カプアン通信

入院5日目



きょうは、病院の1日をご紹介しましょう。

起床は6時くらい。夜勤の看護士さんは、ほぼ一晩中働いています。
部屋の電気が付けられて、おはようございます。の声で目覚めます。
体温測定や、体調の問診があり、朝食は7:30頃運ばれます。

前夜との違いは、お茶がついてるのと、牛乳が冷たくなっただけ。



おやつも出るようになりました。
朝は10:00頃出ます。
間食が意外と多く。家にいるときより多く食べていると思います。



お昼は12:00頃。
不思議な料理が出ました。四角い黄色いものは、魚の味がするムースのようなものです。その右は蕪をミキサーして味噌をかけたようなもの。お椀は、味の薄いお吸物です。粥は三分粥に昇格しました。
左のチューブは「うめびしお」梅ジャムみたいなものです。ブドウジュースもつきました。



3時のおやつ。
ところで、病室はカーテンで仕切られてるだけで、すごく狭いのでプライバシーはほとんどありません。
右隣のおじさんは、看護士さんに声を掛けられたとき以外は、朝から晩まで、ずっと大いびきで寝ています。眠り病じゃないかと心配になります。ご家族でラーメン屋さんをやっているそうで明日手術です。
左隣のおじさんは、出されたごはんに全く手をつけず、買ってきたサンドイッチばかり食べています。きのうは、競馬をやってました。
向かいのおじさんは、携帯電話は禁止されているのに、たまにビービー鳴らして、大声で部下に指示をしています。小さな会社の経営者のようです。
そういう私もきっと不審に思われていることでしょう。



夕ご飯は18:00。
また不思議な食べ物が出ました。
大きな四角は、茶碗蒸しのような味でした。緑の四角は胡瓜で作ったババロア(?)のようなもの。しょっぱかったです。粥は三分粥になりました。
ところで、この不思議なカタチのトレーにはワケがあり、キャリーケースの仕掛けで、幅の狭い方は冷やしながら、広いほうは温めながら持ってこれる仕組みなんです。



20:00頃にも、おやつが出ます。
食べ物に関していえば、国際便エアラインの食事のように忙しいです。



汚い写真で恐縮ですが、三分粥を半分以上食べられたので点滴が外れました。
どこに行くにも、リードにつながれた犬のような状態でしたから、室内フリーの犬になれた気分です。

消灯は21時です。食事だけをご紹介しましたが、検査があったり、薬を飲んだり、先生の回診があったりで、病院の生活も結構忙しいです。



今朝のごはん。
またもや宇宙食のような食べ物が出ました。肌色の物体は魚の味でしたが、あとでナースさんに聞いたら、サケの豆腐寄せとのことでした。
手前はミカンのムース(?)



お母さんからの写メ。
今朝の散歩あとのアンジェロ。自分で高いところまで登りました。



お母さんに電話したとき、音声をiphoneのスピーカーから出るようにして、カプアンたちにお父さんの声を聞かせました。
ふたりは耳をダンボのようにして聞いていたそうです。
「お父さんは生きている!」
って思ったでしょうか?(笑)



お昼ごはん。
ようやく普通食に近い感じになってきました。粥も五分粥です。
柔らかい野菜煮、挽肉の肉ジャガ。
赤いものはデザートだと思いましたが、食べたらトマトの味がしました。たぶん、トマトジュースのゼリーです。



今日、お母さんが見舞いにきてくれました。
アンジェロは、毎日、よくごはんを食べるそうです。



カプアの足もすっかり良くなったそうです。
私の洗い物の下着など持って帰ったら、ふたりでくんくん嗅いでいたそうです。
犬ですねぇ(笑)



さっき出された晩ご飯。
ほとんど見た目は普通食です。味噌汁に具が入ったのが画期的です。中身は、春雨のように細く切られた野菜でしたが。
まだ固い食べ物はありません。実は、最近歯も痛んでいたので、そういう意味では好都合でした。退院したら、即、歯医者さん行きです。

あと2日ほどで退院できるかもしれません。
そうしたら、次回は自宅からの更新に変わるかもしれません。

コメント一覧

カプアンパパ
あずきママさん
毎食すこ~しずつ普通食に近づいているのですが、
退院まで普通食の白米は食べられそうにありません。
退院後も1週間はお粥ですって!

常に、点滴のハンガーを転がしてましたので、習慣が身につき
「フリー」になっても、しばらくは自由に動けず可笑しかったです。
ありがとうございました。
カプアンパパ
フィンファミリーさん
たぶん多少体重は減ったと思うのですが
悲しいことに腹はほとんど凹んでいません
カプアンたち頑張ってますよー。
私が帰ったら、また元通り悪い兄妹に逆戻りでは
と心配しております
ありがとうございました。
カプアンパパ
ルルのあ父さん
ありがとうございます。
明日退院のつもりで、いろいろ仕事の予定を立てていたら、退院が1日延びました。
私は無知でしたが、臓器内部は、痛みを感じないそうで、手術後も痛みはほとんどなかったです。それが内視鏡手術の大きなメリットだと思います。ただ、全身麻酔や絶食の影響もあるのか、すぐに体が元通りとはいかないようです。

私も、隣に寝ている人の顔さえわかりません。ただし、家族との会話など聞こえてくると、家族内の立場まで見えてきてしまいます(汗)
おっしゃるとおり、それぞれの世界に閉じこもっております(笑)

バルーンカテーテルは、入れるのはとても痛いそうですね。私は眠っている間だったのでよかったです。しかし、起きた後の違和感は相当でした。もう嫌です(笑)
あずきママ
カプアンパパさん、順調に快復されてお食事も普通食に近づいているんですね。食欲もおありでしょうか。

室内フリーの犬みたいとの言葉には、笑っちゃいけないけど、笑っちゃいました。無事に退院されることを祈っております。
フィンファミリー
宇宙食のような・・・
カラダの中からキレイになりそうな食事・・・
DMP(脱メタボプロジェクト)も
兼ねられそうですね(^_^;)。
係留からも解放されたことですし、
イビキにも負けず、あと少し頑張って下さいね。
カプアンも頑張ってますしね♪
ルルのあ父
もうすぐ
退院ですね。
内視鏡の手術で済んだのは本当に幸運だと思います。
私の周りにも手術をした人は多いですが
お腹を切ると、やはり予後にいろいろ問題があります。
かくいう私も腹膜炎で開腹手術をしましたが
その後10年ぐらいは体調がすぐれませんでした。

女性の部屋はおしゃべりに花が咲いているのに
男性入院患者というのは群れることがなくて
それぞれがそれぞれの世界を
構築しているのがおかしかった記憶があります。

バルーンカテーテルは辛くなかったですか?
わたしは火箸を突っ込まれているような感覚があって
非常に苦しかったです。
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