北欧.Style+1 ANTIKAとモダン.京都店のスタッフブログ

北欧・イギリスの1950年~70年代のヴィンテージ家具に、英国アンティークや日本の民芸品をともに展開。

ナデシコ優勝!!とCoffee Table(Teak)

2011年07月18日 | イギリスヴィンテージ家具
いや~やりましたね。。。まさに快挙!

コパアメリカでは早々にアルゼンチンとブラジルが敗退し、

気分が落ち込んでいたものですが、まさに吉報です。

女子ワールドカップ決勝 ジャパンVSアメリカ

相手の高さとパワーに圧倒されながらも、

鉄の様な信念と意志を武器に粘り勝ち。

彼らの成し遂げたことはきっと震災で苦しんでいる人々に

勇気を与えることでしょう。本当におめでとうございます。




さて、当店ではセールも終わり、落ち着きを取り戻した店内、

時期的に祇園祭と重なり、お陰様で沢山の家具がお嫁に行きました。

出来るだけ、長い間溺愛してほしいものです。

しかしまだまだ亀岡の倉庫には沢山の婚活家具達が沢山います。

本日は中でも『べっぴんさん』をご紹介いたします。
↓↓

テーブルの天板の両端にはフィンが立ち上がり、
前後に2つずつ計4つの引き出し、そして取っ手には真鍮が使われています。
棚板にはラタン(状態イマイチ、張替お薦め)が編み込まれています。
おそらく1960年代~1970年代に製造されたものと思われる。
デザイナー、メーカー共に不明ですが大変つくりの良いコーヒーテーブルです。
私の一押しです。

それと今日はこのべっぴんさんを仕上げる過程を
楽しんでいただこうかなと思っております。
↓↓

これが倉庫で見つけた時の姿です。うーんなかなかの具合。
状態としては、全体的に乾燥、引き出しのスライド具合の悪さ、
天板に目立つ傷、棚板のラタンの乾燥、フレームに付着した汚れ等
色々な問題がございますが、幸いなのが、
フレーム自体に欠陥(構造に影響するようなダメージ)が無かった事です。
上記の問題はメンテナンスをすれば解決できる問題です。
↓↓

まず、出来るだけ分解していきます。
今回は棚板、引き出し×4、引き出しのレールを本体から取り除きました。
そして、引き出しは突板部分のサンディング(240番→320番→400番)そしてオイル→空拭き(これ結構大事!)。
棚板も基本的には同じでサンディング後オイルいれて空拭き。

本体天板はまず水を硬く絞ったタオルで拭き、
表面的な汚れ(過去に塗られたであろうオイルや塵など)を取り除き、
サンディング→オイル→空拭き。
この時、傷が深い場所にはムラにならない程度に少し強めにサンディングします。
これが結構難しい。
本体フレームも天板と同じで、水拭き→空拭き→サンディング→オイル→空拭きです。

そして引き出は少し硬いため、レールをサンドペーパーを使い削ります。
そうして引き出し具合を調節します。

一連の作業が終わりさあ組み立てです。
↓↓

うーん見事に復活です。
店頭では決して出来ない細かな仕上げ、結構疲れました。
でもこうして磨きあげた商品を見ると、やったかいがあったなーとしみじみします。
今週にも店頭に並べようと思いますので、気になる人は見に来てくださいね。
もちろん電話、メール等でのお問い合わせもお待ちしております。

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