カプアン通信

賀状 2005年~2009年


前回に続いて2005年から2009年までのカプアンパパの年賀状です。
いよいよカプアンたちも登場してきます(笑)



個人住宅を設計する建築家は、仕事がたいへんな割に
設計料が多くないことを知りましたので
(著名な先生は別)
せめて、宣伝のために、この家を建築雑誌やテレビ番組などで自由に紹介して欲しい
と建築家の先生に伝えたところ、すぐにいくつかの番組から出演を打診されました。
もともと、自宅の建築に興味を持ったのは
テレビ朝日系列の「建もの探訪」でしたので、「建もの探訪」は出ることにしました。
写真の右の男性は渡辺篤史さんです。10年前のことです。
私の禿げ頭は変わりませんが、屋上からの景観の変化には驚きます。
現在、この方面は高層ビルが屏風のように立ちふさがっています。

番組制作はとても興味深かったです。
渡辺さんとのからみには一切台本がありません。
渡辺さんは、リアルな「驚き」を大切にされていて、家の情報を全く入れずに
撮影当日の朝、いきなり訪ねてきます。事前に会うこともありません。
最初のシーンは犬のサリーが玄関から出てきて、渡辺さんに挨拶をしました。
最高の演技をしてくれました。
そのあと、私が各部屋を順番に紹介しますが
ディレクターさんが、渡辺さんがいつ、何を見て、どういう感想を話したか
すべてノートに記録します。なぜなら・・・
渡辺さんの登場シーンは午前中に撮り終え、お昼には帰られますが
午後から、渡辺さんが見た順に
渡辺さんの視線にあわせてすべて撮り直すのです。
例えば収納の「寄り」のシーンとか、
何かのしかけがあったらbeforeアンドafterとか・・・。
渡辺さんのコメントのとき時計が写っていたら、時計の針を戻すなど徹底してます。
そのために時間もメモっているのです。
渡辺さん無しの撮影は夜までかかりますが、その映像に後から
渡辺さんのセリフやナレーションをかぶせるのです。

ところで、「建もの探訪」1本で、掃除など撮影の準備をすることに懲りてしまい
それ以外のテレビ番組はすべて辞退してしまいました。



ここでは、私の犬遍歴をすべて書いています。
こうなると、どこが年賀状だかわかりませんね。
じつはサリーは前年の3月にお星さまになりました。
2005年の年賀状を作っていたころには、重い病気を患っていて
2005年の年賀状がなんとなく寂しいデザインになっているのは
当時の心境が影響したのかもしれません。
そして、2006年の賀状には「おめでとう」という言葉はどこにもありません。
賀状というより、年に一度の挨拶の形になっています。
そして2005年の11月下旬にとうとうアンジェロが我が家にやってきます。
まだ、来てから1ヶ月くらいの時期でしたので
アンジェロについての情報は名前が「天使」の意味くらいしか触れていません。
新年の挨拶なので「死」という言葉は使っていませんが
このはがきは「死」と「生」の二面を表現しています。



2007年の年賀状は、アンジェロの写真で埋め尽くされました。
年賀状に我が子の写真をたくさん載せる父親となんら変わりません。
いろんなアンジェロがいますが、全部1歳以前の写真です。
現在のアンジェロの容姿は1歳までに完成されたといっていいでしょう。
文中に、東京ミッドタウンや国立新美術館が誕生すると書かれてますが、
国立新美術館は敷地内に犬が入れないことを
まだ知りませんでした。
東京ミッドタウンは散歩コースとなりました。



そして、2008年の年賀状にカプアが登場します。
この賀状の文章の書き出しは、実は・・・
カフェブランのオーナーのおかもとさんのブログの文章を
お願いして譲ってもらったものです。(こちらが元の文章)
明石家さんまさんは「アホちゃいまんねん パーでんねん!」のギャグで一世を風靡しましたが
元は、月亭八方さんの息子月亭八光さん(当時小学生)が作ったギャグで
さんまさんは5,000円で譲ってもらったそうです。
おかもとさんには文章の「使用料」を払ったっけなぁ・・・
この前年からカプアン通信がスタートしています。



少々ネタぎれ気味で、
この年は、独立開業20周年の話を書きました。
私は平成元年に開業しましたので、創業何年かわかりやすいのです。
ここに写っているのは、年賀状のためのオリジナルのケーキです。
広尾にあった、人気のケーキ屋さんに作ってもらいました。
壊れないようそ~っと持ち帰り、知人のカメラマンに撮影してもらいました。
「月」の部分はチョコレートです。
生ケーキで日もちしないので、撮影が終ったら
カメラマンと二人で食べてしまいました。
おいしかったです。

ところで、なぜ「月光」なの?とよく聞かれるので
社名の由来を書くと、
最初に独立した場所が「月島」だったのですが
当時、大好きだった渡辺貞夫さんのアルバム「Morning island」
影響されて、しゃれで自分の部屋を「Moon island(月の島)」
と名乗っていました。
あとで、同名の企業が近くにできて、税務署に怪しまれたこともあります。
そのまま「ムーンアイランド」を個人事務所名(屋号)にしましたが
麻布に移転して、法人化するとき
社名は、やはり「月」にちなんだ名前にしたいなと、悩んでました。
たまたま自宅に紛れ込んできた「ヤモリ」を飼っていたところ
アメリカ人の友人が「Gecko(ヤモリ)は?」と言ったので
「ゲッコウ? 月光?」いいね!(笑) と決まったのでした。
ヤモリは幸運のシンボルでもありますしね。
そのヤモリは、餌(昆虫)を食べなくなったので
近所の公園に放してあげました。


(もう1回続く予定です)






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迷子犬探しています。



11月3日朝、埼玉県南埼玉郡宮代町中央3丁目からちばわんの卒業犬が迷子になっています。
首輪もリードもつけておりません。埼玉県南埼玉郡周辺の方がいらっしゃいましたら、
注意していただけると助かります。

犬を見かけましたら、場所と時間と、どちらに向ったかを
表記の連絡先までご連絡をよろしくお願いいたします。
ちばわん迷子ブログもご覧ください。→http://maigowanny.exblog.jp/

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コメント一覧

カプアンパパ
まるまるさん
そうですか! 建もの探訪ファンでしたか。
私は友人に進められてハマりました。
とくに書籍で紹介されている奇想天外な家の数々を知って
家ってこんなに自由でいいんだ。と目からウロコでしたね。
でも自分で自由に作って、住んでから、未熟だったと
いろいろ反省しています。
地味なことのようでも、空調や設備機器のメンテのことまで、ぬかりなく考えないとダメだ。と反省しています。
10年過ぎたころから補修が多くなりました。いまは浴室の戸が腐って穴が開いてしまったので、修繕を検討中です。
アンジェロは白くなりましたね。耳の先だけ黒いままでしたが、ここも白い毛が交じりはじめました。
まるまる
建物探訪はおそらく初期のころからずっと見ています。
色んなアイディアや発想や視点を少し変えるだけで、こんなに快適な住まいが出来るものなのかぁと感心してみています。
実家の建て替えや我が家のリフォームの時は、素人ながら、何度も設計図を書き、家族に呆れられました。
頭の中ではもう何十軒も家を建ててますよ(笑)
お掃除は確かに大変そうですね~。
水回りをあんなに美しくキープしようとしたら、住めませんねぇ。。。
お散歩しながら、ご近所の建築中のお宅の進捗状況のチェックも楽しみのひとつです♪
アンジェロ君、今の彼が想像できない毛色だったんですね。どっちも可愛いです☆
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