これはまだ1日目の晩。手術前最後の食事。
おかずが少なくてご飯が余ってしまうので、添付の醤油をかけて食べました。この後、水も飲めなくなりました。
お母さんが、写メを送ってくれました。
カプアンたちには、「お父さんは、お仕事で病院に行っているよ」と言い聞かせているようです。
不審に思いながら納得しようと努力しています。
2日目の朝、夜明け直前、
談話室からの眺めです。
手術当日です。
実は、私の入院直前に、またカプアの足が悪くなりました。
お母さんは、手術前の立会いに来る前に動物病院に寄ってました。
時間がないので、カプアの診察とともに、
2頭とも、夕方まで病院に預かってもらいました。
手術室までは自分で歩いて行きました。
昔は、術前の処置のため、ベッドで運ばれましたが、今は、歩いて行くことが多いそうです。
手術台は、階段を3段登るほど高く。普通のシングルベッドの半分くらいの幅しかありません。
「点滴に、麻酔薬を入れます」と言われ。酸素マスクをつけられ。「1本入りました」と聞こえても何も変わらず。麻酔が効きにくい体質なのか？と思った瞬間。
天井のライトが、漫画のように、ぐにゃぐにゃに見え。おや！？と思ったら気を失いました。
起きたら、すべて終わってました。
気持ち悪くなりすこし唾をはきましたが、胃はまったく痛くありませんでした。手術は無事終了です。
カプアンママは、先生から、切除した組織を見せられたそうです。「薄いサラミのようだった」と薄く切る技術に感心してました。
すぐに、リカバリー室に入れられました。
この部屋は眺めがいいです。遠くの左奥に見えるのは、毎晩カプアンの散歩に行く、東京ミッドタウンのタワーです。
しかし、心配していてことが起こりました。
全身麻酔後のケアのために、一晩寝たきりとなり、osikkoは、「尿道カテーテル」という管で、自然に排出させます。
思ったほど違和感は無かったのですが、刺さっているところが、場所が場所だけに、動くと痛いのです。（涙）
恐る恐る見たら、思った以上に太く、結構硬いホースなのです。考えてみたら、柔らかいホースなら、入れることはできないでしょう。
じっと固まって、我慢しました。
1泊目の晩、隣からのアラーム大きくて何度も起こされたので、カプアンママに、耳栓を買ってきてもらいました。
この機械が、心電図を計測しているのですが、電極が外れると、アラームが鳴るのです。
この部屋では3時間おきに、ナースさんが、体温、血圧、酸素濃度などを測りにきて、点滴の交換も頻繁にあるので、ナースさんはほんとうに大変です。
この日の夜勤は、20時間勤務でした。
2時間くらいの仮眠はすると、言ってましたが、すぐ呼ばれるので、ほとんど休めないでしょう。
若くて体力があればいいですが、私がこの仕事をしたら、たちまち、患者さんの薬を間違えそうです。（汗）
夜があけました。術後の内視鏡検査があるので、主治医の先生に、半分眠る薬を使ってもらい、ついでに、カテーテルを脱いてもらうことを提案しましたが、笑いながら、却下されました（涙）
結局、若いナースさんが、するするっと脱いてくれました。内臓が引っ張られるような不快感がありましたが、思ったほど痛くはなかったです。内視鏡検査のほうが辛かったです。
あとで、osikkoをしたら、空気がゴボゴボ出て驚きました。そういうものだそうです。
カプアの足はまだ悪く、散歩が短いので、アンジェロが不服なんだそうです。
きょう、お母さんが見舞いにきてくれましたが、この点滴を見て、「ビーフ味？」と聞きました。ほかにも、チキン味や、ポーク味もあるのかと（笑）
カプアとアンジェロは、お留守番を頑張っているようです。
さっき48時間ぶりに、ご飯が出ました。
といっても、重湯（お粥の上澄み）と具のない味噌汁、ホットミルクだけでした。
ホットミルクは甘い味がつけられてました。
徐々に三分粥に移り、明日いっぱいの粥が食べられたら点滴が外れるようです。
