きょうは犬の話じゃありません。
最近ちょっと気になったことをいくつか・・・
犬のおやじの無駄話です。
まずは、次の動画をご覧ください。
しばらく前にテレビで話題になったCMです。
ぎょっとしますよね。
CG？ とか、ホントは男性なの？
と思われた方もいるかもしれませんが
この女性は武田梨奈さんという女優さんで
事務所のプロフィールによると
空手歴10年で、琉球少林流空手道 月心会という空手の流派の黒帯だそうです。
ウイキペディアにも、数々の空手大会で実績を残していて
アクションスターとして活動中とのこと。
この方は世界的に著名な建築家、安藤忠雄氏
安藤さんは、専門的な建築に関する教育は受けておらず
建築事務所でのアルバイトと、独学により建築士の試験に合格したそうです。
学歴は高卒ながら、東京大学の名誉教授にも就任し、現在さまざな分野で活躍中です。
この経歴だけでもすごいですが、もうひとつ・・
安藤さんは、建築家になる前にプロボクサーとしての経歴があります。
高校生のときの話なので、ボクシングで生計をたてていたわけではないでしょうが
海外への遠征経験もあり、その後、20代のときに
4年間かけておこなった、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアへの
放浪の旅の下地になったかもしれません。
過去の経歴だけでなく、両立しない2つの職業を一人が兼ねることを
「二足のわらじをはく」といいます。
芸能人などが、副業で飲食店を経営するのなんかは普通すぎて
驚くことではありませんが、
世の中にはさまざまな、すごい二足のわらじの人がいます。
お若い方はご存知ないかもしれませんが、
この方は、シンガーソングライターの小椋佳（おぐらけい）さんです。
布施明さんが歌った「シクラメンのかほり」を作詞作曲した人ですが
中村雅俊、堀内孝雄、美空ひばりなど、多くのアーティストへ作品を提供しています。
この方は、音楽活動も有名ですが、もうひとつの職業は銀行員でした。
東京大学法学部を卒業後、日本勧業銀行（現みずほ銀行）に入行し
銀行マンとして証券部証券企画次長、浜松支店長、本店財務サービス部長などを
歴任しながら音楽活動を行ないました。
「シクラメンのかほり」は、赤坂支店に勤めていた際
取引先の会社で休憩していた時、馴染みのない花「シクラメン」を見て
思い浮かんだ曲だそうです。
小椋さんは、みずほ銀行の頭取候補だったという話もあります。
しかも、銀行を退職したあと、東京大学法学部に再入学し、文学部に進み
歌手活動と並行しながら学業に励み、哲学専攻にて大学院修士号を取得しました。
「わらじ」にしては立派すぎます。
ソニーの社長、会長、名誉会長などを歴任した
大賀典雄（おおがのりお）さんを知ってますか？
ソニーの広告部長とデザイン室長を兼務し、現在のソニーブランドの礎を築いた方です。
ソニーのロゴデザインを制定したのも大賀さんの仕事です。
ソニーの経営と同時に、指揮者として世界中のオーケストラと共演をしました。
社長の道楽？と思われたら大間違いで
大賀さんは、東京藝術大学音楽学部声楽科と、ベルリン国立芸術大学音楽学部を卒業した
声楽家なのです。東京フィルハーモニー交響楽団会長・理事長にも就任しました。
藝大在学中に東京通信工業（のちのソニー）のテープレコーダーの音質に
クレームをつけたことがきっかけでソニーの嘱託となり、バリトン歌手として活動中に、
ソニーの創業者の盛田昭夫さん・井深大さんに誘われてソニーに入社しました。
入社後も、昼はソニーの社員として働き、夜は歌手の活動を続けていたそうです。
世界的指揮者カラヤン氏とも親交が深く、
大賀さんと打ち合わせ中にカラヤン氏は急病になり、大賀さんが最期を看取りました。
昨年亡くなり、このブログでもご紹介した
堤清二（つつみせいじ）さんも、西武流通グループの経営と
文学活動を両立させた人でした。
小説家・詩人として活動するときは辻井喬（つじいたかし）の名前を使ってました。
東京大学経済学部在学中から詩を書きはじめ
西武百貨店入社の翌年に詩集『不確かな朝』を発表し、後に室生犀星詩人賞を受賞します。
堤清二さんも、昼間は経営者として働き、夜は作家に変身しました。
編集者の松岡正剛さんが、深夜、劇作家の唐十郎さんのパーティに行く途中
堤清二さんを見かけたときのことを記しています。
唐十郎さんの家へ行く途中で、黒塗りの車が止まり堤さんが降りてきたそうです。
ずいぶん前で降りるものだな、と思ったら、
ネクタイを外し、髪の毛を手でぼしゃっとさせ、歩いて唐さんの家に向ったそうです。
実業家時代は寡作でしたが、セゾングループ代表辞任後は精力的に作家活動行ない
高見順賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞など多数の賞を受賞をし
日本芸術院会員にも就任しています。
人間は複数のことを両立させることが可能な人が
いるものだな、と感心します。
私がよく、いぬ親会などでお会いするボランティアさんたちも
地元では、犬好きな主婦としか思われてなくても
仕事をしていて、子育てもして、さらに預かりボランティアもしている
というスーパーウーマンが何人もいます。
仕事ではありませんが、
預かりボランティアは誰にでも簡単にできる活動ではない
と思います。心も身体も傷ついた犬や猫のお世話をし
ぴったりの家族を見つけて、縁組みを成功させる能力は
一般企業のマネジメント能力と同等以上のものかもしれません。
カプアンたちとたまに散歩に行く近所の公園です。
相当前からこの公園に暮らしているおじさんがいました。
白髪の長髪で髭を伸ばしてましたが、もしかしたらそれほど高齢ではないかもしれません。
写真のふたつのベンチに、自分の持ち物をうずたかく積んで
別の一角にはふとんが隠してあり、夜になったら
公園の真ん中にふとんを敷いて寝ていることもありました。
昨年頃、ベンチの荷物は後ろの茂みに移動させられたようで
ベンチには、おじさんが近寄らないようロープが張られました。
この公園でおじさんは、ハトによく餌をあげてました。
あるとき、コンビニから、お湯を入れたカップ麺を持って
出てくるところに出会わしたこともありました。
朝は街を歩き回ってましたので、カプアンの散歩中によく見かけました。
この公園にはもうひとり、別のおじさんの荷物置き場がありますが
そのおじさんは猫好きで、公園の猫とコミュニケーションが取れました。
つい最近、この椅子に白髪のおじさんの荷物が積まれてましたが
やがて、カゴひとつの荷物だけになり
おじさんは姿を消しました。
もういなくなって1ヶ月くらいになります。
旅に出たんでしょうか？
ここに荷物が積まれていたときに
下のほうに分厚い本が2冊置かれているのを見ました。
1冊は「大辞林」のような国語辞典でした。
もう1冊は、洋書だったと思います。
もしかしたら、このおじさんは
昔、有名大学を卒業したインテリかもしれません。
人はみかけによらないものです。
きのうは強い雨が降りました。さっきも降りました。
ここのところ、雨の日が多いです。
桜の花が、だいぶ散ってしまったかもしれません。
明日は、カプアの手術（歯科手術）です。
今夜から24時間くらいの絶食になりますが、我慢できるかな？
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ちばわんいぬ親会のおしらせ
詳しくは↑バナーをクリックしてください。
初めての会場です。詳細は後日発表いたします。
動物愛護センター用の綿毛布・タオル・新聞紙は
募集をいったん停止させていただきます。
古新聞紙のみ、来月以降に再度ご案内させていただきます。
ご協力ありがとうございました。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ちばわん主催 演劇公演のおしらせ
今現在も人間側の都合によって翻弄されながら、
懸命に生きようとしている福島の動物たちの姿を通じて
日本における動物たちのこれからについて考えていただく機会になればと思います。
とても感動的な舞台で、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思っています。
入場無料です。（申し込みは必要です）詳しくは上記↑バナーをクリック。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ちばわん主催 映画上映会のおしらせ
詳細は上記バナーをクリック！
