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中国の思惑

2014-01-29 17:44:33 | 日記
中国が日本に対して敵対しているとは限らないと考える。
仮説ではあるが、中国は日本及びアジア圏から西側の関与を弱めようとしているのではないだろうか。
近代に入り大航海時代に入ると西側はアジア地域に植民地を形成していった経緯がある。
それが、第二次世界大戦の勃発で日本が広範囲に奪還した為に、日本は敗戦したもののアジア圏での西側の関与を弱める事に成功した。
現在のアジア圏を見ると、アセアンを形成するレベルにまで達している。
唯一、日本が敗戦国となった為、日本国内に多数の基地が設置され準アメリカ国家となってしまっている。
中国の軍拡はまさしくアメリカに対抗する為であり、将来、アメリカをアジア圏から排除しようという思惑なのではないだろうか。

しかし、どうやってアメリカをハワイまで推し戻そうというのだろうか。
日本が仮に財政破綻し、自由主義に対する反発が現在よりも拡大したとすると、次世代の国家構造は軍を主体とした共産主義体制に移行する可能性が高い。
何しろ、石油は購入出来なくなるし、銀行は潰れて役に立たない。現物補給以外に方法は無くなるであろう。
そこで、中国が日本軍をバックアップすれば、一気にアメリカを制圧出来る可能性がある。
したがって、中国から見ると憎いのは日本ではなくアメリカという事になる。
アメリカ寄りの自由主義構造よりも共産主義的な構造の方が歓迎出来る為に世論操作をしてナチュラリストを増やしていったのかもしれない。

韓国もまた自由主義圏であるし、アメリカの関与が強い。
したがって、朝鮮半島が統一されるのは中国にとっては、まだ早すぎるであろう。
日本が財政破綻して、共産主義化してからアメリカを追い出すと同時に韓国も自由主義から共産主義へ思想転換をさせれば朝鮮半島を統一する事が可能となる。

現在の日本の財政状況は最悪であるが、元を正せば社会保障費が増大したのが原因だ。
これは共産主義思想であり、この政策を重視している事自体、すでに東よりの思想だと言える。

ただし、この事はアジア地域の安定化には貢献するだろうが、アジア圏は共産主義体制をベースとした社会構造をより強固なものとする事になる。
競争力という点では西側より劣るのではないだろうか。
そうなれば西側の方が自由競争圏なので、科学技術の進化が早いであろう。
したがって、さらに時が経てば西側が敵対した状況ならば東側を再び侵略するかもしれない。

しかし、このまま行って財政破綻すると、日本は再び自由を選ぶのか共産を選ぶのかを迫られる事になる。
自由ならアメリカに、共産なら中国に近づく事になる。
日本はどちらにしてもそれぞれの国の下に位置づけられる誠に小さな国家になってしまうであろう。かつてのドイツの様に分断される可能性すらある。

戦争の定義

2014-01-29 12:34:05 | 日記
戦争の定義というテーマだが「戦争に定義は無い」のが戦争の定義だ。
戦争に定義が無いというのは、自由であり、何をやっても構わないという事だ。
戦争にルールがある様な事を語られる事がある。
ジュネーブ条約や軍事法廷や基本的人権といったものだが、形だけで機能はしない。
好きな人物に好き勝手な裁きを下せるのが戦争での法だ。元々、法は存在しないのだ。

戦争の枠内では勝戦国が好き勝手に自国の正当性を宣伝し、敗戦国の不当性を宣伝する事が出来る。
これは自由の原理であり、当然の結果だ。
だから、戦争に負ければ領土を失い、誇りを奪われる。
逆に勝ったものは、領土を奪い、住民を洗脳し、自国の支持者を育て、自国に有利な法律を作り、その国を我が物顔で闊歩する事が出来る。

これらの行為が悪であるとか善であるとかを論じる事は出来ない。
戦争に至った事、そのものが無念であり愚かであるだけだ。
したがって、なぜ戦争に負けたのかとか、戦争に負けても正当性があるとかを論じる事は無意味であり、なぜ戦争になったのか、避けることは出来なかったのか、世論はなぜそれを了承したのか、といった事が論ぜられるべきである。

戦争の動機は実に単純だ。要するに現在の政府や国が嫌だから倒してしまえという事だ。
わがままな言い草だが、生活に困窮し、働いても働いても下働きで使い捨てでは怒りだすのも無理は無い。金がなければ自由はどんどん奪われていく。
しかし、元はと言えば、自由を望んだ国民側の身から出た錆だ。
自由な社会は自由な競争にさらされる。
勝者はほんの一握りであり、他の殆どは敗者となる。
持続性が無い社会が自由社会だ。

平等を重んじる共産社会は敗者が少ない。
だから不平不満が起きにくい。
戦争の枢軸国にかつて共産主義国がなった事があるだろうか。
日本だって江戸時代は共産主義であった。
だから平穏だったのだ。
原始的な生活を送る人々。例えば、密林の奥地で石器時代に限りなく近い生活を送る人々は数十万年も同じ様な生活を飽きずに送っている。
彼等もまた共産主義者だ。
ジャングルで捕ってきた獲物を皆で平等に分けて生活している。
衣類も着ていないから、貧富の差を視覚的に確認する事も困難だ。

どちらが優れた思想かを問おうとしても無理だろう。
石器時代からある共産主義とリソースや富を奪いあう貪欲な自由主義はどちらも原始的に存在するものだからだ。
共産主義といえども侵略されれば軍事力が強化される。つまり、戦争の度に少しずつ進化する事になる。
しいて言えば、平和的で持続的なのが共産主義で原理的で交換的なのが自由主義だ。

問題は、原理的で交換的な自由主義でありながら、持続的に平和を維持できないのかという事だ。
逆でも構わない。中国やロシアは逆のアプローチであろう。
東日本大震災。対応の不手際が目立つが、日本人の進化が止まっている証拠だ。
共産主義思想の台頭を感じざるを得ない