「でも俺たち2コしか違わないんだよ」
「あっ、それは大丈夫…」
そう言いかけた諒は、まずいことを思い出したように一瞬口をつぐんだが、
「とにかく俺はこんなロマンもへったくれもないプロポーズになっちゃって、でも正式、みたいなカタチだと、麻也さんほっとするでしょ?」
麻也は本当に困ってしまった。諒のことはを失いたくない。でも…でも…
「諒、ごめん、今、俺は病気みたいな状態だから、大事なことは決められないよ」
「麻也さん…」
諒の焦る様子に、うまくいった、と麻也は思った。そして、
「結婚は駆け落ちして籍入れてしまえば当人の問題で済むけど、養子とか何とかって、俺わかんないことだらけで判断できないよ」
「…」
「たとえばオレ、また勘当されるのはいいとして、諒の名字を名乗れるの?」
「うーん」
言ってから麻也も無理だと気付いた。麻也がは年上なのだから、諒が麻也の名字になるのだろう。
「それに、俺の家は真樹が継げばいいけど、諒は一人っ子だし、何より大翔くんはどうするの?」
「そりゃそうだけど、俺は本当に本気だってこと、もういっぺんここらでわかってほしかったの」
何で、と麻也はむっとしてしまった。
「だから、麻也さんもね、もう俺をハラハラさせないで。お願い」
「でも、俺だって好きであんなことになったんじゃないよっ!」
思わず麻也は叫んでいた。
その剣幕には麻也自身も驚いたが、諒の方が真っ青になる。
麻也さんごめん、と抱きしめてきたが、麻也は言葉が止まらなくなった…
「あっ、それは大丈夫…」
そう言いかけた諒は、まずいことを思い出したように一瞬口をつぐんだが、
「とにかく俺はこんなロマンもへったくれもないプロポーズになっちゃって、でも正式、みたいなカタチだと、麻也さんほっとするでしょ?」
麻也は本当に困ってしまった。諒のことはを失いたくない。でも…でも…
「諒、ごめん、今、俺は病気みたいな状態だから、大事なことは決められないよ」
「麻也さん…」
諒の焦る様子に、うまくいった、と麻也は思った。そして、
「結婚は駆け落ちして籍入れてしまえば当人の問題で済むけど、養子とか何とかって、俺わかんないことだらけで判断できないよ」
「…」
「たとえばオレ、また勘当されるのはいいとして、諒の名字を名乗れるの?」
「うーん」
言ってから麻也も無理だと気付いた。麻也がは年上なのだから、諒が麻也の名字になるのだろう。
「それに、俺の家は真樹が継げばいいけど、諒は一人っ子だし、何より大翔くんはどうするの?」
「そりゃそうだけど、俺は本当に本気だってこと、もういっぺんここらでわかってほしかったの」
何で、と麻也はむっとしてしまった。
「だから、麻也さんもね、もう俺をハラハラさせないで。お願い」
「でも、俺だって好きであんなことになったんじゃないよっ!」
思わず麻也は叫んでいた。
その剣幕には麻也自身も驚いたが、諒の方が真っ青になる。
麻也さんごめん、と抱きしめてきたが、麻也は言葉が止まらなくなった…