらずそういう詩に惹かれるみたいです。

葵さんの詩に対する考え方は素直でとても気持ちいいです。

屈折しないで真っ直ぐに詩(というか自分)と向き合っているんだなと感じました。

自然に流れ出る言葉にもしも死を写すようなことがあっても、それはそれでいいような気がします。

またお邪魔させてください。

返信する
うむ…。 (嵯峨野 絢)
2005-08-01 21:01:41
退廃的な私が言うのも難ですが…(^^;)

今の時代「死」というものは「癒」より身近にあるのではないかと思うのです。

それは肉体的なものではなく、精神的なものが多数を占めるのではないかと…。



でも、個人的に読むのは「癒」を求める私…。

自分で書くと…「真っ黒」……(ぐはっ☆)



すみません、皆まともなコメントなのに…(T_T)
返信する
  ()
2005-08-01 21:15:06
・渡邉さん



こんばんわ。

長田弘さんですか・・・初めて知りました。

本屋に行った時には探してみたいと思います!

言葉だけど言葉以外のものがまっすぐに伝わってくるような詩って

とてもいいですよね。

たとえ詩の内容がよくわからない感じのものでも

何か心打たれるものがあります。



>自然に流れ出る言葉にもしも死を写すようなことがあっても



この一言で大概の何かがわかったような気がしました。

作ったものが(私にとって)いいものか悪いものか

結局は作者によるってことなんでしょうね。

作者と読者の価値観とか世界観、その他もろもろ。



なんだか褒めて貰えて嬉しいんですけど、

屈折しまくらちよこだと思うんですけどね~(笑

「まっすぐ」とはよく言われます!すごい。なんでだろぅ......

(でもそれを批判されたこともあったり/笑)



渡邉さんてやっぱりちょっと違うと思っていたけど(いい意味で)

改めて実感したような気がします。

写真も人柄が出ますね。たぶん。うん。

まとまりのないマニアックなところですけど、

たまには更新してると思うので是非また覗いてやって下さい。(ノ∀`o)ニャハ
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  ()
2005-08-01 21:25:44
・絢さん



おおー。

そうですね~、精神的な意味合い・・・

癒しは身近にないからこそ求めてしまうんでしょうか。

だとしたら、あからさまな表現(血がどうとか)が多用されている詩に

嫌悪感を多少なりとも持ってしまう私のほうが

かなり病んでいるのかも?



いやいや~絢さんの黒は「愛」がありますから(笑

やっぱり作者によるかもな・・・

絢さんも忙しいのに、コメントありがとうございました!
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