お花のはなし

中目黒でフラワーアレンジメントスクールを営みながら、日々感じたことを書いています。

NFD資格試験

2006年09月24日 | フラワーアレンジメントについて
今日は、レッスンの中でNFDの資格試験について質問が出たので、ブログでもちょっとご紹介しておこうと思います。

資格試験は、様々なスクールで取得できるスクール限定の資格試験とNFDのような全国的な統一試験制度があります。
私の場合は、お引越しもあると考えて、NFDを選びました。

NFD資格試験は3級から1級まであり、現在は自由花材編と指定花材編のどちらかを選択して受けることができます。

自由花材編とは、ヨーロピアンデザインから、指定花材編はアメリカンスタイル(ベーシックスタイル)から出題されます。
ここを詳しく書こうと思うと、すごく大変なので、今回はやめておきます。
気になる方は、NFDのホームページをチェックしてみてください。

ただ、どちらかを選択できるのは、2008年4月までで、現在は新資格試験に移行の過程にあります。
全く新しくなるのではなく、2つの花材編が合体した形になる予定です。
ですから、今始めても決して無駄になることはありません。

1級まで取得するには、どんなに頑張っても最低2年半くらいはかかり、実技の試験が中心なので、単位を取りながらしっかり練習しないといけないんです。

講師になりたい方、目標を持ってレッスンを受けたいと考える方、平凡な日常に刺激がほしい方など、志望動機は様々ですが、資格をとることだけが大切ではありません。

あくまで、花を楽しみ、自身を持ってお花をアレンジできるようになること。

試験のせいで、花を嫌いにならないでほしいなと思っています。




緊張と緩和について

2006年09月14日 | フラワーアレンジメントについて
すっかり、秋らしくなってしまって、気温の変化に体が付いていけない私です。
でも、毎年そう感じるのは、年のせいかもしれませんね
さて、そんなことより、今日は《緊張と緩和》について書いてみたいと思います。

実は私、花と同じくらい、お笑いが大好きなんです。

お笑いといっても、いろんなジャンルがあって、漫才・コントだけでなく、コメディ(お芝居など)そして、落語。全部大好きなんです。

その中でも、亡くなられた桂 枝雀さんという落語家が好きで、その方が言われていた『お笑いは、感情の緊張と緩和によって生まれるものなんです』という言葉が忘れられません。

こじ付けかもしれませんが、お花のデザインを考えていて、よくこの言葉を思い出します。

今回の写真の作品は、まさに直線の緊張と球体による緩和によって、微妙なバランスと強い印象を与えてくれるんではないかと思います。

植物は自然なものなので、ただ、自然に咲いているだけですばらしく美しいものです。
フラワーアレンジメントには、自然らしさをより強調して美しさを表現する方法と、全く素材として花を捉えてアレンジする方法があるんです。

特に後者の場合、絵画や彫刻と同じようにどんな印象を与えるかが大切で、作りこんでいく面白さがあります。

笑いも感動も美しいと感じることも、人の心を動かそうと思うこと自体がとても難しいことです。

でも、花はアーティストではない私なんかにも、そんな力を与えてくれるすごい力があるんです。

お花の始めたばかりの生徒さんでも、ご家族やお友達を喜ばせたり、感動させることができるなんて、すごいと思いませんか?



北海道旅行

2006年09月07日 | フラワーアレンジメントについて
先週末、2泊3日で北海道旅行にいってきました。

東京より一足先に秋の風を感じることができて、清々しい気持ちになりました。

そんな中、ひまわり畑があんまりきれいだったので、パチッと1枚。
コスモスがもう咲いている北海道で、なぜ?と思うくらい満開で、きれいでした。

ちょっと曇りがちの天気ではありましたが、旭川動物園も網走刑務所博物館も
知床も釧路湿原も、どこもすごくおもしろかったです。

北海道は、3度目ですが、いつ行っても自然の圧倒的なすごさを感じることができて、また行きたくなってしまいます。

また一つ夏の思い出ができました。