神戸灘区岩屋の美容室エンジェライト Toshiの日記

神戸市灘区の岩屋にある美容室エンジェライトのオーナーtoshiのプライベート日記です。

神戸新聞の7日間を観て

2010-01-20 14:19:38 | Weblog
神戸の灘区と中央区の境目岩屋の美容室エンジェライトです

あの日はちょうど成人式の次の日の月曜日

ちょうどその頃勤めていたお店が連休で月火がお休み

以前から読みたかった平家物語の文庫本のを買い

夜家族が寝たあと一人で読みふけっていました

結構歴史ものが好きなので夢中になって読んでいました

1巻が終わりそろそろ寝て明日また2巻から読もうと思い

布団に入ったのが多分5時ごろ、まだ真っ暗で

最近の気候のように芯から冷えるような感じでした

布団の中でようやく温まってきて

ウトウトした頃です

突然!


ちょうど洗濯機にちゃんと洗濯物が収まってないよう状態で回ってる感じ
(最近のドラム式ではわからないかなぁ)

の音とともに背中から棒で叩き上げられるような衝撃が・・・

ドンドンドンッとかダンダンダンとかが混じったような感じで・・・

しばらく続いてシ~ンとなり(本当に静かに)

そこから横にグラグラと(本当にジェットコースターの横揺れのような感じで)

リビングからはガチャン、ガチャンと物が壊れる音が

何が起こったかはまだ理解できないままで

そのとき何をやってたかは良く覚えていませんでしたが

立ち上がって倒れてくるタンスを支えている自分がいました


その間に何分間地震ということにはまったくわからず

それこそ「テロ?」なんてこと考えながら

外に出るとあちこちから火の手が・・・

でも消防車の音もパトカーのサイレンもまったく聞こえてこない

本当に静寂の中の凄惨という表現が当てはまるような光景でした


あれから15年人為的でない自然の猛威の恐ろしさ

忘れようもありません

なぜ今頃こんなことを書くのかと思いますが

昨日録画しておいた「神戸新聞の7日間」というドラマを見ました

実際の映像も流れて、長田の火災や深江の高速の倒れた付近など

本当にあの時空や町は黒とか茶色という表現があてはまり

町が壊れた状態でした、火事になっているのに水が出ない

バケツリレーも追いつかない。ただ家が燃えているのを見ているだけ

毛布に包まった状態で放置された状態の遺体、その横を子供を抱えて

とりあえず広い公園などに非難していく人たち

今思えばなんて異様な光景だったのだろうと思います

自分もその中の一人でした

15年たつと忘れてしまう、記憶も風化してしまう

改めてドラマを見て思い出し

あの時、後にみんなが助け合い復興をしていったことを

忘れてはいけないと思い出しました

今くらいの不景気たいしたことじゃないですよ

だって物あるもの、あの時は欲しい物なかったもの


ただ気になるのがあの時も前の年政権交代ありましたよね

そのときのキーマンも同じ人だったような・・・・