カプアン通信

当たり!



昨年暮れ、商店街のくじ引きで、たった1回の抽選券で
「特賞」が当たったとき、なんかほかのものも「当たりそう」だな
と予感しました。

「当たる」といっても、宝くじに当たるような、「良い当たり」もありますが
「バチが当たる」というような「悪い当たり」もあります。


昨年の11月に話はさかのぼりますが
妻とふたりで、総合病院の人間ドックを受診しました。
私は、ほぼ毎年、もう7回くらい受けています。

いつも「報告書」に「要観察」の判定が3~4個あります。
ああ、またか、と納得して「投薬治療」を続けることにして終わりですが、
今回は、郵送されてきた「人間ドック結果報告書」に
いつもとは、おもむきの異なる言葉が書かれてました。


「上部消化管内視鏡検査の病理組織検査の結果
異型性の強い細胞が疑われますが、組織の量が少なく確診が困難です
再検査をお受けください」


そして、「連絡が欲しい」という赤い紙も同封されてました。

異型性の強い細胞ってなんだ?? 

たまたま、クラス会に行ったとき、中野で開業医をしているSくんと隣り合ったので
質問してみました。
Sくんは、慶應大学医学部に現役合格した秀才で、
大学では消化器外科が専門でした。

「正常な細胞と、がん細胞の中間だね」と、こともなげに言われました。

ますますわからなくなりましたが、12月中旬にふたたび胃カメラを飲んで
こんどは、いっぱい組織を取られました。
胃カメラは苦手なので、半分眠ったようになる注射を打ってもらいましたが
やっぱり苦しかったです。


そして、その結果が、「くじ」が当たった記事を書いた翌日に出ました。
担当の先生は、若い小柄な女医さんで、私に不安を与えないためか
ニコニコしながら、紙に図を書きながら説明してくれました。

最初、胃の一部に、周囲がやや膨れた小さな「ただれ」があり、
組織を取ったけど、確認のため、その周囲からも組織を採取しました。
良性が1で、悪性が5として、4の状態です。
これは、「悪性の可能性が高い状態」ですので、取ってしまいましょう。
内視鏡の手術が得意な先生がいますから、予約を入れましょう。
手術のタイミングは1ヶ月くらい先なら問題ないですが、
数ヶ月先ではダメです。
・・・になるかもしれませんから・・・
とニコニコしながら「胃癌」という文字をノートに書いたので
こちらもつられてニコニコしてしまいました(汗)


そして、年明けの7日に、がん専門の外科医と面談しました。
こんどは、カプアンママも付添いました。
がんの先生は、真面目そうな中年の男性で、
検査のときの内視鏡画像を見せながら詳しく説明してくれました。

組織は5箇所から取って、検査をしました。
がんの組織診断は、Groupという分類法があり
Group1が正常もしくは良性、Group5が癌です。
で、Group3が3箇所、Group4が2箇所でした。

Group4は、癌が疑われる病変です。
先生の話では、別の場所や、胃壁の内部にGroup5が潜んでいる可能性があり
「胃癌」と判断し切除し、調べるレベルだそうです。

不勉強を恥じるのですが、癌細胞は、かならず大きくなり
消えることはないそうです。
だから、疑いがあれば早くに取る必要があります。

これは説明がいりますが、自然消滅は、全くゼロではなく、
ごく稀に「癌」が消えた症例はあります。
しかし、6万例から10万例に1つくらいとされていて、
ほぼ奇跡的なレベルですので「自然消滅はしない」と伝えたわけです。

下世話なたとえですが、2012年の年末ジャンボで、3等賞
100万円が当たる確率が、10万分の1だそうです。
(1等賞 4億円は1,000万分の1!)

さいわい、初期の発見なので、とりあえず内視鏡
つまり、お腹は切らずに、胃カメラを口から入れて手術します。
ただし、がんだとしても、進行状況などは切ってみないとわからないそうです。
切ったとき、意外と固くて、途中でやめることもあるんだそうです。

切るといっても、胃に穴をあけるのではなく、患部を中心に
胃袋の壁の厚さの3分の1程度を、「はがす」手術です。

インターネットで、この手術について検索すると
手術は1時間くらい、入院は2泊3日くらい、半分眠るような麻酔で
と書いてあったので、それは辛いなと、げんなりしていたのですが、
先生に聞くと、こちらの病院では、全身麻酔をします。
手術も1時間から2時間。入院は1週間くらい。と言われ。
そんなに簡単ではないんだな、と思いました。
でも、寝ている間に終わるのはラッキー・・・なのかもしれません。
実は、手術は何回も経験してますが、全身麻酔は未経験です。

なお、11月に受けた人間ドッグは、
妻も一緒だったので「土曜ドック」という週末のコースにしました。
予約が一杯で、申し込みから3ヶ月くらい待たされました。
もし、3ヶ月前に受けていたら、発見できなかった可能性があったそうです。
そうだったら、次回は、1年から1年半くらい先になり
そのときには、内視鏡手術では済まなかったかもしれません。

犬猫ボランティアの縁で、人間のがん問題に取り組んでいた
元NPO団体理事長と知りあったのですが、
現代は、日本人男性の2人に1人はがんにかかります。
誰でもがんになる。といってもよく
そういう意味では、早期発見できたのは、とてもラッキーです。
とお祝いの言葉をいただきました。
私も、ホントにそう思います。

いまでも、ホントにがんなのかな? と疑っています。
何の自覚症状もありませんし、ふつうがんは「痩せる」と聞きますが
最近、食欲があり、ダイエットも難しいくらいです。(汗)


入院は、来週です。
病気や手術の不安はありませんが
カプアとアンジェロが、お父さんと長いこと離れたことがなく心配です。
前に、私が尿管結石で入院したときも1泊でした。
妻は会社員ですから、毎日長時間ふたりで留守番をしないとなりません。
いままでは毎日、1日中私とべったりでしたから
大丈夫かな・・・。
それに、高齢の両親のこともあります。
妻にも、カプアンたちにもがんばってもらうしかありません。



ONE BRAND Magazine43号より







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ちばわんいぬ親会ねこ親会のおしらせ

ちばわん八王子プチいぬ親会
同時開催New Year ふれ愛コンサート


本日!!1月19日(土)11:00~15:00  雨天決行(荒天中止)
会場:JR八王子駅南口2F「とちの木デッキ」
ことしさいしょのちばわんイベントは、八王子からです。
参加予定わんこなどの詳細は↑上記バナーをクリック!


第162回ちばわん定例いぬ親会

明日!1月20日(日)12:00~15:00  江戸川河川敷 篠崎緑地にて開催!
ことしさいしょのちばわん定例いぬ親会です。
参加予定わんこなどの詳細は↑上記バナーをクリック!


1月のちばわん品川ねこ親会いぬ親会

1月27日(日)12:00~15:00  品川区ウエルカムセンター原・交流施設にて開催
参加予定にゃんこわんこの詳細は後日、ねこ親会ブログおよび
品川いぬ親会ブログに発表されます。


シニア&ハンデわんこいぬ親会

2月2日(土)11:00~14:00 川崎市BLOOMさんにて
ちばわんではじめての、シニアわんこ&ハンデわんこのいぬ親会が
開催されます。詳細は後日発表します。


2月のちばわん湘南プチいぬ親会

2月9日(土)11:00~14:30  茅ヶ崎市BOWWOWさんにて開催!
湘南地区でことしさいしょのちばわんいぬ親会です。
参加予定わんこなどの詳細は後日発表されます。

コメント一覧

カプアンパパ
ぽぽん&ひよりママさん
おっしゃるとおり、ホームシックというより、ずばりカプアン禁断症状になりそうです。(笑)
ほんとに、犬の家族が見舞いに来れるような病院が出来て欲しいと思います。

そうですね。私は、カプアンたちから運をもらっているのかもしれませんね。
どうもありがとうございます。
カプアンパパ
幸多家さん
食べ物にあたるくらいならよかったんですけどね~(笑)
最初、お医者さんの話を聞いたとき、えっ?何言ってんの?? と思いましたが。あとから、ラッキーだったんだとわかりました。
早く、酒も飲めるようになって、幸多家のみなさんと宴会ができるくらいまで回復したいと思います。
ありがとうございます!
カプアンパパ
ちゃっぴ母さん
ちゃっぴ母さん、お誕生日おめでとうございました。そしてなんか、たいへんなことになってますね!
どうぞお大事に。
心配性ですが、はやく酒が飲める身体に戻れるようがんばります(笑)
どうもありがとうございます。
カプアンパパ
きららママさん
そうですか。全身麻酔は楽しいですか。
それを聞いてすこし不安がなくなりました(笑)
病院に長くいたら、わんこ禁断症状になりますね。
早く会えるように、がんばります。
ありがとうございます!
カプアンパパ
べこままさん
自分は未熟ものなので、宿題がたくさんありそうです。
犬の神様かもしれませんが、まだ生かしてくれているようで、感謝いたします。
カプアンたち大人になりますでしょうか?
私がちょっと買物に出ても、部屋の真ん中でシッコをするんですよ、
留守中にもっとヒドイイタズラをされそうです(汗)

べこままさんはスゴイですね!私は想像するだけでも嫌です。でも、これから定期的に呑まないとならないようです。おいしい味の胃カメラができればいいのに。
承知しました。深呼吸して言霊を信じたいと思います。ありがとうございます。
カプアンパパ
ひーままさん
なんと、ご主人も胃ガンの手術を経験されましたか。
7年くらい経てば心配ない、という話を聞きましたが
15年経てばもう安心ですね。
たしかに私は運がよかったです。
ありがとうございます!
カプアンパパ
あずきママさん
そうなんです。悪い(らしい)ものが見つかったのは不運な当たりですが、早くに見つかったのは幸運な当たりです。

私は、小・中学校の時代に3回手術をしているのですが、どれも辛い記憶ばかりです。
あれから、数十年経って、どれくらい医療が進歩したか、楽しみでもあります。

ありがとうございます。
カプアンパパ
ロンママさん
おお! ロンママさんちは、お医者様の家系ですね。
我が家は、お医者様に世話になってばかりの家系です(笑)
ロンママさんの麻酔経験は、怪我ばかりのような気がします(想像)
私も、背中にフンリュウという腫瘍があり、前に、手術の予約をしたのですが、えぐる。と聞いて怖じ気づいてキャンセルしました。(汗)
今回も、命にかかわりそうな病気でなければ、止めていたかも・・。
ロンママさんもお大事に。ありがとうございます。
カプアンパパ
猫の手さん
そうですね。ほとんどのがんは自覚症状はないと思いますので、初期の段階で見つけるのはきっと難しいことだと思います。
カプアンは、お父さんと長く離れた経験はないですが、
お父さんもでした(汗)
ディアナちゃん、どうぞお大事に。
コメントありがとうございました。
カプアンパパ
ももクリママさん
そうですか。ももクリママさんのまわりでは、胃がんで亡くなった方はおられないですか。それを聞いて安心しました。
カプアンたちは頼りになりませんが(汗)
たしかに私は、カプアンシックにはなる可能性大です。
ほんとに、犬と面会可の病院できませんかね。
ありがとうございます。
カプアンパパ
レオままさん
当たってしまいました~(笑)
犬の神様ですか?
たしかに、赤ちゃんの頃から犬と暮らしてましたし
天の邪鬼なので、人間の神様より、犬の神様に好かれるかもしれませんね~。
昔読んだ本をamazonで探したり、なんか旅行にでも行くつもりでいろいろ用意して、なんか私まっがってます(汗)
どうもありがとうございます。
ぽぽん&ひよりママ
大丈夫!
今回のことで一番心配なのはカプアン・パパさんのホームシックなのでは? (^.^) 以前のブログにも、入院したら人間の子供ならお見舞いに来てくれるけれど…なんて、カプアンが病院のベット脇で見守る、仮想の写真をアップされていたほどですものね(^.^)。

栄えあるもと保護犬、カプアンたちは大丈夫。生きるための運と力を強く与えられて生まれてきた仔たちですから。祈っています!

幸多家
変なものに当たってしまいましたね…。
でも初期で良かったですね!
開腹もしなくても良いと言うのも、ちょっと安心しますよね。

退院したら盛大にパーティー!ともいかないでしょうが、
手術がつつがなく終わり、早く復帰されるよう一家揃って祈ってます!
ちゃっぴ母
36会ふぁいとで~す!!
36会も、そろそろあっちこっちと、不具合出てくるお年頃ですね。
ファイトで、乗りきってくださいね。
カプアン達は、そんなパパの気持ち察して、お利口に待っててくれますよん、きっと♪
色々心配してストレスためるのは、一番良くないですよ~!!
きららママ
早期発見出来て本当に良かったです。私は全身麻酔の経験がありますよ。起きた時「久しぶりに良く寝た!」と思いました。先生に「楽しそうだね」と言われました(汗)
わんこより人が「寂しい病」にかかりそうですが わんこたちは賢いのでちゃんと待っててくれますよ。早いご回復をお祈りしています!
べこまま
パパさんにはまだまだやらなければならないことが
いっぱいあるはずなので、ちゃんといいタイミングで発見され
そして体も少し休養を、という神様の采配だと思います。
カプアンたちも、きっと何かが違うと感じて大人になってくれますよ。

内視鏡ならダメージも少ないので大丈夫です。
ちなみに私は胃カメラ平気です。
いろいろなことを心配しても始まらないので
深い腹式呼吸をして、全ては最良の結果になると
言霊にのせて下さい。
ひーまま
主人が48歳の時、人間ドックで胃ガンの早期発見しました。
当時はまだまだ胃の切除が普通で三分の二を切り取られました。見せられました…汗
あれから15年になります。
パパさんも運が良かったです。
カプアンパパさん、家族のためは勿論、自分のためにも頑張って下さいね!
あずきママ
カプアンパパさん、こういう当たりもアリですか。
癌が疑われるとのことですが、早期発見という点では当たりですよね。

医学の進歩で、手術方法もからだにあまり傷をつけないように、負担も減らす方向になっているようです。

カプアンちゃんたちはさびしがるかもしれませんが、手術が終わって退院されたら、お元気な姿をブログでお知らせくださるのを心より待っております。
ロンママ
兄と息子が医療関係で母も癌経験者ですから、少しは詳しいです。
今は早期発見なら完治できる病気ですから、本当にラッキーでしたね。
何を隠そう、私は全身麻酔を3回経験しています(汗)ス~っと意識を失っていく瞬間が苦手なのですが、それも一瞬です。目が覚めたらすべてが終わっていますから、安心してお任せしましょう。
私も目の下のできものを早く取りたいのですが、まだ勇気がありません。なさけないですね・・・。
私が夏に入院したときは、休養だと思うようにしました。パパさんも入院中は規則正しい生活になりますから、また元気なお顔を楽しみにしています。
猫の手
何もかもがベストなタイミングでしたね。
遅くても早くても見付からなかったかもしれないことを思えば、
本当にラッキーでした。
カプアンと離れる一週間は淋しくて、
手術より辛いかもしれませんね。
不要なものはさっさと取ってすっきりしましょう。
うちのディアナも頑張っています。
パパさんママさんと元気なカプアンに会えるのを楽しみにしています。
ももクリママ
ガンは早期発見で治る病気になってきましたよね。
面倒くさいけど健康診断は大切なんだな、と改めて思います。
私の周りでも、胃がんで手術を受けた人はたくさんいますが亡くなった人は一人もいませんよ。
カプアンパパさんもきっと大丈夫!カプアンがついてますからね。
カプアンちゃん達の心配より、私はパパさんの方がカプアンシックにならないか心配です。
早く会いたくて病室で泣いちゃったりして・・・(笑)
元気になったパパさんとカプアンちゃんのお散歩姿を楽しみにしてますよ!
レオまま
おお、当たりが続いたのですね!
健診のタイミングのおかげで、そんなに初期状態で見つけられたこと素晴らしいです。
癌は本当に多い病気なのですから、あとはどれだけ早期に見つけられるか、
ということですものね。
カプアンパパさん、本当に運がいいです。
笑顔の素敵な写真を拝見したところ、カプアンパパさんには犬の神様がついていますね。
これからも幸せいっぱいですよ♪
入院中の事が気になると思いますが、読みたかった本をアレコレ選びながら
ゆっくりお過ごしくださいね。
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