岡山犬(おかやまけん)・・・ワン・わん・ワン!

岡山から発信中!愛犬3匹の話を中心に日記風にやっていけたらいいなぁ~!

☆パオストーリーです パート③☆

2008年09月12日 | Weblog

動物愛護週間を前に、今一度、ペットって何?家族になれるの?って
自分の中で、家族で、考えて欲しい・そして同じ命を持つものとして
生まれてこなければ良かった…なんて思う悲しい仔たちが
少しでも減って欲しいという願いを込めて
パオストーリパート③であります。

パオは未だに、絶対服従の腹だしのポーズをすぐにしちゃいます。
連れて帰って、カーペットの敷いている所に降ろし
「今日から、ここがお家になるんよ~」と頭をなでようと
手を頭に触れる寸前でビクっとしたと同時に、ビビション
そして、絶対服従のポーズをして震えてるんです。
この仔が何をしたん?なんで、ここまで人を怖がる仔になったん?
頭と、お尻はよく叩かれていたのだろうと推測されます。
叩かれるたびに、ビビションして「叩かないで…」って
絶対服従のポーズをしながら震えていたんだろう…
商品価値のない仔だから?
家族で団結して「絶対パオを守ろう」強く決心しました。
岡山犬のパート代は全部パオの医療費で消えました。
でも、くるるのおかげで、家族にはなつき始めたパオを
見ていると、これでよかったと思えました。
獣医さんのところには、いろんな病気の仔が飼い主さんと共に
訪れており、誰もがパオの足が悪い様子を見て、
「ここのお医者さんがきっとよくしてくれるよ」と
声を掛けてくださるような雰囲気のクリニックなので
待ち時間も苦にはなりませんでした。
メンタル面のフォローもあったので、パオは院長先生が
大好きで家族以外の人間さんにもなつくようになって来ました。
ウレション・ビビションも落ち着いてきたころ
くるるが「親離れの儀式」かのように、パオが近づくと
唸るようになりました。本気モードで喧嘩するようにもなり
足の負担も考えてフローリングのある室内より
庭の土の上のほうが良いだろうということもあり
1歳になったと同時に、パオはお外犬になりました。
今では、足が悪かったっけ?と思うほど、元気です。
でも、遺伝性の疾患は左足だけではなかったのです。
「停留睾丸」でもあり、放置しておくと「悪性腫瘍」に
移行する確立が高いので、今年4月4日に手術で摘出してもらいました。
血統書を見るたびに、ブリーダーを呪いたくなる気持ちを
抑えながら、現在に至っています。
障害がなければ、卸値15万円は下らないくらいの血統だそうです。
血統書も大事かもしれませんが、「命」として育てて欲しいと
願っています。
腫瘍摘出時にはブログも始めて、いろいろ愚痴も聞いてもらえたので
何とか乗り越えることができました。
トリニティちゃんファミリーさんとの出会いが
なければ、なんでパオばかりがこんなに辛い思いを
しなくてはいけないかと…押しつぶされていたかもしれません。
岡山を発つ前に出会えたことが、前進するための勇気を
もらえたのでありますv^^
出会いが成長をもたらすのだと岡山犬は実感しています。
パオちゃん大好きだぉ~♪うちの子になってくれてありがとう♪
これからも、ドタバタ日記続きます。
明日は可愛い・可愛いチップ登場です。

お茶目っぷりも発揮してくれますが、視線が合わす事が難しかった頃です。

パオちゃ~んと声を掛けても反応がいまひとつ・・・

ゴロ~ン触っていいかな~?ビクッ・・・くるるHelp~

☆パオストーリーです パート②☆

2008年09月12日 | Weblog

くるるパパと一緒だぱふぉ~!

晴れの国岡山であります

ちょいと重い話ですが…お付き合いくださってありがとうございます。
ペットショップにいた、パオの左足が悪いのは
一目見ただけでもわかるくらいで
ツルツル滑るショップの床に簡単なケージを組まれ、
片隅でブルブル震えている子犬を見て
「あ~触れるんだ~」と小さい子は喜んで突付きまわっています。
抱っこをしても、他の犬種に比べると
3ヶ月のパオは子犬の中では大きいので
すぐに、ポイとばかりに
投げ出されるようにケージの中への繰り返し。
ケージには大きな文字で『理由あり大特価…』
足の悪い子を連れて帰っても、面倒見切れるわけがないと、
自分に言い聞かせて目をそらす私に、
同行していたくるるが、数箇所のペットショップを
見て廻っても、全くどの子にも、無関心だったくるるが
『キュンキュン』鼻を鳴らす先には、そんなパオがいたんです。
店員に「もし売れなかった場合は?」と尋ねると
あっさり「保健所ですかね…」との
答えに唖然とするやら、怒りがこみあげてきました。
家族で相談して、もちろん、くるるを筆頭に全員一致で大枚はたいて
連れて帰ることを決めました。
翌日、ショップの勧める獣医に連れて行き
足を診察してもらったのですが、とても乱雑に扱われ
「成長すれば、目立たなくな
るかも」と言われ、足が伸びた状態が何故なのかという回答が
得られなかったので、ネットで検索して、
ここならと思える獣医さんにたどり着き、診察を受けた結果
劣勢遺伝による「後十字靭帯欠損」と判明しました。
ブリーダーの商売としての、無理な繁殖・多頭出産などが原因で
短足犬種に最近増えてきているそうです。
ここなら、安心して、パオの治療をしてもらえると確信して
通院が始まりました。自宅でできるリハビリ・体重管理のできるフード
日常生活の注意点など細やかな配慮のある獣医さんで、いつもパオに
「いい子だね・がんばってるね」と声を掛けてくれ、人間不信になっていた
パオの心の解凍にもつながったようです。

くるる以外には心開かなかったパオでした。
とにかく、ビビション多発注意でした・・・。
まだまだつづきます・・・